数学C|数学的な表現の工夫(行列を含む) ドリル第34回(総合復習)
注意事項
各問10点(答え4点・途中式または根拠6点)。答えだけでなく理由を書きましょう。解答に示す式と同値の表現も正解です。図形は文中の配置に従って補助図を描いてください。【発展】は行列の学習を深めたい人向けです。
問題
問題1|行列の実数倍
A=\(\begin{pmatrix}3&4\\1&7\end{pmatrix}\)。全成分を2倍する定義で、2Aを求めなさい。
問題2|離散グラフと隣接行列
頂点A,B,Cをもつ無向グラフで、辺AB、BCがあります。各辺の移動時間は3分です。頂点順A,B,Cの隣接行列を作り、AからCへの最短移動時間を求めなさい。
問題3|ネットワークの最短経路
道路AB=7km、BC=2km、AC=10kmだけがある無向ネットワークです。AからCへの最短経路と距離を求めなさい。
問題4|グラフの軸の読み取り
売上が700万円から702万円へ増加しました。縦軸の最小値を699万円にすると大幅な増加に見えます。増加率を求め、表示上の注意を述べなさい。
問題5|発展:逆行列
【発展】A=\(\begin{pmatrix}1&3\\0&1\end{pmatrix}\)に対し、AB=BA=IとなるBを求めなさい。Iは対角成分が1で他が0の単位行列です。
解答・解説
解答1|行列の実数倍
行列の全ての成分に同じ倍率を掛けます。
\[
\boxed{\begin{pmatrix}6&8\\2&14\end{pmatrix}}
\]
解答2|離散グラフと隣接行列
直接の辺がある成分を1にします。AからCはBを経由する2辺なので2a分です。
\[
\boxed{\begin{pmatrix}0&1&0\\1&0&1\\0&1&0\end{pmatrix},\quad6\text{分}}
\]
解答3|ネットワークの最短経路
直行はa+b+c、B経由はa+b。c>0なのでB経由の方が短くなります。
\[
\boxed{A\to B\to C,\quad9\text{km}}
\]
解答4|グラフの軸の読み取り
増加率は増加量b÷元の売上100a×100%。軸を途中から始めると変化が大きく見えるため、目盛りや切断を明記します。
\[
\boxed{\frac{2}{7}\%}
\]
解答5|発展:逆行列
非対角成分を打ち消すよう符号を変えます。両方の順序で掛けて単位行列になることを確認できます。
\[
\boxed{B=\begin{pmatrix}1&-3\\0&1\end{pmatrix}}
\]
復習記録
得点:____ / 50点 解き直す問題:____ 次回までに確認する公式・条件:____