順天堂大学 国際教養・数学I・A 数学記述模試 第060回
この回のテストポイント
- 第1問:解と係数の関係と対称式
- 第2問:反復試行と条件付き確率
- 第3問:データの変換と分散
試験の条件と取り組み方
この模試の演習範囲は数学I(全範囲)/数学A(図形の性質・場合の数と確率)です。問題・解答は独自に作成したものです。途中式、場合分け、証明の根拠も書きなさい。
大学公式の入試情報・公開問題を参照した対策用のオリジナル模試です。数学I・Aに絞り、二次関数・データの分析・三角比・場合の数と確率を組み合わせます。演習範囲・時間・大問数・満点・小問配点は本模試の設計です。実際の入試の時間・配点・出題形式を再現したものではありません。資料確認日:2026-10-04。出願時の試験条件は大学の最新募集要項で確認してください。
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問題
第1問 解と係数の関係と対称式(34点)
方程式 \\(x^2-15x+50=0\\) の2解をα,βとする。
(1)2解を求めなさい。(10点)
(2)解の2乗の和を求めなさい。(10点)
(3)解の差の絶対値と逆数の和を求めなさい。(14点)
第2問 反復試行と条件付き確率(33点)
公平な硬貨を5回投げる。表の回数をXとする。
(1)表がちょうど2回出る確率を求めなさい。(9点)
(2)表が少なくとも1回出る確率を求めなさい。(9点)
(3)表が少なくとも1回出たという条件で、ちょうど2回出た確率を求めなさい。(15点)
第3問 データの変換と分散(33点)
5個のデータは \(3,4,5,6,7\) である。分散は偏差の2乗の平均で定義する。各データxをy=2x+3に変換する。
(1)元のデータの平均・分散を求めなさい。(9点)
(2)変換後の平均・分散を求めなさい。(9点)
(3)元のデータと変換後のデータの相関係数を求め、符号の理由を説明しなさい。(15点)
解答・解説
第1問 解と係数の関係と対称式
(1)
\((x-5)(x-10)=0\) と因数分解する。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に5点。
(2)
解の和の2乗から解の積の2倍を引いても計算できる。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に5点。
(3)
2解を代入し、差の絶対値をとる。逆数の和は解の和を積で割る。
採点の目安:考え方と立式に7点、結論と条件の確認に7点。
第2問 反復試行と条件付き確率
(1)
表が出る2回を選ぶ方法は \(5\) 個の位置から2個選ぶ組合せ。各列の確率は同じ。
採点の目安:考え方と立式に4点、結論と条件の確認に5点。
(2)
余事象はすべて裏である1列。全体からこの確率を引く。
採点の目安:考え方と立式に4点、結論と条件の確認に5点。
(3)
ちょうど2回表が出る事象は条件の事象に含まれるので、前2問の確率の比をとる。
採点の目安:考え方と立式に7点、結論と条件の確認に8点。
第3問 データの変換と分散
(1)
平均は中央の \(5\)。偏差は −2,−1,0,1,2 なので2乗和を5で割る。
採点の目安:考え方と立式に4点、結論と条件の確認に5点。
(2)
平均は同じ一次式で変換され、各偏差は2倍になる。偏差の2乗の平均は4倍になる。
採点の目安:考え方と立式に4点、結論と条件の確認に5点。
(3)
共分散は元の分散の2倍。標準偏差の積も元の分散の2倍であり、正の傾きの完全な直線関係となる。
採点の目安:考え方と立式に7点、結論と条件の確認に8点。