第17章 二次方程式 | 中1から始める数学教材
要約
第17章・中3の先取り編。通常の配当学年は中学3年です。前提は「第3・15・16章:一次方程式・因数分解・平方根」。未習なら先にそこへ戻りましょう。
- 因数分解・平方根・解の公式を使い分ける
- 平方完成の考え方を知る
- 文章題で解の適否を判断する
関連ドリル:第17章 二次方程式・8問
学習案内:全22章の目次
1. 基本を学ぶ
二次方程式
整理すると ax^2+bx+c=0(a\ne0)になる方程式です。積が0なら、少なくとも一方が0という性質を使えます。
\[
(x-2)(x+3)=0\quad\Rightarrow\quad x=2,-3
\]
x^2=9 の解は±3です。x で割ってしまうと、x=0 という解を失うことがあるので注意します。
平方根と平方完成
(x+p)^2=q なら、q\geqq0 のとき x+p=\pm\sqrt q。例えば x^2+4x-1=0 は両辺に5を加えると (x+2)^2=5 となり、x=-2\pm\sqrt5 です。このように平方の形を作る操作を平方完成といいます。
解の公式
\[
x=\frac{-b\pm\sqrt{b^2-4ac}}{2a}
\]
中学校で扱う実数の範囲では、根号内が負なら解はありません。0なら解は1つです。文章題では、長さが負になる解などを除きます。
2. 例題で確かめる
縦が横より3cm長く、面積が40cm²の長方形を考えます。横を x cmとすると、
\[
x(x+3)=40\\ x^2+3x-40=(x+8)(x-5)=0
\]
解は−8と5ですが、長さは正なので横5cm、縦8cmです。
3. 間違えやすい点
平方根を使う解法では±を忘れず、文章題では条件に合わない解を除きます。
確認問題
解答を見る前に、ノートに途中式や理由を書きましょう。
問1
解きなさい。
\[
x^2=16
\]
問2
解きなさい。
\[
x^2-3x=0
\]
解答・解説
問1
\[
x=\pm4
\]
問2
\[
x(x-3)=0\quad\Rightarrow\quad x=0,3
\]
まとめ
- 因数分解・平方根・解の公式を使い分ける
- 平方完成の考え方を知る
- 文章題で解の適否を判断する
確認問題を自力で解けたら、関連ドリルへ進みます。間違えたときは、例題を読み直してから、解答を隠してもう一度解きましょう。