津田塾大学 B方式・数学科・情報科学科 数学記述模試 第100回

この回のテストポイント

試験の条件と取り組み方

この模試の演習範囲は数学I(全範囲)/数学A(図形の性質・場合の数と確率)/数学II(全範囲)/数学B(数列)/数学C(ベクトル・平面上の曲線と複素数平面)/数学III(全範囲)です。問題・解答は独自に作成したものです。途中式、場合分け、証明の根拠も書きなさい。

大学公式の入試情報・公開問題を参照した対策用のオリジナル模試です。基本事項から標準問題まで、各大問の3小問で段階的に確認します。演習範囲・時間・大問数・満点・小問配点は本模試の設計です。実際の入試の時間・配点・出題形式を再現したものではありません。資料確認日:2026-10-04。出願時の試験条件は大学の最新募集要項で確認してください。

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問題

第1問 回転軸を変える体積計算(17点)

\(0\le x\le9\) で曲線 \(y=x(9-x)\) とx軸で囲まれる領域をDとする。

(1)Dの面積を求めなさい。(5点)

(2)Dをx軸の周りに1回転してできる立体の体積を求めなさい。(5点)

(3)Dをy軸の周りに1回転してできる立体の体積を、yに垂直な切り口の面積を用いて求めなさい。(7点)


第2問 等差数列の一般項・和・境界(17点)

初項9、公差2の等差数列をaₙとする。

(1)一般項を求めなさい。(5点)

(2)初項から第n項までの和を求めなさい。(5点)

(3)\(a_n\ge 27\) となる最小の正の整数nを求めなさい。(7点)


第3問 1の累乗根と積・距離の和(17点)

方程式 \(z^9=1\) の相異なる解を \(z_0,z_1,\ldots,z_{8}\) とし、\(z_0=1\) とする。

(1)解を三角関数で表し、解の和を求めなさい。(5点)

(2)\(\sum_{j=0}^{8}|z_j-1|^2\) を求めなさい。(5点)

(3)\(\prod_{j=1}^{8}(1-z_j)\) を求めなさい。(7点)


第4問 指数方程式・不等式と置換(17点)

\(F(x)=4^x-10\cdot2^x+9\) とする。

(1)F(x)=0を解きなさい。(5点)

(2)F(x)≤0を解きなさい。(5点)

(3)F(x)の最小値と、その値をとるxを求めなさい。(7点)


第5問 二次方程式の解の符号(16点)

実数tに対し \\(x^2-2tx+81=0\\) を考える。

(1)実数解をもつtの範囲を求めなさい。(4点)

(2)異なる2つの正の実数解をもつtの範囲を求めなさい。(4点)

(3)2つの実数解をα,βとするとき、逆数の和をtで表しなさい。(8点)


第6問 余弦定理・面積・正弦定理(16点)

三角形ABCでAB=9、AC=18、角A=60°とする。

(1)BCを求めなさい。(4点)

(2)三角形の面積を求めなさい。(4点)

(3)外接円の半径を求めなさい。(8点)


解答・解説

第1問 回転軸を変える体積計算

(1)

非負の関数の下の面積なので \(S=\int_0^{9}x(9-x)\,dx\)。

\[ \boxed{\frac{243}{2}} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。

(2)

切り口は半径 \(x(9-x)\) の円。

\[ V_x=\pi\int_0^{9}x^2(9-x)^2\,dx \]

。展開して項別に積分する。

\[ \boxed{\frac{19683}{10}\pi} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。

(3)

\(0\le y\le81/4\)。左右の境界は \(x_\pm=(9\pm\sqrt{81-4y})/2\)。切り口は環で、面積は

\[ \pi(x_+^2-x_-^2)=9\pi\sqrt{81-4y} \]

。これをyについて積分する。

\[ \boxed{\frac{2187}{2}\pi} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

第2問 等差数列の一般項・和・境界

(1)

初項に公差のn−1倍を加える。

\[ \boxed{a_n=9+2(n-1)} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。

(2)

初項と末項の平均に項数を掛ける。

\[ \boxed{S_n=n(n+8)} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。

(3)

一般項を代入してnの不等式を解き、最小の整数を選ぶ。

\[ \boxed{10} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

第3問 1の累乗根と積・距離の和

(1)

単位円を \(9\) 等分する点が解。等比数列の和、または多項式の \(z^{8}\) の係数から解の和が0と分かる。

\[ \boxed{z_j=\cos\frac{2\pi j}{9}+i\sin\frac{2\pi j}{9},\quad\sum z_j=0} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。

(2)

\(|z_j|=1\) なので

\[ |z_j-1|^2=2-2\operatorname{Re}z_j \]

。前問の和を使う。

\[ \boxed{18} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。

(3)

\[ z^9-1=(z-1)\prod_{j=1}^{8}(z-z_j) \]

。\(z-1\) で割ると左辺は \(1+z+\cdots+z^{8}\)。多項式の恒等式にz=1を代入する。

\[ \boxed{9} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

第4問 指数方程式・不等式と置換

(1)

\(u=2^x>0\) とすると \(u^2-10u+9=(u-1)(u-9)\)。

\[ \boxed{x=0,\log_29} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。

(2)

置換後の二次式が非正なのは2つの根の間。指数関数の単調性でxの範囲へ戻す。

\[ \boxed{0\le x\le\log_29} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。

(3)

平方完成する。頂点のuは正なので元の指数関数でその値を実現できる。

\[ \boxed{\min F=-16,\quad x=\log_25} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

第5問 二次方程式の解の符号

(1)

判別式は \(4(t^2-81)\)。0以上となる範囲を求める。

\[ \boxed{t\le-9\ \text{または}\ t\ge9} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に2点。

(2)

解の積は正で、和が正なら両方正になる。重解を除くため判別式は正とする。

\[ \boxed{t>9} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に2点。

(3)

解の積は \(81\)、和は2t。積が0ではないので逆数が定義できる。

\[ \boxed{\frac1\alpha+\frac1\beta=\frac{2t}{81}} \]

採点の目安:考え方と立式に4点、結論と条件の確認に4点。

第6問 余弦定理・面積・正弦定理

(1)

余弦定理で \(BC^2=81+324-324\cos60^\circ\)。

\[ \boxed{9\sqrt3} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に2点。

(2)

2辺とその間の角から、辺の積と正弦の半分で面積を計算する。

\[ \boxed{\frac{81}{2}\sqrt{3}} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に2点。

(3)

正弦定理で、BCを角Aの正弦の2倍で割る。

\[ \boxed{9} \]

採点の目安:考え方と立式に4点、結論と条件の確認に4点。