名古屋市立大学 経済学部 数学記述模試 第088回
この回のテストポイント
- 第1問:反復試行と条件付き確率
- 第2問:等差数列の一般項・和・境界
- 第3問:対数の真数条件と単調性
- 第4問:二次関数の頂点・解・不等式
試験の条件と取り組み方
この模試の演習範囲は数学I(全範囲)/数学A(図形の性質・場合の数と確率)/数学II(全範囲)/数学B(数列)/数学C(ベクトル)です。問題・解答は独自に作成したものです。途中式、場合分け、証明の根拠も書きなさい。
大学公式の入試情報・公開問題を参照した対策用のオリジナル模試です。基本事項から標準問題まで、各大問の3小問で段階的に確認します。演習範囲・時間・大問数・満点・小問配点は本模試の設計です。実際の入試の時間・配点・出題形式を再現したものではありません。資料確認日:2026-10-04。出願時の試験条件は大学の最新募集要項で確認してください。
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問題
第1問 反復試行と条件付き確率(25点)
公平な硬貨を21回投げる。表の回数をXとする。
(1)表がちょうど2回出る確率を求めなさい。(7点)
(2)表が少なくとも1回出る確率を求めなさい。(7点)
(3)表が少なくとも1回出たという条件で、ちょうど2回出た確率を求めなさい。(11点)
第2問 等差数列の一般項・和・境界(25点)
初項21、公差2の等差数列をaₙとする。
(1)一般項を求めなさい。(7点)
(2)初項から第n項までの和を求めなさい。(7点)
(3)\(a_n\ge 63\) となる最小の正の整数nを求めなさい。(11点)
第3問 対数の真数条件と単調性(25点)
\(F(x)=\log_2x+\log_2(x-21)\) を考える。
(1)定義域を求めなさい。(7点)
(2)\(F(x)=\log_2 882\) を解きなさい。(7点)
(3)\(F(x)\le\log_2 882\) を解きなさい。(11点)
第4問 二次関数の頂点・解・不等式(25点)
実数全体で \(f(x)=x^2-42x+420\) を考える。
(1)平方完成して最小値とそれをとる値を求めなさい。(7点)
(2)方程式f(x)=0の解を求めなさい。(7点)
(3)不等式f(x)≤0を解きなさい。(11点)
解答・解説
第1問 反復試行と条件付き確率
(1)
表が出る2回を選ぶ方法は \(21\) 個の位置から2個選ぶ組合せ。各列の確率は同じ。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
余事象はすべて裏である1列。全体からこの確率を引く。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
ちょうど2回表が出る事象は条件の事象に含まれるので、前2問の確率の比をとる。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第2問 等差数列の一般項・和・境界
(1)
初項に公差のn−1倍を加える。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
初項と末項の平均に項数を掛ける。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
一般項を代入してnの不等式を解き、最小の整数を選ぶ。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第3問 対数の真数条件と単調性
(1)
2つの真数がともに正になる条件の共通範囲をとる。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
積の対数にまとめると \(x(x-21)=882\)。2つの根のうち真数条件を満たすものを選ぶ。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
底が1より大きいため、各対数は定義域内で増加する。等号となる点までが解となる。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第4問 二次関数の頂点・解・不等式
(1)
\(f(x)=(x-21)^2-21\)。平方は非負なので頂点で最小になる。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
\((x-21)^2=21\) より、平方根の正負を両方とる。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
上に開く放物線の値が非正になるのは、2つの零点の間(端点を含む)である。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。