お茶の水女子大学 文教育・生活科学などの数学 数学記述模試 第058回
この回のテストポイント
- 第1問:直角三角形の三角比と内接円
- 第2問:集合の包含と人数の計算
- 第3問:固定点を引く漸化式と重み付きの和
- 第4問:円と直線の交点数・弦の長さ
試験の条件と取り組み方
この模試の演習範囲は数学I(全範囲)/数学A(図形の性質・場合の数と確率)/数学II(全範囲)/数学B(数列)/数学C(ベクトル)です。問題・解答は独自に作成したものです。途中式、場合分け、証明の根拠も書きなさい。
大学公式の入試情報・公開問題を参照した対策用のオリジナル模試です。標準計算と、条件整理・図形の立式・記述の応用を組み合わせます。演習範囲・時間・大問数・満点・小問配点は本模試の設計です。実際の入試の時間・配点・出題形式を再現したものではありません。資料確認日:2026-10-04。出願時の試験条件は大学の最新募集要項で確認してください。
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問題
第1問 直角三角形の三角比と内接円(25点)
直角三角形ABCで角Aが直角、AB=26、AC=52とする。
(1)斜辺BCと角Bの余弦を求めなさい。(7点)
(2)AからBCに下ろした高さを求めなさい。(7点)
(3)内接円の半径を求めなさい。(11点)
第2問 集合の包含と人数の計算(25点)
130人のクラスで、集合Aの人数は78人、集合Bは52人、両方に属する人数は26人とする。
(1)少なくとも一方に属する人数を求めなさい。(7点)
(2)どちらにも属さない人数を求めなさい。(7点)
(3)一方だけに属する人数を求めなさい。(11点)
第3問 固定点を引く漸化式と重み付きの和(25点)
\(a_1=26,\ a_{n+1}=2a_n+26\) で定まる数列を考える。
(1)適当な定数を加えて等比数列を作り、一般項を求めなさい。(7点)
(2)初項から第n項までの和を求めなさい。(7点)
(3)\(\sum_{j=1}^n a_j/2^j\) を求めなさい。(11点)
第4問 円と直線の交点数・弦の長さ(25点)
円 \\(x^2+y^2=676\\) と直線 \(y=x+a\) を考える。
(1)共有点をもつaの範囲を求めなさい。(7点)
(2)接するときのaと接点を求めなさい。(7点)
(3)2交点を結ぶ弦の長さをaで表し、最大値を求めなさい。(11点)
解答・解説
第1問 直角三角形の三角比と内接円
(1)
三平方の定理で斜辺を求め、角Bの隣辺ABを斜辺で割る。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
面積は \(676\)。底辺をBCとして面積の等式を立てる。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
内心と各頂点を結ぶと、面積は内接円の半径と半周長の積になる。分母を有理化する。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第2問 集合の包含と人数の計算
(1)
AとBの人数の和では共通部分を2回数えるため1回分引く。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
全体から和集合の人数を引く。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
和集合から共通部分を引く。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第3問 固定点を引く漸化式と重み付きの和
(1)
\(a_{n+1}+26=2(a_n+26)\) なので \(a_n+26=52\cdot2^{n-1}\)。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
一般項を代入し、\(\sum_{j=1}^n2^j=2^{n+1}-2\) を使う。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
\(a_j/2^j=26(1-2^{-j})\)。\(\sum_{j=1}^n2^{-j}=1-2^{-n}\) を差し引く。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第4問 円と直線の交点数・弦の長さ
(1)
代入すると \\(2x^2+2ax+a^2-676=0\\)。判別式を0以上にする。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
判別式が0のときx=−a/2、y=a/2となる。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
原点から直線までの距離は|a|/√2。弦の中点までの距離と半径で直角三角形を作る。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。