成城大学 文系・数学IIまで 数学記述模試 第075回

この回のテストポイント

試験の条件と取り組み方

この模試の演習範囲は数学I(全範囲)/数学A(図形の性質・場合の数と確率)/数学II(全範囲)/数学B(数列)/数学C(ベクトル)です。問題・解答は独自に作成したものです。途中式、場合分け、証明の根拠も書きなさい。

大学公式の入試情報・公開問題を参照した対策用のオリジナル模試です。基本事項から標準問題まで、各大問の3小問で段階的に確認します。演習範囲・時間・大問数・満点・小問配点は本模試の設計です。実際の入試の時間・配点・出題形式を再現したものではありません。資料確認日:2026-10-04。出願時の試験条件は大学の最新募集要項で確認してください。

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問題

第1問 反復試行と条件付き確率(25点)

公平な硬貨を28回投げる。表の回数をXとする。

(1)表がちょうど2回出る確率を求めなさい。(7点)

(2)表が少なくとも1回出る確率を求めなさい。(7点)

(3)表が少なくとも1回出たという条件で、ちょうど2回出た確率を求めなさい。(11点)


第2問 内積・角度とベクトルの射影(25点)

\[ \mathbf a=(28,1),\ \mathbf b=(1,28) \]

とする。

(1)内積と、それぞれの大きさを求めなさい。(7点)

(2)2つのベクトルのなす角の余弦を求めなさい。(7点)

(3)実数tに対し、|a−tb|²の最小値とそのときのtを求めなさい。(11点)


第3問 対数の真数条件と単調性(25点)

\(F(x)=\log_2x+\log_2(x-28)\) を考える。

(1)定義域を求めなさい。(7点)

(2)\(F(x)=\log_2 1568\) を解きなさい。(7点)

(3)\(F(x)\le\log_2 1568\) を解きなさい。(11点)


第4問 二次関数の頂点・解・不等式(25点)

実数全体で \(f(x)=x^2-56x+756\) を考える。

(1)平方完成して最小値とそれをとる値を求めなさい。(7点)

(2)方程式f(x)=0の解を求めなさい。(7点)

(3)不等式f(x)≤0を解きなさい。(11点)


解答・解説

第1問 反復試行と条件付き確率

(1)

表が出る2回を選ぶ方法は \(28\) 個の位置から2個選ぶ組合せ。各列の確率は同じ。

\[ \boxed{\frac{189}{134217728}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

余事象はすべて裏である1列。全体からこの確率を引く。

\[ \boxed{\frac{268435455}{268435456}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

ちょうど2回表が出る事象は条件の事象に含まれるので、前2問の確率の比をとる。

\[ \boxed{\frac{126}{89478485}} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。

第2問 内積・角度とベクトルの射影

(1)

対応する成分の積の和が内積。大きさは成分の2乗和の平方根。

\[ \boxed{\mathbf a\cdot\mathbf b=56,\quad |\mathbf a|=|\mathbf b|=\sqrt{785}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

内積を2つのベクトルの大きさの積で割る。

\[ \boxed{\frac{56}{785}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

\[ |\mathbf a-t\mathbf b|^2=785t^2-112t+785 \]

。平方完成して頂点を求める。

\[ \boxed{\min=\frac{613089}{785},\quad t=\frac{56}{785}} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。

第3問 対数の真数条件と単調性

(1)

2つの真数がともに正になる条件の共通範囲をとる。

\[ \boxed{x>28} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

積の対数にまとめると \(x(x-28)=1568\)。2つの根のうち真数条件を満たすものを選ぶ。

\[ \boxed{x=56} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

底が1より大きいため、各対数は定義域内で増加する。等号となる点までが解となる。

\[ \boxed{28<x\le56} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。

第4問 二次関数の頂点・解・不等式

(1)

\(f(x)=(x-28)^2-28\)。平方は非負なので頂点で最小になる。

\[ \boxed{\min f=-28,\quad x=28} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

\((x-28)^2=28\) より、平方根の正負を両方とる。

\[ \boxed{x=28\pm\sqrt{28}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

上に開く放物線の値が非正になるのは、2つの零点の間(端点を含む)である。

\[ \boxed{28-\sqrt{28}\le x\le 28+\sqrt{28}} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。