立命館大学 文系・数学IIまで 数学記述模試 第057回

この回のテストポイント

試験の条件と取り組み方

この模試の演習範囲は数学I(全範囲)/数学A(図形の性質・場合の数と確率)/数学II(全範囲)/数学B(数列)/数学C(ベクトル)です。問題・解答は独自に作成したものです。途中式、場合分け、証明の根拠も書きなさい。

大学公式の入試情報・公開問題を参照した対策用のオリジナル模試です。標準計算と、条件整理・図形の立式・記述の応用を組み合わせます。演習範囲・時間・大問数・満点・小問配点は本模試の設計です。実際の入試の時間・配点・出題形式を再現したものではありません。資料確認日:2026-10-04。出願時の試験条件は大学の最新募集要項で確認してください。

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問題

第1問 三次関数の増減・接線・定積分(25点)

\(f(x)=x^3-30x^2\) とする。

(1)極大値と極小値を求めなさい。(7点)

(2)\(x=10\) における接線を求めなさい。(7点)

(3)\(\int_0^{30} f(x)\,dx\) を求めなさい。(11点)


第2問 三次方程式の実数解の個数(25点)

実数 \(a\) に対し、方程式 \(x^3-300x=a\) を考える。

(1)左辺の関数の極大値と極小値を求めなさい。(7点)

(2)異なる3つの実数解をもつための必要十分条件を求め、理由を説明しなさい。(7点)

(3)異なる実数解がちょうど2つとなる場合のパラメータと、そのときの解をすべて求めなさい。(11点)


第3問 円の弦と三角形の面積の最大化(25点)

円 \\(x^2+y^2=100\\) の内部の点 \(Q(5,0)\) を通る直線が、円とA、Bで交わる。

(1)直線が鉛直のとき、2つの交点を求めなさい。(7点)

(2)直線の傾きを実数mとするとき、弦ABの長さを求めなさい。(7点)

(3)鉛直の直線も含め、原点OとA、Bでできる三角形の面積の最大値を求め、等号が成り立つ直線を示しなさい。(11点)


第4問 集合の包含と人数の計算(25点)

50人のクラスで、集合Aの人数は30人、集合Bは20人、両方に属する人数は10人とする。

(1)少なくとも一方に属する人数を求めなさい。(7点)

(2)どちらにも属さない人数を求めなさい。(7点)

(3)一方だけに属する人数を求めなさい。(11点)


解答・解説

第1問 三次関数の増減・接線・定積分

(1)

\(f\prime(x)=3x(x-20)\)。符号を調べるとx=0で極大、x=20で極小。

\[ \boxed{\text{極大値 }0,\quad\text{極小値 }-4000} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

傾きは \(-300\)、接点のy座標は \(-2000\)。点傾きの式で接線を求める。

\[ \boxed{y=-300x+1000} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

多項式を項別に積分し、上端と下端の値の差をとる。定積分は符号付きの値である。

\[ \boxed{-67500} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。

第2問 三次方程式の実数解の個数

(1)

\(f'(x)=3(x-10)(x+10)\)。増減は順に増加・減少・増加なので、\(x=-10\) で極大、\(x=10\) で極小となる。

\[ \boxed{\text{極大値 }2000,\quad\text{極小値 }-2000} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

水平線が3つの単調な部分にそれぞれ1回交わる条件は、高さが極小値より大きく極大値より小さいことである。端点では接して重解をもつため除く。

\[ \boxed{-2000<a<2000} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

\(a=2000\) では \(f(x)-a=(x-20)(x+10)^2\)。\(a=-2000\) では \(f(x)-a=(x+20)(x-10)^2\)。

\[ \boxed{a=2000:x=-10,20;\quad a=-2000:x=-20,10} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。

第3問 円の弦と三角形の面積の最大化

(1)

\(x=5\) を円の式に代入する。\\(y^2=75\\)。

\[ \boxed{(5,\pm 5\sqrt{3})} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

直線は \(mx-y-5m=0\)。原点からの距離をdとすると \(d^2=\frac{100m^2}{4(1+m^2)}\)。弦の半分と距離と半径で直角三角形を作り、\(AB=2\sqrt{100-d^2}\)。

\[ \boxed{AB=10\sqrt{\frac{4+3m^2}{1+m^2}}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

直線がQを通るので \(0\le d\le10/2\)。面積の2乗は \(d^2(100-d^2)\)。\(s=d^2\) とおくと \(s(100-s)\) は \(0\le s\le100/4\) で増加する。距離が最大となるのは鉛直の直線。

\[ \boxed{\max S=25\sqrt{3},\quad x=5} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。

第4問 集合の包含と人数の計算

(1)

AとBの人数の和では共通部分を2回数えるため1回分引く。

\[ \boxed{40} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

全体から和集合の人数を引く。

\[ \boxed{10} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

和集合から共通部分を引く。

\[ \boxed{30} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。