横浜国立大学 文系・数学IIまで 数学記述模試 第089回

この回のテストポイント

試験の条件と取り組み方

この模試の演習範囲は数学I(全範囲)/数学A(図形の性質・場合の数と確率)/数学II(全範囲)/数学B(数列)/数学C(ベクトル)です。問題・解答は独自に作成したものです。途中式、場合分け、証明の根拠も書きなさい。

大学公式の入試情報・公開問題を参照した対策用のオリジナル模試です。標準計算と、条件整理・図形の立式・記述の応用を組み合わせます。演習範囲・時間・大問数・満点・小問配点は本模試の設計です。実際の入試の時間・配点・出題形式を再現したものではありません。資料確認日:2026-10-04。出願時の試験条件は大学の最新募集要項で確認してください。

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問題

第1問 円と直線の交点数・弦の長さ(25点)

円 \\(x^2+y^2=121\\) と直線 \(y=x+a\) を考える。

(1)共有点をもつaの範囲を求めなさい。(7点)

(2)接するときのaと接点を求めなさい。(7点)

(3)2交点を結ぶ弦の長さをaで表し、最大値を求めなさい。(11点)


第2問 非復元抽出の組合せと期待値(25点)

袋に赤玉22個、青玉11個がある。玉を戻さず順に3個取り出す。赤玉の数をXとする。

(1)赤2個、青1個となる確率を求めなさい。(7点)

(2)赤玉の個数Xの期待値を求めなさい。(7点)

(3)赤2個、青1個だったという条件で、最初の玉が赤だった確率を求めなさい。(11点)


第3問 絶対値の和と場合分け(25点)

\(f(x)=|x-11|+|x+11|\) とする。

(1)絶対値を外し、区間で場合分けして表しなさい。(7点)

(2)最小値と、その値をとるすべてのxを求めなさい。(7点)

(3)不等式 \(f(x)\le 33\) を解きなさい。(11点)


第4問 三次関数の増減・接線・定積分(25点)

\(f(x)=x^3-33x^2\) とする。

(1)極大値と極小値を求めなさい。(7点)

(2)\(x=11\) における接線を求めなさい。(7点)

(3)\(\int_0^{33} f(x)\,dx\) を求めなさい。(11点)


解答・解説

第1問 円と直線の交点数・弦の長さ

(1)

代入すると \\(2x^2+2ax+a^2-121=0\\)。判別式を0以上にする。

\[ \boxed{-11\sqrt2\le a\le11\sqrt2} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

判別式が0のときx=−a/2、y=a/2となる。

\[ \boxed{a=\pm11\sqrt2,\quad P=(-a/2,a/2)} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

原点から直線までの距離は|a|/√2。弦の中点までの距離と半径で直角三角形を作る。

\[ \boxed{L=\sqrt{484-2a^2},\quad\max L=22\ (a=0)} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。

第2問 非復元抽出の組合せと期待値

(1)

色ごとに玉を選ぶ組合せの積を、全体から3個選ぶ組合せで割る。

\[ \boxed{\frac{231}{496}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

各回が赤である指示変数の和で表す。各回の周辺確率は2/3で、期待値の加法性を使う。

\[ \boxed{2} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

条件の下で青玉の位置は3通りが等確率。最初が赤なのは残りの2通り。

\[ \boxed{\frac23} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。

第3問 絶対値の和と場合分け

(1)

符号が変わる点は \(-11,11\)。各区間でそれぞれの絶対値の中身の符号を調べる。

\[ \boxed{f(x)=\begin{cases}-2x&x<-11\\22&-11\le x\le11\\2x&x>11\end{cases}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

中央の区間では一定で、その外側では端点から離れるほど増加する。

\[ \boxed{\min f=22,\quad -11\le x\le11} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

左右の外側で \(-2x\le 33\)、\(2x\le 33\)。中央の区間はすべて条件を満たす。

\[ \boxed{-\frac{33}{2}\le x\le \frac{33}{2}} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。

第4問 三次関数の増減・接線・定積分

(1)

\(f\prime(x)=3x(x-22)\)。符号を調べるとx=0で極大、x=22で極小。

\[ \boxed{\text{極大値 }0,\quad\text{極小値 }-5324} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

傾きは \(-363\)、接点のy座標は \(-2662\)。点傾きの式で接線を求める。

\[ \boxed{y=-363x+1331} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

多項式を項別に積分し、上端と下端の値の差をとる。定積分は符号付きの値である。

\[ \boxed{-\frac{395307}{4}} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。