龍谷大学 文系・数学IIまで 数学記述模試 第036回

この回のテストポイント

試験の条件と取り組み方

この模試の演習範囲は数学I(全範囲)/数学A(図形の性質・場合の数と確率)/数学II(全範囲)/数学B(数列)/数学C(ベクトル)です。問題・解答は独自に作成したものです。途中式、場合分け、証明の根拠も書きなさい。

大学公式の入試情報・公開問題を参照した対策用のオリジナル模試です。基本事項から標準問題まで、各大問の3小問で段階的に確認します。演習範囲・時間・大問数・満点・小問配点は本模試の設計です。実際の入試の時間・配点・出題形式を再現したものではありません。資料確認日:2026-10-04。出願時の試験条件は大学の最新募集要項で確認してください。

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問題

第1問 反復試行と条件付き確率(25点)

公平な硬貨を25回投げる。表の回数をXとする。

(1)表がちょうど2回出る確率を求めなさい。(7点)

(2)表が少なくとも1回出る確率を求めなさい。(7点)

(3)表が少なくとも1回出たという条件で、ちょうど2回出た確率を求めなさい。(11点)


第2問 対数の真数条件と単調性(25点)

\(F(x)=\log_2x+\log_2(x-25)\) を考える。

(1)定義域を求めなさい。(7点)

(2)\(F(x)=\log_2 1250\) を解きなさい。(7点)

(3)\(F(x)\le\log_2 1250\) を解きなさい。(11点)


第3問 絶対値の和と場合分け(25点)

\(f(x)=|x-25|+|x+25|\) とする。

(1)絶対値を外し、区間で場合分けして表しなさい。(7点)

(2)最小値と、その値をとるすべてのxを求めなさい。(7点)

(3)不等式 \(f(x)\le 75\) を解きなさい。(11点)


第4問 内積・角度とベクトルの射影(25点)

\[ \mathbf a=(25,1),\ \mathbf b=(1,25) \]

とする。

(1)内積と、それぞれの大きさを求めなさい。(7点)

(2)2つのベクトルのなす角の余弦を求めなさい。(7点)

(3)実数tに対し、|a−tb|²の最小値とそのときのtを求めなさい。(11点)


解答・解説

第1問 反復試行と条件付き確率

(1)

表が出る2回を選ぶ方法は \(25\) 個の位置から2個選ぶ組合せ。各列の確率は同じ。

\[ \boxed{\frac{75}{8388608}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

余事象はすべて裏である1列。全体からこの確率を引く。

\[ \boxed{\frac{33554431}{33554432}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

ちょうど2回表が出る事象は条件の事象に含まれるので、前2問の確率の比をとる。

\[ \boxed{\frac{300}{33554431}} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。

第2問 対数の真数条件と単調性

(1)

2つの真数がともに正になる条件の共通範囲をとる。

\[ \boxed{x>25} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

積の対数にまとめると \(x(x-25)=1250\)。2つの根のうち真数条件を満たすものを選ぶ。

\[ \boxed{x=50} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

底が1より大きいため、各対数は定義域内で増加する。等号となる点までが解となる。

\[ \boxed{25<x\le50} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。

第3問 絶対値の和と場合分け

(1)

符号が変わる点は \(-25,25\)。各区間でそれぞれの絶対値の中身の符号を調べる。

\[ \boxed{f(x)=\begin{cases}-2x&x<-25\\50&-25\le x\le25\\2x&x>25\end{cases}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

中央の区間では一定で、その外側では端点から離れるほど増加する。

\[ \boxed{\min f=50,\quad -25\le x\le25} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

左右の外側で \(-2x\le 75\)、\(2x\le 75\)。中央の区間はすべて条件を満たす。

\[ \boxed{-\frac{75}{2}\le x\le \frac{75}{2}} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。

第4問 内積・角度とベクトルの射影

(1)

対応する成分の積の和が内積。大きさは成分の2乗和の平方根。

\[ \boxed{\mathbf a\cdot\mathbf b=50,\quad |\mathbf a|=|\mathbf b|=\sqrt{626}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

内積を2つのベクトルの大きさの積で割る。

\[ \boxed{\frac{25}{313}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

\[ |\mathbf a-t\mathbf b|^2=626t^2-100t+626 \]

。平方完成して頂点を求める。

\[ \boxed{\min=\frac{194688}{313},\quad t=\frac{25}{313}} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。