南山大学 文系・数学I・II・A 数学記述模試 第017回

この回のテストポイント

試験の条件と取り組み方

この模試の演習範囲は数学I(全範囲)/数学A(図形の性質・場合の数と確率)/数学II(全範囲)です。問題・解答は独自に作成したものです。途中式、場合分け、証明の根拠も書きなさい。

大学公式の入試情報・公開問題を参照した対策用のオリジナル模試です。数学I・II・Aに絞り、数学B・Cを含めない演習として構成します。演習範囲・時間・大問数・満点・小問配点は本模試の設計です。実際の入試の時間・配点・出題形式を再現したものではありません。資料確認日:2026-10-04。出願時の試験条件は大学の最新募集要項で確認してください。

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問題

第1問 2群のデータを合わせた平均と分散(25点)

それぞれ31個のデータをもつ2群がある。第1群の平均は31、第2群の平均は33、両群の分散は1である。

(1)全データの平均を求めなさい。(7点)

(2)各群の平均を中心とする偏差の2乗和を求めなさい。(7点)

(3)全データの分散を求めなさい。(11点)


第2問 絶対値の和と場合分け(25点)

\(f(x)=|x-31|+|x+31|\) とする。

(1)絶対値を外し、区間で場合分けして表しなさい。(7点)

(2)最小値と、その値をとるすべてのxを求めなさい。(7点)

(3)不等式 \(f(x)\le 93\) を解きなさい。(11点)


第3問 三次関数の増減・接線・定積分(25点)

\(f(x)=x^3-93x^2\) とする。

(1)極大値と極小値を求めなさい。(7点)

(2)\(x=31\) における接線を求めなさい。(7点)

(3)\(\int_0^{93} f(x)\,dx\) を求めなさい。(11点)


第4問 反復試行と条件付き確率(25点)

公平な硬貨を31回投げる。表の回数をXとする。

(1)表がちょうど2回出る確率を求めなさい。(7点)

(2)表が少なくとも1回出る確率を求めなさい。(7点)

(3)表が少なくとも1回出たという条件で、ちょうど2回出た確率を求めなさい。(11点)


解答・解説

第1問 2群のデータを合わせた平均と分散

(1)

個数が同じなので2つの平均の平均をとる。

\[ \boxed{32} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

分散は偏差の2乗和を個数で割った値である。

\[ \boxed{\text{各群 }31,\quad\text{合計 }62} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

全体の平均から各群の平均は1ずつ離れている。偏差を展開すると一次の項の和は0。群内分散1に平均間の分散1が加わる。

\[ \boxed{2} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。

第2問 絶対値の和と場合分け

(1)

符号が変わる点は \(-31,31\)。各区間でそれぞれの絶対値の中身の符号を調べる。

\[ \boxed{f(x)=\begin{cases}-2x&x<-31\\62&-31\le x\le31\\2x&x>31\end{cases}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

中央の区間では一定で、その外側では端点から離れるほど増加する。

\[ \boxed{\min f=62,\quad -31\le x\le31} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

左右の外側で \(-2x\le 93\)、\(2x\le 93\)。中央の区間はすべて条件を満たす。

\[ \boxed{-\frac{93}{2}\le x\le \frac{93}{2}} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。

第3問 三次関数の増減・接線・定積分

(1)

\(f\prime(x)=3x(x-62)\)。符号を調べるとx=0で極大、x=62で極小。

\[ \boxed{\text{極大値 }0,\quad\text{極小値 }-119164} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

傾きは \(-2883\)、接点のy座標は \(-59582\)。点傾きの式で接線を求める。

\[ \boxed{y=-2883x+29791} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

多項式を項別に積分し、上端と下端の値の差をとる。定積分は符号付きの値である。

\[ \boxed{-\frac{24935067}{4}} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。

第4問 反復試行と条件付き確率

(1)

表が出る2回を選ぶ方法は \(31\) 個の位置から2個選ぶ組合せ。各列の確率は同じ。

\[ \boxed{\frac{465}{2147483648}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

余事象はすべて裏である1列。全体からこの確率を引く。

\[ \boxed{\frac{2147483647}{2147483648}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

ちょうど2回表が出る事象は条件の事象に含まれるので、前2問の確率の比をとる。

\[ \boxed{\frac{465}{2147483647}} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。