大学受験数学 全国模試 第012回

この回のテストポイント

取り組み方

60分・100点満点の分野横断演習です。各小問の途中式や判断の理由も書きなさい。全100回で50種類のテストポイントを繰り返し復習します。隣り合う回では5問ともテストポイントが変わります。

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問題

第1問 集合と命題(20点)

全体集合を \(U=\{1,2,\ldots,9\}\) とし、\(A=\{x\in U\mid x\leq6\}\)、\(B=\{x\in U\mid 3\leq x\leq4\}\) とする。

  1. 集合 \(A\cap\overline{B}\) の要素の個数を求めなさい。(10点)
  2. 条件「\(x\in A\)」は条件「\(x\in B\)」の必要条件・十分条件・必要十分条件・いずれでもない、のどれか答えなさい。(10点)

第2問 図形の性質(20点)

円の外部の点 \(P\) から引いた割線が円と近い順に \(A,B\) で交わり、\(PA=3\)、\(PB=12\) とする。\(P\) から円に引いた接線の接点を \(T\) とする。

  1. 接線の長さ \(PT\) を求めなさい。(10点)
  2. 同じ点 \(P\) を通る別の割線の交点を近い順に \(C,D\) とし、\(PC=2\) のとき \(PD\) を求めなさい。(10点)

第3問 統計的な推測(20点)

母平均 \(3\)、母標準偏差4の正規母集団から、独立に16個を抽出し、標本平均を \(\overline X\) とする。標準正規変数 \(Z\) について \(P(-1\leq Z\leq1)=0.6826\) を使ってよい。

  1. \(\overline X\) の期待値と標準偏差を求めなさい。(10点)
  2. \(P(2\leq\overline X\leq4)\) を求めなさい。(10点)

第4問 三角関数(20点)

\(f(\theta)=3\sin\theta+3\cos\theta\)、\(0\leq\theta<2\pi\) とする。

  1. \(f(\theta)\) を \(R\sin(\theta+\alpha)\) の形で表しなさい。ただし \(R>0\)、\(0<\alpha<\pi/2\)。(10点)
  2. 最大値と、そのときの \(\theta\) を求めなさい。(10点)

第5問 数列(20点)

初項 \(3\)、公比2の等比数列を \(\{a_n\}\) とする。

  1. 初項から第 \(n\) 項までの和 \(S_n\) を求めなさい。(10点)
  2. \(S_n=93\) となる \(n\) を求めなさい。(10点)

解答・解説

第1問 集合の包含関係と必要十分条件

\(B\subset A\) で、\(B\) の要素は2個。\(A\cap\overline B\) は \(A\) からこの2個を除いた集合である。\(x\in B\Rightarrow x\in A\) は成り立つが、例えば \(x=1\) では逆が成り立たない。

  1. 答え
    \[ \boxed{4} \]
  2. 答え
    \[ \boxed{\text{必要条件}} \]

第2問 円の接線と方べき

方べきの定理より \(PT^2=PA\cdot PB=36\)。別の割線でも \(PC\cdot PD=36\) である。長さは正なので平方根の正の値をとる。

  1. 答え
    \[ \boxed{6} \]
  2. 答え
    \[ \boxed{18} \]

第3問 標本平均の分布と標準化

標本平均の期待値は母平均、標準偏差は \(\sigma/\sqrt n=4/4=1\)。\(Z=(\overline X-3)/1\) と標準化すると、指定区間は \(-1\leq Z\leq1\) に対応する。

  1. 答え
    \[ \boxed{E(\overline X)=3,\ \text{標準偏差}=1} \]
  2. 答え
    \[ \boxed{0.6826} \]

第4問 三角関数の合成と最大値

加法定理の係数を比べると \(R\cos\alpha=3\)、\(R\sin\alpha=3\)。よって \(R=3\sqrt2\)、\(\alpha=\pi/4\)。最大は \(\sin(\theta+\pi/4)=1\) のときである。

  1. 答え
    \[ \boxed{3\sqrt2\sin\left(\theta+\frac\pi4\right)} \]
  2. 答え
    \[ \boxed{\text{最大値}=3\sqrt2,\ \theta=\frac\pi4} \]

第5問 等比数列の和から項数を逆算

等比数列の和より \(S_n=3(2^n-1)/(2-1)\)。指定された和から \(2^n-1=31\)、つまり \(2^n=32\) を解く。

  1. 答え
    \[ \boxed{S_n=3(2^n-1)} \]
  2. 答え
    \[ \boxed{n=5} \]