第6章 空間図形 | 中1から始める数学教材
要約
第6章・中1の本編。通常の配当学年は中学1年です。前提は「第5章:円とおうぎ形」。未習なら先にそこへ戻りましょう。
- 直線・平面の位置関係を見分ける
- 展開図と回転体を考える
- 柱体・錐体・球の表面積と体積を求める
関連ドリル:第6章 空間図形・8問
学習案内:全22章の目次
1. 基本を学ぶ
空間での位置関係
空間内の異なる2直線には、交わる・平行・ねじれの位置があります。ねじれの位置では、交わらず平行でもありません。同じ平面上にはない2直線です。直線が平面に垂直とは、交点を通るその平面上のどの直線にも垂直になることです。2平面は、平行でなければ直線で交わります。
立体と展開図
柱体は底面の形を平行に動かしてできる立体です。円柱の側面を開くと長方形になり、横が底面の円周、縦が高さです。直角三角形を直角をはさむ1辺のまわりに1回転させると円錐になります。
体積と表面積
底面積を S、高さを h とすると、柱体の体積は Sh、錐体の体積は \frac13Sh です。高さは底面までの垂直な距離です。表面積は外側の面積をすべて足します。
\[
\text{円柱の表面積}=2\pi r^2+2\pi rh\\ \text{円錐の表面積}=\pi r^2+\pi rl\\ \text{球の表面積}=4\pi r^2,\qquad \text{球の体積}=\frac43\pi r^3
\]
円錐の l は頂点から底面の円周までの斜めの長さ(母線)です。側面のおうぎ形は半径 l、弧の長さ 2\pi r です。
2. 例題で確かめる
底面の半径3cm、高さ4cm、母線5cmの円錐では、
\[
\text{体積}=\frac13\times9\pi\times4=12\pi\;\text{cm}^3\\ \text{表面積}=9\pi+\pi\times3\times5=24\pi\;\text{cm}^2
\]
体積には高さ4cm、側面積には母線5cmを使います。
3. 間違えやすい点
体積の高さと円錐の母線は異なります。単位の2乗・3乗も確認しましょう。
確認問題
解答を見る前に、ノートに途中式や理由を書きましょう。
問1
底面積12cm²、高さ5cmの角柱の体積を求めなさい。
問2
半径2cmの球の表面積を求めなさい。
解答・解説
問1
12×5=60cm³です。
問2
\[
4\pi\times2^2=16\pi\;\text{cm}^2
\]
まとめ
- 直線・平面の位置関係を見分ける
- 展開図と回転体を考える
- 柱体・錐体・球の表面積と体積を求める
確認問題を自力で解けたら、関連ドリルへ進みます。間違えたときは、例題を読み直してから、解答を隠してもう一度解きましょう。