東邦大学 医学部・数学IIIを含む 数学記述模試 第027回

この回のテストポイント

試験の条件と取り組み方

この模試の演習範囲は数学I(全範囲)/数学A(図形の性質・場合の数と確率)/数学II(全範囲)/数学B(数列)/数学C(ベクトル・平面上の曲線と複素数平面)/数学III(全範囲)です。問題・解答は独自に作成したものです。途中式、場合分け、証明の根拠も書きなさい。

大学公式の入試情報・公開問題を参照した対策用のオリジナル模試です。基本事項から標準問題まで、各大問の3小問で段階的に確認します。演習範囲・時間・大問数・満点・小問配点は本模試の設計です。実際の入試の時間・配点・出題形式を再現したものではありません。資料確認日:2026-10-04。出願時の試験条件は大学の最新募集要項で確認してください。

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問題

第1問 二次関数の頂点・解・不等式(17点)

実数全体で \(f(x)=x^2-32x+240\) を考える。

(1)平方完成して最小値とそれをとる値を求めなさい。(5点)

(2)方程式f(x)=0の解を求めなさい。(5点)

(3)不等式f(x)≤0を解きなさい。(7点)


第2問 双曲線の接線と不変な面積(17点)

第1象限の双曲線 \\(xy=256\\) 上の点 \(P(t,256/t)\)、\(t>0\) を考える。

(1)接線の方程式と2つの軸との交点を求めなさい。(5点)

(2)接線と2つの座標軸でできる三角形の面積を求め、接点によらないことを説明しなさい。(5点)

(3)2つの正の切片の和の最小値と、そのときの接点を求めなさい。(7点)


第3問 余弦定理・面積・正弦定理(17点)

三角形ABCでAB=16、AC=32、角A=60°とする。

(1)BCを求めなさい。(5点)

(2)三角形の面積を求めなさい。(5点)

(3)外接円の半径を求めなさい。(7点)


第4問 指数方程式・不等式と置換(17点)

\(F(x)=4^x-17\cdot2^x+16\) とする。

(1)F(x)=0を解きなさい。(5点)

(2)F(x)≤0を解きなさい。(5点)

(3)F(x)の最小値と、その値をとるxを求めなさい。(7点)


第5問 内分点・内積・三角形の面積(16点)

A(0,0)、B(32,0)、C(0,32)とする。PはABの中点、QはBCをBQ:QC=1:2に内分する点とする。

(1)P,Qの座標を求めなさい。(4点)

(2)ベクトルAPとAQの内積を求めなさい。(4点)

(3)三角形APQの面積を求めなさい。(8点)


第6問 回転軸を変える体積計算(16点)

\(0\le x\le16\) で曲線 \(y=x(16-x)\) とx軸で囲まれる領域をDとする。

(1)Dの面積を求めなさい。(4点)

(2)Dをx軸の周りに1回転してできる立体の体積を求めなさい。(4点)

(3)Dをy軸の周りに1回転してできる立体の体積を、yに垂直な切り口の面積を用いて求めなさい。(8点)


解答・解説

第1問 二次関数の頂点・解・不等式

(1)

\(f(x)=(x-16)^2-16\)。平方は非負なので頂点で最小になる。

\[ \boxed{\min f=-16,\quad x=16} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。

(2)

\((x-16)^2=16\) より、平方根の正負を両方とる。

\[ \boxed{x=16\pm\sqrt{16}} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。

(3)

上に開く放物線の値が非正になるのは、2つの零点の間(端点を含む)である。

\[ \boxed{16-\sqrt{16}\le x\le 16+\sqrt{16}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

第2問 双曲線の接線と不変な面積

(1)

\(y=256/x\) を微分して傾きを求める。接線は \(y-256/t=-256(x-t)/t^2\)。

\[ \boxed{\frac xt+\frac{yt}{256}=2,\quad(2t,0),(0,512/t)} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。

(2)

切片は \(2t\) と \(512/t\)。その積が \(1024\) で一定なので、面積も一定となる。

\[ \boxed{512} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。

(3)

相加相乗平均より \(2t+512/t\ge64\)。等号は \(t=16\) のとき。

\[ \boxed{\min=64,\quad P=(16,16)} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

第3問 余弦定理・面積・正弦定理

(1)

余弦定理で

\[ BC^2=256+1024-1024\cos60^\circ \]

。

\[ \boxed{16\sqrt3} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。

(2)

2辺とその間の角から、辺の積と正弦の半分で面積を計算する。

\[ \boxed{128\sqrt{3}} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。

(3)

正弦定理で、BCを角Aの正弦の2倍で割る。

\[ \boxed{16} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

第4問 指数方程式・不等式と置換

(1)

\(u=2^x>0\) とすると \(u^2-17u+16=(u-1)(u-16)\)。

\[ \boxed{x=0,\log_216} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。

(2)

置換後の二次式が非正なのは2つの根の間。指数関数の単調性でxの範囲へ戻す。

\[ \boxed{0\le x\le\log_216} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。

(3)

平方完成する。頂点のuは正なので元の指数関数でその値を実現できる。

\[ \boxed{\min F=-\frac{225}{4},\quad x=\log_2\frac{17}{2}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

第5問 内分点・内積・三角形の面積

(1)

中点は両端の座標の平均。内分点は2B+Cを3で割る。

\[ \boxed{P=(16,0),\quad Q=(\frac{64}{3},\frac{32}{3})} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に2点。

(2)

始点Aは原点なので位置ベクトル同士の内積を計算する。

\[ \boxed{\frac{1024}{3}} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に2点。

(3)

APを底辺にし、Qのy座標を高さにして面積を求める。

\[ \boxed{\frac{256}{3}} \]

採点の目安:考え方と立式に4点、結論と条件の確認に4点。

第6問 回転軸を変える体積計算

(1)

非負の関数の下の面積なので \(S=\int_0^{16}x(16-x)\,dx\)。

\[ \boxed{\frac{2048}{3}} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に2点。

(2)

切り口は半径 \(x(16-x)\) の円。

\[ V_x=\pi\int_0^{16}x^2(16-x)^2\,dx \]

。展開して項別に積分する。

\[ \boxed{\frac{524288}{15}\pi} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に2点。

(3)

\(0\le y\le256/4\)。左右の境界は \(x_\pm=(16\pm\sqrt{256-4y})/2\)。切り口は環で、面積は

\[ \pi(x_+^2-x_-^2)=16\pi\sqrt{256-4y} \]

。これをyについて積分する。

\[ \boxed{\frac{32768}{3}\pi} \]

採点の目安:考え方と立式に4点、結論と条件の確認に4点。