上智大学 TEAP利用型・数学IIまで 数学記述模試 第067回
この回のテストポイント
- 第1問:内積・角度とベクトルの射影
- 第2問:非復元抽出の組合せと期待値
- 第3問:直角三角形の三角比と内接円
- 第4問:三項間漸化式と互いに素の証明
試験の条件と取り組み方
この模試の演習範囲は数学I(全範囲)/数学A(図形の性質・場合の数と確率)/数学II(全範囲)/数学B(数列)/数学C(ベクトル)です。問題・解答は独自に作成したものです。途中式、場合分け、証明の根拠も書きなさい。
大学公式の入試情報・公開問題を参照した対策用のオリジナル模試です。標準計算と、条件整理・図形の立式・記述の応用を組み合わせます。演習範囲・時間・大問数・満点・小問配点は本模試の設計です。実際の入試の時間・配点・出題形式を再現したものではありません。資料確認日:2026-10-04。出願時の試験条件は大学の最新募集要項で確認してください。
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問題
第1問 内積・角度とベクトルの射影(25点)
とする。
(1)内積と、それぞれの大きさを求めなさい。(7点)
(2)2つのベクトルのなす角の余弦を求めなさい。(7点)
(3)実数tに対し、|a−tb|²の最小値とそのときのtを求めなさい。(11点)
第2問 非復元抽出の組合せと期待値(25点)
袋に赤玉10個、青玉5個がある。玉を戻さず順に3個取り出す。赤玉の数をXとする。
(1)赤2個、青1個となる確率を求めなさい。(7点)
(2)赤玉の個数Xの期待値を求めなさい。(7点)
(3)赤2個、青1個だったという条件で、最初の玉が赤だった確率を求めなさい。(11点)
第3問 直角三角形の三角比と内接円(25点)
直角三角形ABCで角Aが直角、AB=5、AC=10とする。
(1)斜辺BCと角Bの余弦を求めなさい。(7点)
(2)AからBCに下ろした高さを求めなさい。(7点)
(3)内接円の半径を求めなさい。(11点)
第4問 三項間漸化式と互いに素の証明(25点)
とする。
(1)隣り合う項の差に着目して一般項を求めなさい。(7点)
(2)初項から第n項までの和を求めなさい。(7点)
(3)隣り合う2項が常に互いに素であることを証明しなさい。(11点)
解答・解説
第1問 内積・角度とベクトルの射影
(1)
対応する成分の積の和が内積。大きさは成分の2乗和の平方根。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
内積を2つのベクトルの大きさの積で割る。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
。平方完成して頂点を求める。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第2問 非復元抽出の組合せと期待値
(1)
色ごとに玉を選ぶ組合せの積を、全体から3個選ぶ組合せで割る。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
各回が赤である指示変数の和で表す。各回の周辺確率は2/3で、期待値の加法性を使う。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
条件の下で青玉の位置は3通りが等確率。最初が赤なのは残りの2通り。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第3問 直角三角形の三角比と内接円
(1)
三平方の定理で斜辺を求め、角Bの隣辺ABを斜辺で割る。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
面積は \(25\)。底辺をBCとして面積の等式を立てる。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
内心と各頂点を結ぶと、面積は内接円の半径と半周長の積になる。分母を有理化する。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第4問 三項間漸化式と互いに素の証明
(1)
。初めの差は \(5\) なので \(a_{n+1}-a_n=5^n\)。初項に差の和を加える。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
一般項を代入して \(1/(5-1)\) をくくり、等比数列の和と定数の和に分ける。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
一般項から \(a_{n+1}=5a_n+1\)。2項の公約数はその差 \(a_{n+1}-5a_n=1\) を割る。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。