立命館大学 文系・数学IIまで 数学記述模試 第062回

この回のテストポイント

試験の条件と取り組み方

この模試の演習範囲は数学I(全範囲)/数学A(図形の性質・場合の数と確率)/数学II(全範囲)/数学B(数列)/数学C(ベクトル)です。問題・解答は独自に作成したものです。途中式、場合分け、証明の根拠も書きなさい。

大学公式の入試情報・公開問題を参照した対策用のオリジナル模試です。標準計算と、条件整理・図形の立式・記述の応用を組み合わせます。演習範囲・時間・大問数・満点・小問配点は本模試の設計です。実際の入試の時間・配点・出題形式を再現したものではありません。資料確認日:2026-10-04。出願時の試験条件は大学の最新募集要項で確認してください。

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問題

第1問 三次関数の増減・接線・定積分(25点)

\(f(x)=x^3-27x^2\) とする。

(1)極大値と極小値を求めなさい。(7点)

(2)\(x=9\) における接線を求めなさい。(7点)

(3)\(\int_0^{27} f(x)\,dx\) を求めなさい。(11点)


第2問 三次方程式の実数解の個数(25点)

実数 \(a\) に対し、方程式 \(x^3-243x=a\) を考える。

(1)左辺の関数の極大値と極小値を求めなさい。(7点)

(2)異なる3つの実数解をもつための必要十分条件を求め、理由を説明しなさい。(7点)

(3)異なる実数解がちょうど2つとなる場合のパラメータと、そのときの解をすべて求めなさい。(11点)


第3問 線分上の点と内積・最大最小(25点)

\(O(0,0),B(18,0),C(0,9)\) とする。Pは線分BC上を動く。

(1)Pを1つの実数パラメータで表し、その範囲を示しなさい。(7点)

(2)距離OPが最小になる点と最小距離を求めなさい。垂直性も確認しなさい。(7点)

(3)Pから2つの座標軸に垂線を下ろして作る長方形の面積の最大値を求めなさい。(11点)


第4問 非復元抽出の組合せと期待値(25点)

袋に赤玉18個、青玉9個がある。玉を戻さず順に3個取り出す。赤玉の数をXとする。

(1)赤2個、青1個となる確率を求めなさい。(7点)

(2)赤玉の個数Xの期待値を求めなさい。(7点)

(3)赤2個、青1個だったという条件で、最初の玉が赤だった確率を求めなさい。(11点)


解答・解説

第1問 三次関数の増減・接線・定積分

(1)

\(f\prime(x)=3x(x-18)\)。符号を調べるとx=0で極大、x=18で極小。

\[ \boxed{\text{極大値 }0,\quad\text{極小値 }-2916} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

傾きは \(-243\)、接点のy座標は \(-1458\)。点傾きの式で接線を求める。

\[ \boxed{y=-243x+729} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

多項式を項別に積分し、上端と下端の値の差をとる。定積分は符号付きの値である。

\[ \boxed{-\frac{177147}{4}} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。

第2問 三次方程式の実数解の個数

(1)

\(f'(x)=3(x-9)(x+9)\)。増減は順に増加・減少・増加なので、\(x=-9\) で極大、\(x=9\) で極小となる。

\[ \boxed{\text{極大値 }1458,\quad\text{極小値 }-1458} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

水平線が3つの単調な部分にそれぞれ1回交わる条件は、高さが極小値より大きく極大値より小さいことである。端点では接して重解をもつため除く。

\[ \boxed{-1458<a<1458} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

\(a=1458\) では \(f(x)-a=(x-18)(x+9)^2\)。\(a=-1458\) では \(f(x)-a=(x+18)(x-9)^2\)。

\[ \boxed{a=1458:x=-9,18;\quad a=-1458:x=-18,9} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。

第3問 線分上の点と内積・最大最小

(1)

\(P=(1-t)B+tC\) とおく。線分上なので \(0\le t\le1\)。

\[ \boxed{P=(18(1-t),9t),\quad0\le t\le1} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

\[ OP^2=81(5t^2-8t+4)=581(t-4/5)^2+481/5 \]

。最小のtは区間内にあり、\(\overrightarrow{BC}=(-18,9)\) とOPの内積は0。

\[ \boxed{P=(\frac{18}{5},\frac{36}{5}),\quad\min OP=\frac{18}{5}\sqrt{5}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

長方形の面積は

\[ 162t(1-t)=\frac{81}{2}-162(t-1/2)^2 \]

。端点では面積0、内部の頂点で最大。

\[ \boxed{\max S=\frac{81}{2},\quad P=(9,\frac{9}{2})} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。

第4問 非復元抽出の組合せと期待値

(1)

色ごとに玉を選ぶ組合せの積を、全体から3個選ぶ組合せで割る。

\[ \boxed{\frac{153}{325}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

各回が赤である指示変数の和で表す。各回の周辺確率は2/3で、期待値の加法性を使う。

\[ \boxed{2} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

条件の下で青玉の位置は3通りが等確率。最初が赤なのは残りの2通り。

\[ \boxed{\frac23} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。