早稲田大学系属早稲田実業学校高等部対策 数学模擬試験 第040回

出題範囲と取り組み方

中学数学の発展範囲で解ける高校入試対策です。高校の数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Cは前提にしません。各回の問題と解答・解説は独自作成です。

式の操作・動点・面積比と、整数・場合の数を横断する演習。図形は問題文の条件から自分で図を描き、途中式・場合分け・証明の理由を記述しなさい。長さはcm、面積はcm²、体積はcm³で答えます。円周率はπのまま残します。

学校公式の入試案内(確認日:2026年10月4日)。学校別に学習の重点を設定した対策用オリジナル模試です。時間・大問数・配点・重点分野は本教材の演習設計です。年度別の出題傾向を分析して本番の形式を再現したものではありません。

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問題

第1問 定義された整数部分・不等式の境界(20点)

実数tに対し、t以下の最大の整数を[t]と書きます。[x]=45とします。

(1)xの範囲を不等式で表しなさい。(4点)

(2)[6x]のとり得る値をすべて求めなさい。(6点)

(3)[6x]=275となるxの範囲を求めなさい。(10点)

第2問 座標・距離の2乗と最小値(20点)

A(0,45)、B(12,45)、P(t,0)とします。

(1)PA²+PB²をtの式で表しなさい。(4点)

(2)PA²+PB²の最小値と、そのときのPの座標を求めなさい。(6点)

(3)PA²+PB²がその最小値より72だけ大きくなるPの座標をすべて求めなさい。(10点)

第3問 円の弦・接線と相似(20点)

中心O、半径51cmの円に弦ABがあります。弦の中点をHとしOH=45cmです。A,Bでの接線の交点をTとします。O,H,Tはこの順に一直線上にあります。

(1)ABの長さを求めなさい。(4点)

(2)OTの長さを、相似の根拠を示して求めなさい。(6点)

(3)TAの長さを求めなさい。(10点)

第4問 余り・連続する整数の公倍数(20点)

正の整数nを6で割ると余りは5、7で割ると余りは6です。

(1)最小のnを求めなさい。(4点)

(2)1≦n≦1889で条件を満たすnの個数を求めなさい。(6点)

(3)(2)で条件を満たすnの和を、両端を組み合わせる方法で求めなさい。(10点)

第5問 整数の確率・重なりと排他的な条件(20点)

1から51までの整数を1個ずつ書いた51枚のカードから、等確率で1枚を選びます。選んだ整数をXとします。

(1)Xが6の倍数でも7の倍数でもある確率を求めなさい。(4点)

(2)Xが6の倍数または7の倍数である確率を求めなさい。(6点)

(3)Xが6の倍数または7の倍数であると分かったとき、その一方だけの倍数である確率を求めなさい。(10点)


解答・解説

第1問

(1)

定義から45≦x<46です。

答え:\(\boxed{45\leq x<46}\)

採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(2)

6倍すると270≦6x<276。この区間の各整数部分が実現します。

答え:\(\boxed{270,271,272,273,274,275}\)

採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(3)

275≦6x<276を6で割ります。上端は含みません。

答え:\(\boxed{\frac{275}{6}\leq x<46}\)

採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

第2問

(1)

三平方よりPA²=t²+2025、PB²=(t−12)²+2025です。

答え:\(\boxed{2t^2-24t+4194}\)

採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(2)

和は\(2(t-6)^2+4122\)。2乗は0以上なのでt=6で最小です。

答え:\(\boxed{4122,\ P=(6,0)}\)

採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(3)

2(t−6)²=72よりt−6=±6。正負の両方を採ります。

答え:\(\boxed{(0,0),\ (12,0)}\)

採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

第3問

(1)

OH⊥ABなのでAH²=2601−2025=576。弦はAHの2倍です。

答え:\(\boxed{2\sqrt{576}}\)

採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(2)

OA⊥AT、OH⊥AH、∠AOT=∠HOAなので△OAT∽△OHA。OT/OA=OA/OHからOT=OA²/OHです。

答え:\(\boxed{\frac{289}{5}}\)

採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(3)

TA²=OT²−OA²=2601(2601−2025)/2025。正の平方根を採ります。

答え:\(\boxed{\frac{51}{45}\sqrt{576}}\)

採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

第4問

(1)

n+1は6と7の公倍数です。連続する整数は互いに素なので最小公倍数は42。n=42k−1、kは正の整数です。

答え:\(\boxed{41}\)

採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(2)

上限より42k−1≦1889、つまり1≦k≦45。

答え:\(\boxed{45}\)

採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(3)

初項41と末項1889の和は1930。先頭と末尾の順を逆にした列を足すと各項がこの値で、全体の2倍が45倍になります。

答え:\(\boxed{43425}\)

採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

第5問

(1)

連続する整数は互いに素なので両方の倍数は42の倍数で、1個です。

答え:\(\boxed{\frac{1}{51}}\)

採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(2)

6の倍数8個と7の倍数7個を足し、二重に数えた公倍数1個を1回引くと14個です。

答え:\(\boxed{\frac{14}{51}}\)

採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(3)

条件の標本は14個。このうち重なりの1個を除いた13個が一方だけです。

答え:\(\boxed{\frac{13}{14}}\)

採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

復習記録

大問得点 / 20間違えた条件・次に確かめること
第1問
第2問
第3問
第4問
第5問

合計:__ / 100点。解き直しでは答えを隠して、式や図を作るところから取り組みます。