大学受験数学 全国模試 第031回

この回のテストポイント

取り組み方

60分・100点満点の分野横断演習です。各小問の途中式や判断の理由も書きなさい。全100回で50種類のテストポイントを繰り返し復習します。隣り合う回では5問ともテストポイントが変わります。

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問題

第1問 数と式(20点)

実数 \(x\) について、\(|x-5|\leq3\) を考える。

  1. この不等式の解を求めなさい。(10点)
  2. さらに \(x>6\) を満たす整数 \(x\) をすべて求めなさい。(10点)

第2問 図形と方程式(20点)

円 \((x-5)^2+(y-2)^2=25\) と、その上の点 \(P=(8,6)\) を考える。

  1. 円の中心と半径を求めなさい。(10点)
  2. 点 \(P\) における接線の方程式を求めなさい。(10点)

第3問 場合の数(20点)

A、Bを含む互いに異なる \(8\) 人が一列に並ぶ。階乗 \(n!\) を用いて答えてよい。

  1. AとBが隣り合う並び方は何通りか。(10点)
  2. AとBが隣り合わない並び方は何通りか。(10点)

第4問 式と証明(20点)

\(P(x)=x^3+ax+b\) を \(x-1\) で割った余りは \(5\)、\(x+1\) で割った余りは \(7\) である。

  1. 係数 \(a,b\) を求めなさい。(10点)
  2. \(P(x)\) を \(x-2\) で割った余りを求めなさい。(10点)

第5問 複素数平面(20点)

複素数平面上の点Aは \(z=5+i\) を表す。原点を中心に反時計回りに \(90^\circ\) 回転した点をBとする。

  1. Bを表す複素数 \(w\) を求めなさい。(10点)
  2. 線分ABの長さの2乗を求めなさい。(10点)

解答・解説

第1問 絶対値の範囲と共通部分

絶対値は数直線上の距離なので、\(-3\leq x-5\leq3\)。第2小問ではこの区間と \(x>6\) の共通部分をとる。端点の等号の有無に注意する。

  1. 答え
    \[ \boxed{2\leq x\leq8} \]
  2. 答え
    \[ \boxed{x=7,\ 8} \]

第2問 円の方程式と接線

標準形から中心は \((5,2)\)、半径は5。半径の方向は \((3,4)\) なので接線の法線ベクトルも \((3,4)\)。\(3(x-8)+4(y-6)=0\) を整理する。

  1. 答え
    \[ \boxed{\text{中心}(5,2),\ \text{半径}5} \]
  2. 答え
    \[ \boxed{3x+4y=48} \]

第3問 順列の隣接条件と余事象

AとBを1組とみると、組を含む \(7\) 個の並べ方は \(7!\) 通り。組内の順序は2通りである。隣り合わない並び方は全体 \(8!\) から隣り合う並び方を引く。

  1. 答え
    \[ \boxed{2\cdot7!} \]
  2. 答え
    \[ \boxed{8!-2\cdot7!} \]

第4問 剰余の定理と係数決定

剰余の定理で \(P(1)=1+a+b=5\)、\(P(-1)=-1-a+b=7\)。連立すると \(a=-2,b=6\)。最後の余りは \(P(2)=8+2a+b\) である。

  1. 答え
    \[ \boxed{a=-2,\ b=6} \]
  2. 答え
    \[ \boxed{10} \]

第5問 複素数の乗法による回転

反時計回りの \(90^\circ\) 回転は \(i\) を掛ける操作である。\(w=i(5+i)=-1+5i\)。\(w-z=(-6)+4i\) の絶対値の2乗は実部と虚部の平方和。

  1. 答え
    \[ \boxed{w=-1+5i} \]
  2. 答え
    \[ \boxed{52} \]