筑波大学 文系・数学IIまで 数学記述模試 第048回
この回のテストポイント
- 第1問:等周条件と三角形の面積
- 第2問:対数方程式の存在条件
- 第3問:集合の包含と人数の計算
- 第4問:等差数列の一般項・和・境界
試験の条件と取り組み方
この模試の演習範囲は数学I(全範囲)/数学A(図形の性質・場合の数と確率)/数学II(全範囲)/数学B(数列)/数学C(ベクトル)です。問題・解答は独自に作成したものです。途中式、場合分け、証明の根拠も書きなさい。
大学公式の入試情報・公開問題を参照した対策用のオリジナル模試です。標準計算と、条件整理・図形の立式・記述の応用を組み合わせます。演習範囲・時間・大問数・満点・小問配点は本模試の設計です。実際の入試の時間・配点・出題形式を再現したものではありません。資料確認日:2026-10-04。出願時の試験条件は大学の最新募集要項で確認してください。
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問題
第1問 等周条件と三角形の面積(25点)
周の長さが \(132\) の二等辺三角形を考える。等しい2辺の長さをa、底辺の長さをbとする。
(1)底辺をaで表し、三角形が存在するaの範囲を求めなさい。(7点)
(2)面積が最大になる辺の長さと最大面積を求め、最大になる理由を示しなさい。(7点)
(3)面積が最大になる三角形の内接円の半径を求めなさい。(11点)
第2問 対数方程式の存在条件(25点)
\(\log_2 x+\log_2(22-x)=a\) を考える。\(a\) は実数である。
(1)真数条件を示し、実数解が存在するための必要十分条件を求めなさい。(7点)
(2)実数解の個数を場合分けして求めなさい。(7点)
(3)\(a=\log_2 \frac{363}{4}\) のとき、すべての解を求めなさい。(11点)
第3問 集合の包含と人数の計算(25点)
110人のクラスで、集合Aの人数は66人、集合Bは44人、両方に属する人数は22人とする。
(1)少なくとも一方に属する人数を求めなさい。(7点)
(2)どちらにも属さない人数を求めなさい。(7点)
(3)一方だけに属する人数を求めなさい。(11点)
第4問 等差数列の一般項・和・境界(25点)
初項22、公差2の等差数列をaₙとする。
(1)一般項を求めなさい。(7点)
(2)初項から第n項までの和を求めなさい。(7点)
(3)\(a_n\ge 66\) となる最小の正の整数nを求めなさい。(11点)
解答・解説
第1問 等周条件と三角形の面積
(1)
\(b=132-2a\)。\(b>0\) と三角不等式 \(b<2a\) の両方を満たす必要がある。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
底辺を二等分して高さを求めると \(S^2=66(66-a)^2(2a-66)\)。微分すると \((S^2)'=396(66-a)(44-a)\)。存在範囲で \(a=44\) の前は正、後は負。最大は正三角形のとき。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
半周長は \(66\)。内心から3辺に垂線を下ろして分割すると \(S=66r\)。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第2問 対数方程式の存在条件
(1)
真数条件は \(0<x<22\)。\(x(22-x)=484/4-(x-22/2)^2\) なので、この積の値域は \((0,484/4]\)。対数の底が1より大きいことを使う。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
積が最大値より小さい正の値なら頂点の左右に1解ずつ、最大値なら頂点に1解、それを超えれば解はない。対数の真数条件も満たす。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
\(x(22-x)=\frac{363}{4}\) を解く。2つの解の和は \(22\)、積は右辺。得られた解が真数条件に入ることを確認する。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第3問 集合の包含と人数の計算
(1)
AとBの人数の和では共通部分を2回数えるため1回分引く。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
全体から和集合の人数を引く。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
和集合から共通部分を引く。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第4問 等差数列の一般項・和・境界
(1)
初項に公差のn−1倍を加える。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
初項と末項の平均に項数を掛ける。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
一般項を代入してnの不等式を解き、最小の整数を選ぶ。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。