信州大学 文系・数学IIまで 数学記述模試 第029回

この回のテストポイント

試験の条件と取り組み方

この模試の演習範囲は数学I(全範囲)/数学A(図形の性質・場合の数と確率)/数学II(全範囲)/数学B(数列)/数学C(ベクトル)です。問題・解答は独自に作成したものです。途中式、場合分け、証明の根拠も書きなさい。

大学公式の入試情報・公開問題を参照した対策用のオリジナル模試です。基本事項から標準問題まで、各大問の3小問で段階的に確認します。演習範囲・時間・大問数・満点・小問配点は本模試の設計です。実際の入試の時間・配点・出題形式を再現したものではありません。資料確認日:2026-10-04。出願時の試験条件は大学の最新募集要項で確認してください。

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問題

第1問 内積・角度とベクトルの射影(25点)

\[ \mathbf a=(18,1),\ \mathbf b=(1,18) \]

とする。

(1)内積と、それぞれの大きさを求めなさい。(7点)

(2)2つのベクトルのなす角の余弦を求めなさい。(7点)

(3)実数tに対し、|a−tb|²の最小値とそのときのtを求めなさい。(11点)


第2問 二次関数の頂点・解・不等式(25点)

実数全体で \(f(x)=x^2-36x+306\) を考える。

(1)平方完成して最小値とそれをとる値を求めなさい。(7点)

(2)方程式f(x)=0の解を求めなさい。(7点)

(3)不等式f(x)≤0を解きなさい。(11点)


第3問 三次関数の増減・接線・定積分(25点)

\(f(x)=x^3-54x^2\) とする。

(1)極大値と極小値を求めなさい。(7点)

(2)\(x=18\) における接線を求めなさい。(7点)

(3)\(\int_0^{54} f(x)\,dx\) を求めなさい。(11点)


第4問 非復元抽出の組合せと期待値(25点)

袋に赤玉36個、青玉18個がある。玉を戻さず順に3個取り出す。赤玉の数をXとする。

(1)赤2個、青1個となる確率を求めなさい。(7点)

(2)赤玉の個数Xの期待値を求めなさい。(7点)

(3)赤2個、青1個だったという条件で、最初の玉が赤だった確率を求めなさい。(11点)


解答・解説

第1問 内積・角度とベクトルの射影

(1)

対応する成分の積の和が内積。大きさは成分の2乗和の平方根。

\[ \boxed{\mathbf a\cdot\mathbf b=36,\quad |\mathbf a|=|\mathbf b|=\sqrt{325}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

内積を2つのベクトルの大きさの積で割る。

\[ \boxed{\frac{36}{325}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

\[ |\mathbf a-t\mathbf b|^2=325t^2-72t+325 \]

。平方完成して頂点を求める。

\[ \boxed{\min=\frac{104329}{325},\quad t=\frac{36}{325}} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。

第2問 二次関数の頂点・解・不等式

(1)

\(f(x)=(x-18)^2-18\)。平方は非負なので頂点で最小になる。

\[ \boxed{\min f=-18,\quad x=18} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

\((x-18)^2=18\) より、平方根の正負を両方とる。

\[ \boxed{x=18\pm\sqrt{18}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

上に開く放物線の値が非正になるのは、2つの零点の間(端点を含む)である。

\[ \boxed{18-\sqrt{18}\le x\le 18+\sqrt{18}} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。

第3問 三次関数の増減・接線・定積分

(1)

\(f\prime(x)=3x(x-36)\)。符号を調べるとx=0で極大、x=36で極小。

\[ \boxed{\text{極大値 }0,\quad\text{極小値 }-23328} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

傾きは \(-972\)、接点のy座標は \(-11664\)。点傾きの式で接線を求める。

\[ \boxed{y=-972x+5832} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

多項式を項別に積分し、上端と下端の値の差をとる。定積分は符号付きの値である。

\[ \boxed{-708588} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。

第4問 非復元抽出の組合せと期待値

(1)

色ごとに玉を選ぶ組合せの積を、全体から3個選ぶ組合せで割る。

\[ \boxed{\frac{315}{689}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

各回が赤である指示変数の和で表す。各回の周辺確率は2/3で、期待値の加法性を使う。

\[ \boxed{2} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

条件の下で青玉の位置は3通りが等確率。最初が赤なのは残りの2通り。

\[ \boxed{\frac23} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。