京都産業大学 理系・数学IIIを含む 数学記述模試 第093回

この回のテストポイント

試験の条件と取り組み方

この模試の演習範囲は数学I(全範囲)/数学A(図形の性質・場合の数と確率)/数学II(全範囲)/数学B(数列)/数学C(ベクトル・平面上の曲線と複素数平面)/数学III(全範囲)です。問題・解答は独自に作成したものです。途中式、場合分け、証明の根拠も書きなさい。

大学公式の入試情報・公開問題を参照した対策用のオリジナル模試です。基本事項から標準問題まで、各大問の3小問で段階的に確認します。演習範囲・時間・大問数・満点・小問配点は本模試の設計です。実際の入試の時間・配点・出題形式を再現したものではありません。資料確認日:2026-10-04。出願時の試験条件は大学の最新募集要項で確認してください。

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問題

第1問 余弦定理・面積・正弦定理(17点)

三角形ABCでAB=6、AC=12、角A=60°とする。

(1)BCを求めなさい。(5点)

(2)三角形の面積を求めなさい。(5点)

(3)外接円の半径を求めなさい。(7点)


第2問 回転軸を変える体積計算(17点)

\(0\le x\le6\) で曲線 \(y=x(6-x)\) とx軸で囲まれる領域をDとする。

(1)Dの面積を求めなさい。(5点)

(2)Dをx軸の周りに1回転してできる立体の体積を求めなさい。(5点)

(3)Dをy軸の周りに1回転してできる立体の体積を、yに垂直な切り口の面積を用いて求めなさい。(7点)


第3問 直角三角形の三角比と内接円(17点)

直角三角形ABCで角Aが直角、AB=6、AC=12とする。

(1)斜辺BCと角Bの余弦を求めなさい。(5点)

(2)AからBCに下ろした高さを求めなさい。(5点)

(3)内接円の半径を求めなさい。(7点)


第4問 剰余定理と三次式の因数分解(17点)

\(P(x)=x^3+ax+b\) とし、\(P(6)=0\)、\(P(-6)=432\) とする。

(1)a,bを求めなさい。(5点)

(2)P(x)=0の解をすべて求めなさい。(5点)

(3)P(x)を \(x-12\) で割った余りを求めなさい。(7点)


第5問 等差数列の一般項・和・境界(16点)

初項6、公差2の等差数列をaₙとする。

(1)一般項を求めなさい。(4点)

(2)初項から第n項までの和を求めなさい。(4点)

(3)\(a_n\ge 18\) となる最小の正の整数nを求めなさい。(8点)


第6問 複素数の距離条件と逆数の軌跡(16点)

複素数zが \(|z-6|=2|z+6|\) を満たす。

(1)実部と虚部を使って軌跡の方程式を求め、中心と半径を示しなさい。(4点)

(2)絶対値の最大値と最小値、およびそれらをとる複素数を求めなさい。(4点)

(3)逆数w=1/zの軌跡も求めなさい。逆数が定義できる理由を述べなさい。(8点)


解答・解説

第1問 余弦定理・面積・正弦定理

(1)

余弦定理で \(BC^2=36+144-144\cos60^\circ\)。

\[ \boxed{6\sqrt3} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。

(2)

2辺とその間の角から、辺の積と正弦の半分で面積を計算する。

\[ \boxed{18\sqrt{3}} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。

(3)

正弦定理で、BCを角Aの正弦の2倍で割る。

\[ \boxed{6} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

第2問 回転軸を変える体積計算

(1)

非負の関数の下の面積なので \(S=\int_0^{6}x(6-x)\,dx\)。

\[ \boxed{36} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。

(2)

切り口は半径 \(x(6-x)\) の円。

\[ V_x=\pi\int_0^{6}x^2(6-x)^2\,dx \]

。展開して項別に積分する。

\[ \boxed{\frac{1296}{5}\pi} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。

(3)

\(0\le y\le36/4\)。左右の境界は \(x_\pm=(6\pm\sqrt{36-4y})/2\)。切り口は環で、面積は

\[ \pi(x_+^2-x_-^2)=6\pi\sqrt{36-4y} \]

。これをyについて積分する。

\[ \boxed{216\pi} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

第3問 直角三角形の三角比と内接円

(1)

三平方の定理で斜辺を求め、角Bの隣辺ABを斜辺で割る。

\[ \boxed{BC=6\sqrt5,\quad\cos B=\frac1{\sqrt5}} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。

(2)

面積は \(36\)。底辺をBCとして面積の等式を立てる。

\[ \boxed{\frac{12}{5}\sqrt{5}} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。

(3)

内心と各頂点を結ぶと、面積は内接円の半径と半周長の積になる。分母を有理化する。

\[ \boxed{r=3(3-\sqrt5)} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

第4問 剰余定理と三次式の因数分解

(1)

2つの条件を代入してa,bの連立一次方程式を解く。

\[ \boxed{a=-72,\quad b=216} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。

(2)

\(P(x)=(x-6)\(x^2+6x-36\)\)。残った二次方程式に解の公式を使う。

\[ \boxed{x=6,3(-1\pm\sqrt5)} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。

(3)

一次式で割った余りは、その一次式の零点での多項式の値に等しい。

\[ \boxed{1080} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

第5問 等差数列の一般項・和・境界

(1)

初項に公差のn−1倍を加える。

\[ \boxed{a_n=6+2(n-1)} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に2点。

(2)

初項と末項の平均に項数を掛ける。

\[ \boxed{S_n=n(n+5)} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に2点。

(3)

一般項を代入してnの不等式を解き、最小の整数を選ぶ。

\[ \boxed{7} \]

採点の目安:考え方と立式に4点、結論と条件の確認に4点。

第6問 複素数の距離条件と逆数の軌跡

(1)

\(z=x+iy\) として2乗すると \((x-6)^2+y^2=4((x+6)^2+y^2)\)。平方完成して円の式に直す。

\[ \boxed{(x+10)^2+y^2=64} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に2点。

(2)

原点から中心までの距離は \(30/3\)、半径は \(24/3\)。円は原点を含まない。原点と中心を結ぶ直線上の2点で距離の極値をとる。

\[ \boxed{\max|z|=18\ (z=-18),\quad\min|z|=2\ (z=-2)} \]

採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に2点。

(3)

前問の最小値が正なので逆数をとれる。条件を \(|1-6w|=2|1+6w|\) に直し、同様に平方完成する。

\[ \boxed{(\operatorname{Re}w+\frac{5}{18})^2+(\operatorname{Im}w)^2=\frac{4}{81}} \]

採点の目安:考え方と立式に4点、結論と条件の確認に4点。