早稲田大学系属早稲田実業学校高等部対策 数学模擬試験 第087回
出題範囲と取り組み方
中学数学の発展範囲で解ける高校入試対策です。高校の数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Cは前提にしません。各回の問題と解答・解説は独自作成です。
式の操作・動点・面積比と、整数・場合の数を横断する演習。図形は問題文の条件から自分で図を描き、途中式・場合分け・証明の理由を記述しなさい。長さはcm、面積はcm²、体積はcm³で答えます。円周率はπのまま残します。
学校公式の入試案内(確認日:2026年10月4日)。学校別に学習の重点を設定した対策用オリジナル模試です。時間・大問数・配点・重点分野は本教材の演習設計です。年度別の出題傾向を分析して本番の形式を再現したものではありません。
問題
第1問 整数条件・積の最大値の証明(20点)
正の整数x,yがx+y=225を満たします。
(1)xyをxの式で表しなさい。(4点)
(2)xyの最大値と、それを与える組(x,y)をすべて求めなさい。(6点)
(3)最大値が12656以下であることを、(x−y)²を使って証明しなさい。(10点)
第2問 放物線と弦・三角形の面積最大(20点)
放物線y=x²上にA(−111,12321)、B(3,9)があります。P(t,t²)は−111≦t≦3を動きます。
(1)直線ABの式を求めなさい。(4点)
(2)三角形ABPの面積Sをtの式で表しなさい。(6点)
(3)Sの最大値と、そのときのtを求め、最大である理由を示しなさい。(10点)
第3問 折り返し・垂直二等分線と面積(20点)
長方形ABCDをA(0,0)、B(222,0)、C(222,6)、D(0,6)と置きます。AがCに重なるように折ると、折り目はABとP、CDとQで交わります。
(1)Pのx座標を求めなさい。(4点)
(2)Qのx座標を求めなさい。(6点)
(3)四角形APQDの面積を求めなさい。(10点)
第4問 規則性・部分和から各項を復元(20点)
第1段から第k段までの玉の合計が\(111k^2+3k\)個になるように並べます。kは正の整数です。
(1)第1段と第2段の玉の個数をそれぞれ求めなさい。(4点)
(2)第k段の玉の個数をkの式で表し、理由を説明しなさい。(6点)
(3)第5段から第10段までの合計個数を求めなさい。(10点)
第5問 確率・戻さない抽出と情報による絞り込み(20点)
袋に赤玉111個、白玉3個があります。よく混ぜて同時に2個取り出します。どの2個の組も同様に確からしいとします。
(1)赤白1個ずつである確率を求めなさい。(4点)
(2)2個が同じ色である確率を求めなさい。(6点)
(3)「少なくとも1個は赤であった」と分かったとき、2個とも赤である確率を求めなさい。(10点)
解答・解説
第1問
(1)
y=225−xよりxy=x(225−x)です。
答え:\\(\boxed{-x^2+225x}\\)
採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。
(2)
\(xy=\frac{225^2-(2x-225)^2}{4}\)。整数xでは2x−225の絶対値が最小になる中央の整数を選びます。
答え:\(\boxed{12656,\ (x,y)=(112,113),(113,112)}\)
採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。
(3)
\(4xy=225^2-(x-y)^2\)。x−yは奇数なのでその2乗は1以上です。よってxy≦12656。差が±1で等号です。
答え:\\(\boxed{xy\leq 12656}\\)
採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。
第2問
(1)
傾きは(9−12321)/(114)=-108。Aを代入すると切片は333です。
答え:\(\boxed{y=(-108)x+333}\)
採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。
(2)
Pと同じx座標の弦上の点をQとするとPQ=(-108)t+333−t²=(t+111)(3−t)。面積は左右に分けてPQ×(114)/2です。
答え:\(\boxed{S=\frac{114}2(t+111)(3-t)}\)
採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。
(3)
(t+111)(3−t)=\(\frac{12996}4-(t+54)^2\)。2乗の項が0で最大になり、そのtは指定区間内です。
答え:\(\boxed{S_{\max}=185193,\ t=-54}\)
採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。
第3問
(1)
PA=PCよりx²=(222−x)²+36。整理して2×222x=49320です。横の長さが縦より大きいので0<x<222を満たします。
答え:\(\boxed{\frac{4110}{37}}\)
採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。
(2)
QA=QCよりx²+36=(222−x)²。よってx=(49284−36)/(2×222)です。これも辺CD上です。
答え:\(\boxed{\frac{4104}{37}}\)
採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。
(3)
APとDQが平行な台形です。両底辺の和は222、高さは6なので面積は222×6/2です。
答え:\(\boxed{666}\)
採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。
第4問
(1)
第1段は111+3。第2段は第2段までの合計(450)から第1段を引きます。
答え:\(\boxed{114,\ 336}\)
採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。
(2)
k≧2では111k²+3k−{111(k−1)²+3(k−1)}=222k−108。k=1でも第1段の値と一致します。
答え:\(\boxed{222k-108}\)
採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。
(3)
第10段までの合計から第4段までの合計を引きます。下限は第5段なので引くのは第4段までです。
答え:\(\boxed{9342}\)
採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。
第5問
(1)
全体は114×113/2=6441組。異色の組は111×3=333組です。
答え:\(\boxed{\frac{111}{2147}}\)
採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。
(2)
赤2個は111×110/2組、白2個は3×2/2組なので合計6108組です。
答え:\(\boxed{\frac{2036}{2147}}\)
採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。
(3)
条件に合う組は全体から白2個を除いた6438組。どれも元々等確率なので、そのうち赤2個の6105組の割合を求めます。
答え:\(\boxed{\frac{55}{58}}\)
採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。
復習記録
| 大問 | 得点 / 20 | 間違えた条件・次に確かめること |
|---|---|---|
| 第1問 | ||
| 第2問 | ||
| 第3問 | ||
| 第4問 | ||
| 第5問 |
合計:__ / 100点。解き直しでは答えを隠して、式や図を作るところから取り組みます。