立命館大学 文系・数学IIまで 数学記述模試 第061回

この回のテストポイント

試験の条件と取り組み方

この模試の演習範囲は数学I(全範囲)/数学A(図形の性質・場合の数と確率)/数学II(全範囲)/数学B(数列)/数学C(ベクトル)です。問題・解答は独自に作成したものです。途中式、場合分け、証明の根拠も書きなさい。

大学公式の入試情報・公開問題を参照した対策用のオリジナル模試です。標準計算と、条件整理・図形の立式・記述の応用を組み合わせます。演習範囲・時間・大問数・満点・小問配点は本模試の設計です。実際の入試の時間・配点・出題形式を再現したものではありません。資料確認日:2026-10-04。出願時の試験条件は大学の最新募集要項で確認してください。

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問題

第1問 逆数で線形化し差を足す(25点)

\[ a_1=1/9,\ a_{n+1}=a_n/(1+a_n) \]

で数列を定める。

(1)すべての項が正であることを確認し、一般項を求めなさい。(7点)

(2)\(\sum_{j=1}^n a_ja_{j+1}\) を求めなさい。(7点)

(3)\(\prod_{j=1}^n(1+a_j)\) を求めなさい。(11点)


第2問 二次方程式の解の符号(25点)

実数tに対し \\(x^2-2tx+81=0\\) を考える。

(1)実数解をもつtの範囲を求めなさい。(7点)

(2)異なる2つの正の実数解をもつtの範囲を求めなさい。(7点)

(3)2つの実数解をα,βとするとき、逆数の和をtで表しなさい。(11点)


第3問 円の弦と三角形の面積の最大化(25点)

円 \\(x^2+y^2=81\\) の内部の点 \(Q(\frac{9}{2},0)\) を通る直線が、円とA、Bで交わる。

(1)直線が鉛直のとき、2つの交点を求めなさい。(7点)

(2)直線の傾きを実数mとするとき、弦ABの長さを求めなさい。(7点)

(3)鉛直の直線も含め、原点OとA、Bでできる三角形の面積の最大値を求め、等号が成り立つ直線を示しなさい。(11点)


第4問 集合の包含と人数の計算(25点)

45人のクラスで、集合Aの人数は27人、集合Bは18人、両方に属する人数は9人とする。

(1)少なくとも一方に属する人数を求めなさい。(7点)

(2)どちらにも属さない人数を求めなさい。(7点)

(3)一方だけに属する人数を求めなさい。(11点)


解答・解説

第1問 逆数で線形化し差を足す

(1)

初項が正で、正の項から次の正の項が作られるので帰納的にすべて正。逆数をとると \(1/a_{n+1}=1/a_n+1\)。

\[ \boxed{a_n=\frac1{n+8}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

漸化式から

\[ a_j-a_{j+1}=a_j^2/(1+a_j)=a_ja_{j+1} \]

。和をとると中間の項が消える。

\[ \boxed{\frac1{9}-\frac1{n+9}=\frac{n}{9(n+9)}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

漸化式を変形すると \(1+a_j=a_j/a_{j+1}\)。積では中間の項が約分される。

\[ \boxed{\frac{n+9}{9}} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。

第2問 二次方程式の解の符号

(1)

判別式は \(4(t^2-81)\)。0以上となる範囲を求める。

\[ \boxed{t\le-9\ \text{または}\ t\ge9} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

解の積は正で、和が正なら両方正になる。重解を除くため判別式は正とする。

\[ \boxed{t>9} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

解の積は \(81\)、和は2t。積が0ではないので逆数が定義できる。

\[ \boxed{\frac1\alpha+\frac1\beta=\frac{2t}{81}} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。

第3問 円の弦と三角形の面積の最大化

(1)

\(x=\frac{9}{2}\) を円の式に代入する。\\(y^2=\frac{243}{4}\\)。

\[ \boxed{(\frac{9}{2},\pm \frac{9}{2}\sqrt{3})} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

直線は \(mx-y-\frac{9}{2}m=0\)。原点からの距離をdとすると \(d^2=\frac{81m^2}{4(1+m^2)}\)。弦の半分と距離と半径で直角三角形を作り、\(AB=2\sqrt{81-d^2}\)。

\[ \boxed{AB=9\sqrt{\frac{4+3m^2}{1+m^2}}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

直線がQを通るので \(0\le d\le9/2\)。面積の2乗は \(d^2(81-d^2)\)。\(s=d^2\) とおくと \(s(81-s)\) は \(0\le s\le81/4\) で増加する。距離が最大となるのは鉛直の直線。

\[ \boxed{\max S=\frac{81}{4}\sqrt{3},\quad x=\frac{9}{2}} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。

第4問 集合の包含と人数の計算

(1)

AとBの人数の和では共通部分を2回数えるため1回分引く。

\[ \boxed{36} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

全体から和集合の人数を引く。

\[ \boxed{9} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

和集合から共通部分を引く。

\[ \boxed{27} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。