信州大学 文系・数学IIまで 数学記述模試 第037回
この回のテストポイント
- 第1問:部分分数分解と有限和の評価
- 第2問:データの変換と分散
- 第3問:三次関数の増減・接線・定積分
- 第4問:余弦定理・面積・正弦定理
試験の条件と取り組み方
この模試の演習範囲は数学I(全範囲)/数学A(図形の性質・場合の数と確率)/数学II(全範囲)/数学B(数列)/数学C(ベクトル)です。問題・解答は独自に作成したものです。途中式、場合分け、証明の根拠も書きなさい。
大学公式の入試情報・公開問題を参照した対策用のオリジナル模試です。基本事項から標準問題まで、各大問の3小問で段階的に確認します。演習範囲・時間・大問数・満点・小問配点は本模試の設計です。実際の入試の時間・配点・出題形式を再現したものではありません。資料確認日:2026-10-04。出願時の試験条件は大学の最新募集要項で確認してください。
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問題
第1問 部分分数分解と有限和の評価(25点)
\(a_n=\frac1{(n+13)(n+14)}\) とする。
(1)aₙを2つの分数の差に分解しなさい。(7点)
(2)初項から第n項までの和Sₙを求めなさい。(7点)
(3)\(S_n\ge\frac1{28}\) となる最小の正の整数nを求めなさい。(11点)
第2問 データの変換と分散(25点)
5個のデータは \(11,12,13,14,15\) である。分散は偏差の2乗の平均で定義する。各データxをy=2x+3に変換する。
(1)元のデータの平均・分散を求めなさい。(7点)
(2)変換後の平均・分散を求めなさい。(7点)
(3)元のデータと変換後のデータの相関係数を求め、符号の理由を説明しなさい。(11点)
第3問 三次関数の増減・接線・定積分(25点)
\(f(x)=x^3-39x^2\) とする。
(1)極大値と極小値を求めなさい。(7点)
(2)\(x=13\) における接線を求めなさい。(7点)
(3)\(\int_0^{39} f(x)\,dx\) を求めなさい。(11点)
第4問 余弦定理・面積・正弦定理(25点)
三角形ABCでAB=13、AC=26、角A=60°とする。
(1)BCを求めなさい。(7点)
(2)三角形の面積を求めなさい。(7点)
(3)外接円の半径を求めなさい。(11点)
解答・解説
第1問 部分分数分解と有限和の評価
(1)
分子が隣接する分母の差であることを利用する。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
隣接する項が打ち消し合い、最初と最後の分数だけが残る。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
前問の和を代入する。分母は正なので両辺に掛けてnの不等式へ直す。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第2問 データの変換と分散
(1)
平均は中央の \(13\)。偏差は −2,−1,0,1,2 なので2乗和を5で割る。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
平均は同じ一次式で変換され、各偏差は2倍になる。偏差の2乗の平均は4倍になる。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
共分散は元の分散の2倍。標準偏差の積も元の分散の2倍であり、正の傾きの完全な直線関係となる。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第3問 三次関数の増減・接線・定積分
(1)
\(f\prime(x)=3x(x-26)\)。符号を調べるとx=0で極大、x=26で極小。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
傾きは \(-507\)、接点のy座標は \(-4394\)。点傾きの式で接線を求める。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
多項式を項別に積分し、上端と下端の値の差をとる。定積分は符号付きの値である。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第4問 余弦定理・面積・正弦定理
(1)
余弦定理で \(BC^2=169+676-676\cos60^\circ\)。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
2辺とその間の角から、辺の積と正弦の半分で面積を計算する。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
正弦定理で、BCを角Aの正弦の2倍で割る。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。