静岡大学 理系・数学IIIを含む 数学記述模試 第022回

この回のテストポイント

試験の条件と取り組み方

この模試の演習範囲は数学I(全範囲)/数学A(図形の性質・場合の数と確率)/数学II(全範囲)/数学B(数列)/数学C(ベクトル・平面上の曲線と複素数平面)/数学III(全範囲)です。問題・解答は独自に作成したものです。途中式、場合分け、証明の根拠も書きなさい。

大学公式の入試情報・公開問題を参照した対策用のオリジナル模試です。基本事項から標準問題まで、各大問の3小問で段階的に確認します。演習範囲・時間・大問数・満点・小問配点は本模試の設計です。実際の入試の時間・配点・出題形式を再現したものではありません。資料確認日:2026-10-04。出願時の試験条件は大学の最新募集要項で確認してください。

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問題

第1問 絶対値の和と場合分け(17点)

\(f(x)=|x-21|+|x+21|\) とする。

(1)絶対値を外し、区間で場合分けして表しなさい。(5点)

(2)最小値と、その値をとるすべてのxを求めなさい。(5点)

(3)不等式 \(f(x)\le 63\) を解きなさい。(7点)


第2問 回転軸を変える体積計算(17点)

\(0\le x\le21\) で曲線 \(y=x(21-x)\) とx軸で囲まれる領域をDとする。

(1)Dの面積を求めなさい。(5点)

(2)Dをx軸の周りに1回転してできる立体の体積を求めなさい。(5点)

(3)Dをy軸の周りに1回転してできる立体の体積を、yに垂直な切り口の面積を用いて求めなさい。(7点)


第3問 三次関数の増減・接線・定積分(17点)

\(f(x)=x^3-63x^2\) とする。

(1)極大値と極小値を求めなさい。(5点)

(2)\(x=21\) における接線を求めなさい。(5点)

(3)\(\int_0^{63} f(x)\,dx\) を求めなさい。(7点)


第4問 余弦定理・面積・正弦定理(17点)

三角形ABCでAB=21、AC=42、角A=60°とする。

(1)BCを求めなさい。(5点)

(2)三角形の面積を求めなさい。(5点)

(3)外接円の半径を求めなさい。(7点)


第5問 等差数列の一般項・和・境界(16点)

初項21、公差2の等差数列をaₙとする。

(1)一般項を求めなさい。(4点)

(2)初項から第n項までの和を求めなさい。(4点)

(3)\(a_n\ge 63\) となる最小の正の整数nを求めなさい。(8点)


第6問 双曲線の接線と不変な面積(16点)

第1象限の双曲線 \\(xy=441\\) 上の点 \(P(t,441/t)\)、\(t>0\) を考える。

(1)接線の方程式と2つの軸との交点を求めなさい。(4点)

(2)接線と2つの座標軸でできる三角形の面積を求め、接点によらないことを説明しなさい。(4点)

(3)2つの正の切片の和の最小値と、そのときの接点を求めなさい。(8点)


解答・解説

第1問 絶対値の和と場合分け

(1)

符号が変わる点は \(-21,21\)。各区間でそれぞれの絶対値の中身の符号を調べる。

\[ \boxed{f(x)=\begin{cases}-2x&x<-21\\42&-21\le x\le21\\2x&x>21\end{cases}} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。

(2)

中央の区間では一定で、その外側では端点から離れるほど増加する。

\[ \boxed{\min f=42,\quad -21\le x\le21} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。

(3)

左右の外側で \(-2x\le 63\)、\(2x\le 63\)。中央の区間はすべて条件を満たす。

\[ \boxed{-\frac{63}{2}\le x\le \frac{63}{2}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

第2問 回転軸を変える体積計算

(1)

非負の関数の下の面積なので \(S=\int_0^{21}x(21-x)\,dx\)。

\[ \boxed{\frac{3087}{2}} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。

(2)

切り口は半径 \(x(21-x)\) の円。

\[ V_x=\pi\int_0^{21}x^2(21-x)^2\,dx \]

。展開して項別に積分する。

\[ \boxed{\frac{1361367}{10}\pi} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。

(3)

\(0\le y\le441/4\)。左右の境界は \(x_\pm=(21\pm\sqrt{441-4y})/2\)。切り口は環で、面積は

\[ \pi(x_+^2-x_-^2)=21\pi\sqrt{441-4y} \]

。これをyについて積分する。

\[ \boxed{\frac{64827}{2}\pi} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

第3問 三次関数の増減・接線・定積分

(1)

\(f\prime(x)=3x(x-42)\)。符号を調べるとx=0で極大、x=42で極小。

\[ \boxed{\text{極大値 }0,\quad\text{極小値 }-37044} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。

(2)

傾きは \(-1323\)、接点のy座標は \(-18522\)。点傾きの式で接線を求める。

\[ \boxed{y=-1323x+9261} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。

(3)

多項式を項別に積分し、上端と下端の値の差をとる。定積分は符号付きの値である。

\[ \boxed{-\frac{5250987}{4}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

第4問 余弦定理・面積・正弦定理

(1)

余弦定理で

\[ BC^2=441+1764-1764\cos60^\circ \]

。

\[ \boxed{21\sqrt3} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。

(2)

2辺とその間の角から、辺の積と正弦の半分で面積を計算する。

\[ \boxed{\frac{441}{2}\sqrt{3}} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。

(3)

正弦定理で、BCを角Aの正弦の2倍で割る。

\[ \boxed{21} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

第5問 等差数列の一般項・和・境界

(1)

初項に公差のn−1倍を加える。

\[ \boxed{a_n=21+2(n-1)} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に2点。

(2)

初項と末項の平均に項数を掛ける。

\[ \boxed{S_n=n(n+20)} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に2点。

(3)

一般項を代入してnの不等式を解き、最小の整数を選ぶ。

\[ \boxed{22} \]

採点の目安:考え方と立式に4点、結論と条件の確認に4点。

第6問 双曲線の接線と不変な面積

(1)

\(y=441/x\) を微分して傾きを求める。接線は \(y-441/t=-441(x-t)/t^2\)。

\[ \boxed{\frac xt+\frac{yt}{441}=2,\quad(2t,0),(0,882/t)} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に2点。

(2)

切片は \(2t\) と \(882/t\)。その積が \(1764\) で一定なので、面積も一定となる。

\[ \boxed{882} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に2点。

(3)

相加相乗平均より \(2t+882/t\ge84\)。等号は \(t=21\) のとき。

\[ \boxed{\min=84,\quad P=(21,21)} \]

採点の目安:考え方と立式に4点、結論と条件の確認に4点。