大学受験数学 全国模試 第093回

この回のテストポイント

取り組み方

60分・100点満点の分野横断演習です。各小問の途中式や判断の理由も書きなさい。全100回で50種類のテストポイントを繰り返し復習します。隣り合う回では5問ともテストポイントが変わります。

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問題

第1問 数と式(20点)

\(a=\frac{1}{\sqrt{12}-\sqrt{11}}\)、\(b=\frac{1}{\sqrt{12}+\sqrt{11}}\) とする。

  1. \(a\) の分母を有理化しなさい。(10点)
  2. \\(a^2+b^2\\) を求めなさい。(10点)

第2問 図形の性質(20点)

三角形 \(ABC\) で \(AB=22\)、\(AC=33\)、\(BC=44\) とする。\(\angle A\) の内角の二等分線と \(BC\) の交点を \(D\) とする。

  1. \(BD\) と \(DC\) を求めなさい。(10点)
  2. 三角形 \(ABD\) と三角形 \(ACD\) の面積の比を求めなさい。(10点)

第3問 確率分布(20点)

成功確率 \(1/2\) の独立な試行を \(13\) 回行う。成功回数を \(X\) とする。

  1. \(X=1\) となる確率を求めなさい。(10点)
  2. \(X\) の期待値と分散を求めなさい。(10点)

第4問 式と証明(20点)

\(P(x)=x^3+ax+b\) を \(x-1\) で割った余りは \(11\)、\(x+1\) で割った余りは \(13\) である。

  1. 係数 \(a,b\) を求めなさい。(10点)
  2. \(P(x)\) を \(x-2\) で割った余りを求めなさい。(10点)

第5問 数列(20点)

\[ S=11\cdot1+11\cdot2\cdot2+11\cdot3\cdot2^2+11\cdot4\cdot2^3 \]

とする。

  1. \(2S-S\) を、同じ2の累乗の項どうしを引いて整理しなさい。(10点)
  2. \(S\) を求めなさい。(10点)

解答・解説

第1問 分母の有理化と共役な式

分母・分子に共役な式を掛けると分母は \((12)-11=1\)。よって \(a=\sqrt{12}+\sqrt{11}\)、\(b=\sqrt{12}-\sqrt{11}\)。平方の和では根号を含む交差項が打ち消し合う。

  1. 答え
    \[ \boxed{2\sqrt{3}+\sqrt{11}} \]
  2. 答え
    \[ \boxed{46} \]

第2問 角の二等分線と辺の比

角の二等分線の定理より \(BD:DC=AB:AC=2:3\)。辺全体を5等分して配分する。2つの三角形は直線 \(BC\) に対する高さが共通なので、面積比も底辺の比に一致する。

  1. 答え
    \[ \boxed{BD=\frac{88}{5},\ DC=\frac{132}{5}} \]
  2. 答え
    \[ \boxed{2:3} \]

第3問 二項分布の確率と期待値

成功する1回の位置が \(13\) 通りあり、各並びの確率は \((1/2)^{13}\)。二項分布 \(B(n,p)\) の期待値は \(np\)、分散は \(np(1-p)\) を使う。

  1. 答え
    \[ \boxed{\frac{13}{8192}} \]
  2. 答え
    \[ \boxed{E(X)=\frac{13}{2},\ V(X)=\frac{13}{4}} \]

第4問 剰余の定理と係数決定

剰余の定理で \(P(1)=1+a+b=11\)、\(P(-1)=-1-a+b=13\)。連立すると \(a=-2,b=12\)。最後の余りは \(P(2)=8+2a+b\) である。

  1. 答え
    \[ \boxed{a=-2,\ b=12} \]
  2. 答え
    \[ \boxed{16} \]

第5問 等差×等比の和とずらして引く方法

\(S/11=1+2\cdot2+3\cdot4+4\cdot8\) と \(2S/11=2+2\cdot4+3\cdot8+4\cdot16\) をそろえて引くと、\(S/11=4\cdot16-(1+2+4+8)=49\)。

  1. 答え
    \[ \boxed{2S-S=11\left(4\cdot2^4-(1+2+2^2+2^3)\right)} \]
  2. 答え
    \[ \boxed{539} \]