大学受験数学 全国模試 第071回

この回のテストポイント

取り組み方

60分・100点満点の分野横断演習です。各小問の途中式や判断の理由も書きなさい。全100回で50種類のテストポイントを繰り返し復習します。隣り合う回では5問ともテストポイントが変わります。

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問題

第1問 数と式(20点)

実数 \(x\) について、\(|x-9|\leq3\) を考える。

  1. この不等式の解を求めなさい。(10点)
  2. さらに \(x>10\) を満たす整数 \(x\) をすべて求めなさい。(10点)

第2問 平面上の曲線(20点)

放物線 \\(y^2=36x\\) を考える。

  1. 焦点の座標と準線の方程式を求めなさい。(10点)
  2. 放物線上の点 \(P=(9,18)\) から焦点までの距離を求め、準線までの距離と等しいことを確かめなさい。(10点)

第3問 統計的な推測(20点)

母標準偏差10の正規母集団から100個の独立な標本をとったところ、標本平均は \(59\) だった。母標準偏差は既知とし、95%信頼区間の式 \(\overline x\pm1.96\sigma/\sqrt n\) を用いる。

  1. 母平均の95%信頼区間を求めなさい。(10点)
  2. 同じ母標準偏差で区間の幅を半分にしたい。必要な標本数を求めなさい。(10点)

第4問 指数関数(20点)

\(4^x-(512+2)2^x+1024=0\) を考える。

  1. \(t=2^x\) とおいて、\(t\) の値をすべて求めなさい。(10点)
  2. \(x\) の値をすべて求めなさい。(10点)

第5問 数列(20点)

\[ S=9\cdot1+9\cdot2\cdot2+9\cdot3\cdot2^2+9\cdot4\cdot2^3 \]

とする。

  1. \(2S-S\) を、同じ2の累乗の項どうしを引いて整理しなさい。(10点)
  2. \(S\) を求めなさい。(10点)

解答・解説

第1問 絶対値の範囲と共通部分

絶対値は数直線上の距離なので、\(-3\leq x-9\leq3\)。第2小問ではこの区間と \(x>10\) の共通部分をとる。端点の等号の有無に注意する。

  1. 答え
    \[ \boxed{6\leq x\leq12} \]
  2. 答え
    \[ \boxed{x=11,\ 12} \]

第2問 放物線の定義と焦点・準線

標準形 \\(y^2=4px\\) の \(p\) は \(9\)。焦点は \((9,0)\)、準線は \(x=-9\)。点 \(P\) から焦点までは縦方向の距離 \(18\)、準線までは横方向の距離 \(9-(-9)=18\) で一致する。

  1. 答え
    \[ \boxed{\text{焦点}(9,0),\ \text{準線}\ x=-9} \]
  2. 答え
    \[ \boxed{\text{どちらも}\ 18} \]

第3問 母平均の信頼区間と標本数

誤差の幅は片側 \(1.96\cdot10/10=1.96\)。全幅は3.92となる。幅は \(1/\sqrt n\) に比例するので、半分にするには標本数を4倍にする。

  1. 答え
    \[ \boxed{\frac{1426}{25}\leq\mu\leq\frac{1524}{25}} \]
  2. 答え
    \[ \boxed{400} \]

第4問 置換による指数方程式

\(t>0\) に注意し、\(t^2-(512+2)t+1024=(t-2)(t-512)\) と因数分解する。2つの根はいずれも正。\(2^x=2\) または \(2^x=2^9\) に戻す。

  1. 答え
    \[ \boxed{t=2,\ 512} \]
  2. 答え
    \[ \boxed{x=1,\ 9} \]

第5問 等差×等比の和とずらして引く方法

\(S/9=1+2\cdot2+3\cdot4+4\cdot8\) と \(2S/9=2+2\cdot4+3\cdot8+4\cdot16\) をそろえて引くと、\(S/9=4\cdot16-(1+2+4+8)=49\)。

  1. 答え
    \[ \boxed{2S-S=9\left(4\cdot2^4-(1+2+2^2+2^3)\right)} \]
  2. 答え
    \[ \boxed{441} \]