第19章 相似な図形 | 中1から始める数学教材

要約

第19章・中3の先取り編。通常の配当学年は中学3年です。前提は「第4・11・12章:比・合同・図形の性質」。未習なら先にそこへ戻りましょう。

1. 基本を学ぶ

相似の意味

一方を拡大・縮小すると他方に重なる図形を相似といいます。対応する角は等しく、対応する辺の比は一定です。△ABC∽△DEFなら、A↔D、B↔E、C↔Fの順を守ります。

三角形の相似条件は、3組の辺の比がすべて等しい、2組の辺の比とその間の角がそれぞれ等しい、2組の角がそれぞれ等しい、の3つです。

平行線と線分の比

三角形ABCの辺AB上にD、辺AC上にEを取り、DE∥BCとすると、△ADE∽△ABCです。

\[ AD:AB=AE:AC=DE:BC,\qquad AD:DB=AE:EC \]

D、EがそれぞれAB、ACの中点なら、DE∥BCで DE=\frac12BC。これが中点連結定理です。

面積比と体積比

相似比が m:n なら、面積比は m^2:n^2、相似な立体の体積比は m^3:n^3 です。長さ・面積・体積で同じ比を使わないようにします。

三角形ABCの辺AB上にD、AC上にEを取り、DEとBCが平行な図 ABCDEDE ∥ BC

2. 例題で確かめる

△ABCでDはAB上、EはAC上にあり、DE∥BCとします。AD=4cm、AB=10cm、BC=15cmなら、

\[ \frac{DE}{15}=\frac4{10}\quad\Rightarrow\quad DE=6\;\text{cm} \]

比べるのは小さい三角形の辺と大きい三角形の対応する辺です。

3. 間違えやすい点

辺の比、面積比、体積比の違いを確認し、対応する頂点の順をそろえます。

確認問題

解答を見る前に、ノートに途中式や理由を書きましょう。

問1

相似比2:5の図形で、小さい方の辺が6cmです。対応する大きい方の辺を求めなさい。

問2

相似比3:4の図形の面積比を求めなさい。

解答・解説

問1

6×5÷2=15cmです。

問2

3²:4²=9:16です。

まとめ