電気通信大学 理系・数学IIIを含む 数学記述模試 第047回
この回のテストポイント
- 第1問:内分点・内積・三角形の面積
- 第2問:複素数の回転と正三角形
- 第3問:三角関数の積分漸化式
- 第4問:合同な2円の交点と共通弦
- 第5問:絶対値の和と場合分け
- 第6問:三次関数の増減・接線・定積分
試験の条件と取り組み方
この模試の演習範囲は数学I(全範囲)/数学A(図形の性質・場合の数と確率)/数学II(全範囲)/数学B(数列)/数学C(ベクトル・平面上の曲線と複素数平面)/数学III(全範囲)です。問題・解答は独自に作成したものです。途中式、場合分け、証明の根拠も書きなさい。
大学公式の入試情報・公開問題を参照した対策用のオリジナル模試です。基本事項から標準問題まで、各大問の3小問で段階的に確認します。演習範囲・時間・大問数・満点・小問配点は本模試の設計です。実際の入試の時間・配点・出題形式を再現したものではありません。資料確認日:2026-10-04。出願時の試験条件は大学の最新募集要項で確認してください。
前の回 · 全100回の出題内容 · 次の回 · 大学別の一覧
問題
第1問 内分点・内積・三角形の面積(17点)
A(0,0)、B(42,0)、C(0,42)とする。PはABの中点、QはBCをBQ:QC=1:2に内分する点とする。
(1)P,Qの座標を求めなさい。(5点)
(2)ベクトルAPとAQの内積を求めなさい。(5点)
(3)三角形APQの面積を求めなさい。(7点)
第2問 複素数の回転と正三角形(17点)
複素数平面で \(A=21,B=21i\) とする。ABを1辺とする正三角形の第3頂点をCとする。
(1)2つの可能な第3頂点を複素数で求めなさい。(5点)
(2)正三角形の面積を求めなさい。(5点)
(3)それぞれの外心の複素数と、共通の外接円の半径を求めなさい。(7点)
第3問 三角関数の積分漸化式(17点)
とする。\(n\) は0以上の整数である。
(1)部分積分により、次数を2つ下げる漸化式を導きなさい。(5点)
(2)\(I_{42}\) を求めなさい。(5点)
(3)\(I_{43}\) を求めなさい。(7点)
第4問 合同な2円の交点と共通弦(17点)
中心O(0,0)、A(21,0)、半径がともに21の2円を考える。上側の交点をP、下側をQとする。
(1)P,Qの座標を求めなさい。(5点)
(2)共通弦PQの長さを求めなさい。(5点)
(3)三角形OAPの面積を求めなさい。(7点)
第5問 絶対値の和と場合分け(16点)
\(f(x)=|x-21|+|x+21|\) とする。
(1)絶対値を外し、区間で場合分けして表しなさい。(4点)
(2)最小値と、その値をとるすべてのxを求めなさい。(4点)
(3)不等式 \(f(x)\le 63\) を解きなさい。(8点)
第6問 三次関数の増減・接線・定積分(16点)
\(f(x)=x^3-63x^2\) とする。
(1)極大値と極小値を求めなさい。(4点)
(2)\(x=21\) における接線を求めなさい。(4点)
(3)\(\int_0^{63} f(x)\,dx\) を求めなさい。(8点)
解答・解説
第1問 内分点・内積・三角形の面積
(1)
中点は両端の座標の平均。内分点は2B+Cを3で割る。
採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。
(2)
始点Aは原点なので位置ベクトル同士の内積を計算する。
採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。
(3)
APを底辺にし、Qのy座標を高さにして面積を求める。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
第2問 複素数の回転と正三角形
(1)
。整理すると \(C=(A+B)/2\pm i\sqrt3(B-A)/2\)。両符号が2つの側を表す。
採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。
(2)
\(|B-A|=21\sqrt2\)。正三角形の面積は辺の2乗の \(\sqrt3/4\) 倍。
採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。
(3)
正三角形の外心は重心とも一致するので \((A+B+C)/3\)。半径は辺の長さを \(\sqrt3\) で割る。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
第3問 三角関数の積分漸化式
(1)
\(n\ge2\) とする。\(\sin^{n-1}x\) と \(\sin x\) に分けて部分積分すると、境界項は0で
。
採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。
(2)
\(I_0=\pi/2\) から漸化式を \(21\) 回使う。偶数の積と奇数の積を整理すると
。
採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。
(3)
\(I_1=1\) から漸化式を \(21\) 回使う。\(I_{2m+1}=4^m(m!)^2/(2m+1)!\)。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
第4問 合同な2円の交点と共通弦
(1)
PもQもOとAから等距離なので、OAの垂直二等分線上にある。横座標は \(\frac{21}{2}\)。直角三角形で三平方の定理を使って高さを求める。
採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。
(2)
PQは縦の線分なのでy座標の差をとる。
採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。
(3)
底辺OAと高さPのy座標を掛けて2で割る。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
第5問 絶対値の和と場合分け
(1)
符号が変わる点は \(-21,21\)。各区間でそれぞれの絶対値の中身の符号を調べる。
採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に2点。
(2)
中央の区間では一定で、その外側では端点から離れるほど増加する。
採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に2点。
(3)
左右の外側で \(-2x\le 63\)、\(2x\le 63\)。中央の区間はすべて条件を満たす。
採点の目安:考え方と立式に4点、結論と条件の確認に4点。
第6問 三次関数の増減・接線・定積分
(1)
\(f\prime(x)=3x(x-42)\)。符号を調べるとx=0で極大、x=42で極小。
採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に2点。
(2)
傾きは \(-1323\)、接点のy座標は \(-18522\)。点傾きの式で接線を求める。
採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に2点。
(3)
多項式を項別に積分し、上端と下端の値の差をとる。定積分は符号付きの値である。
採点の目安:考え方と立式に4点、結論と条件の確認に4点。