南山大学 文系・数学I・II・A 数学記述模試 第092回

この回のテストポイント

試験の条件と取り組み方

この模試の演習範囲は数学I(全範囲)/数学A(図形の性質・場合の数と確率)/数学II(全範囲)です。問題・解答は独自に作成したものです。途中式、場合分け、証明の根拠も書きなさい。

大学公式の入試情報・公開問題を参照した対策用のオリジナル模試です。数学I・II・Aに絞り、数学B・Cを含めない演習として構成します。演習範囲・時間・大問数・満点・小問配点は本模試の設計です。実際の入試の時間・配点・出題形式を再現したものではありません。資料確認日:2026-10-04。出願時の試験条件は大学の最新募集要項で確認してください。

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問題

第1問 2群のデータを合わせた平均と分散(25点)

それぞれ16個のデータをもつ2群がある。第1群の平均は16、第2群の平均は18、両群の分散は1である。

(1)全データの平均を求めなさい。(7点)

(2)各群の平均を中心とする偏差の2乗和を求めなさい。(7点)

(3)全データの分散を求めなさい。(11点)


第2問 二次方程式の解の符号(25点)

実数tに対し \\(x^2-2tx+256=0\\) を考える。

(1)実数解をもつtの範囲を求めなさい。(7点)

(2)異なる2つの正の実数解をもつtの範囲を求めなさい。(7点)

(3)2つの実数解をα,βとするとき、逆数の和をtで表しなさい。(11点)


第3問 円と直線の交点数・弦の長さ(25点)

円 \\(x^2+y^2=256\\) と直線 \(y=x+a\) を考える。

(1)共有点をもつaの範囲を求めなさい。(7点)

(2)接するときのaと接点を求めなさい。(7点)

(3)2交点を結ぶ弦の長さをaで表し、最大値を求めなさい。(11点)


第4問 非復元抽出の組合せと期待値(25点)

袋に赤玉32個、青玉16個がある。玉を戻さず順に3個取り出す。赤玉の数をXとする。

(1)赤2個、青1個となる確率を求めなさい。(7点)

(2)赤玉の個数Xの期待値を求めなさい。(7点)

(3)赤2個、青1個だったという条件で、最初の玉が赤だった確率を求めなさい。(11点)


解答・解説

第1問 2群のデータを合わせた平均と分散

(1)

個数が同じなので2つの平均の平均をとる。

\[ \boxed{17} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

分散は偏差の2乗和を個数で割った値である。

\[ \boxed{\text{各群 }16,\quad\text{合計 }32} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

全体の平均から各群の平均は1ずつ離れている。偏差を展開すると一次の項の和は0。群内分散1に平均間の分散1が加わる。

\[ \boxed{2} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。

第2問 二次方程式の解の符号

(1)

判別式は \(4(t^2-256)\)。0以上となる範囲を求める。

\[ \boxed{t\le-16\ \text{または}\ t\ge16} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

解の積は正で、和が正なら両方正になる。重解を除くため判別式は正とする。

\[ \boxed{t>16} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

解の積は \(256\)、和は2t。積が0ではないので逆数が定義できる。

\[ \boxed{\frac1\alpha+\frac1\beta=\frac{2t}{256}} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。

第3問 円と直線の交点数・弦の長さ

(1)

代入すると \\(2x^2+2ax+a^2-256=0\\)。判別式を0以上にする。

\[ \boxed{-16\sqrt2\le a\le16\sqrt2} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

判別式が0のときx=−a/2、y=a/2となる。

\[ \boxed{a=\pm16\sqrt2,\quad P=(-a/2,a/2)} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

原点から直線までの距離は|a|/√2。弦の中点までの距離と半径で直角三角形を作る。

\[ \boxed{L=\sqrt{1024-2a^2},\quad\max L=32\ (a=0)} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。

第4問 非復元抽出の組合せと期待値

(1)

色ごとに玉を選ぶ組合せの積を、全体から3個選ぶ組合せで割る。

\[ \boxed{\frac{496}{1081}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

各回が赤である指示変数の和で表す。各回の周辺確率は2/3で、期待値の加法性を使う。

\[ \boxed{2} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

条件の下で青玉の位置は3通りが等確率。最初が赤なのは残りの2通り。

\[ \boxed{\frac23} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。