明治大学 政治経済学部・統計を含む 数学記述模試 第028回
この回のテストポイント
- 第1問:三次関数の増減・接線・定積分
- 第2問:抽出方法と条件付き確率
- 第3問:二次関数の頂点・解・不等式
- 第4問:円の弦と三角形の面積の最大化
試験の条件と取り組み方
この模試の演習範囲は数学I(全範囲)/数学A(図形の性質・場合の数と確率)/数学II(全範囲)/数学B(数列・統計的な推測)/数学C(ベクトル)です。問題・解答は独自に作成したものです。途中式、場合分け、証明の根拠も書きなさい。
大学公式の入試情報・公開問題を参照した対策用のオリジナル模試です。標準計算と、条件整理・図形の立式・記述の応用を組み合わせます。演習範囲・時間・大問数・満点・小問配点は本模試の設計です。実際の入試の時間・配点・出題形式を再現したものではありません。資料確認日:2026-10-04。出願時の試験条件は大学の最新募集要項で確認してください。
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問題
第1問 三次関数の増減・接線・定積分(25点)
\(f(x)=x^3-36x^2\) とする。
(1)極大値と極小値を求めなさい。(7点)
(2)\(x=12\) における接線を求めなさい。(7点)
(3)\(\int_0^{36} f(x)\,dx\) を求めなさい。(11点)
第2問 抽出方法と条件付き確率(25点)
袋に赤玉 \(12\) 個、青玉 \(24\) 個が入っている。すべての玉は同様に確からしく選ばれる。
(1)戻さずに2個取り出すとき、両方が赤玉である確率を求めなさい。(7点)
(2)戻さずに2個取り出し、少なくとも1個は赤玉だったと分かった。両方が赤玉である条件付き確率を求めなさい。(7点)
(3)今度は1個目を戻してから2個目を取り出す。同じ条件付き確率を求め、前問の値と比較しなさい。(11点)
第3問 二次関数の頂点・解・不等式(25点)
実数全体で \(f(x)=x^2-24x+132\) を考える。
(1)平方完成して最小値とそれをとる値を求めなさい。(7点)
(2)方程式f(x)=0の解を求めなさい。(7点)
(3)不等式f(x)≤0を解きなさい。(11点)
第4問 円の弦と三角形の面積の最大化(25点)
円 \\(x^2+y^2=144\\) の内部の点 \(Q(6,0)\) を通る直線が、円とA、Bで交わる。
(1)直線が鉛直のとき、2つの交点を求めなさい。(7点)
(2)直線の傾きを実数mとするとき、弦ABの長さを求めなさい。(7点)
(3)鉛直の直線も含め、原点OとA、Bでできる三角形の面積の最大値を求め、等号が成り立つ直線を示しなさい。(11点)
解答・解説
第1問 三次関数の増減・接線・定積分
(1)
\(f\prime(x)=3x(x-24)\)。符号を調べるとx=0で極大、x=24で極小。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
傾きは \(-432\)、接点のy座標は \(-3456\)。点傾きの式で接線を求める。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
多項式を項別に積分し、上端と下端の値の差をとる。定積分は符号付きの値である。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第2問 抽出方法と条件付き確率
(1)
最初の赤の確率は1/3、2個目は \((12-1)/(36-1)\)。順序を区別しない組合せによる数え方でも一致する。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
少なくとも1個が赤という確率は \(1-\frac{24(24-1)}{36(36-1)}\)。両方が赤という確率をこれで割る。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
復元抽出では各回の赤の確率が1/3で独立。両方赤は1/9、少なくとも1個赤は5/9。比較には \(5(12-1)<60-1\) を用いる。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第3問 二次関数の頂点・解・不等式
(1)
\(f(x)=(x-12)^2-12\)。平方は非負なので頂点で最小になる。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
\((x-12)^2=12\) より、平方根の正負を両方とる。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
上に開く放物線の値が非正になるのは、2つの零点の間(端点を含む)である。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第4問 円の弦と三角形の面積の最大化
(1)
\(x=6\) を円の式に代入する。\\(y^2=108\\)。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
直線は \(mx-y-6m=0\)。原点からの距離をdとすると \(d^2=\frac{144m^2}{4(1+m^2)}\)。弦の半分と距離と半径で直角三角形を作り、\(AB=2\sqrt{144-d^2}\)。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
直線がQを通るので \(0\le d\le12/2\)。面積の2乗は \(d^2(144-d^2)\)。\(s=d^2\) とおくと \(s(144-s)\) は \(0\le s\le144/4\) で増加する。距離が最大となるのは鉛直の直線。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。