駒澤大学 文系・数学IIまで 数学記述模試 第024回
この回のテストポイント
- 第1問:二次関数の頂点・解・不等式
- 第2問:部分分数分解と有限和の評価
- 第3問:反復試行と条件付き確率
- 第4問:剰余定理と三次式の因数分解
試験の条件と取り組み方
この模試の演習範囲は数学I(全範囲)/数学A(図形の性質・場合の数と確率)/数学II(全範囲)/数学B(数列)/数学C(ベクトル)です。問題・解答は独自に作成したものです。途中式、場合分け、証明の根拠も書きなさい。
大学公式の入試情報・公開問題を参照した対策用のオリジナル模試です。基本事項から標準問題まで、各大問の3小問で段階的に確認します。演習範囲・時間・大問数・満点・小問配点は本模試の設計です。実際の入試の時間・配点・出題形式を再現したものではありません。資料確認日:2026-10-04。出願時の試験条件は大学の最新募集要項で確認してください。
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問題
第1問 二次関数の頂点・解・不等式(25点)
実数全体で \(f(x)=x^2-64x+992\) を考える。
(1)平方完成して最小値とそれをとる値を求めなさい。(7点)
(2)方程式f(x)=0の解を求めなさい。(7点)
(3)不等式f(x)≤0を解きなさい。(11点)
第2問 部分分数分解と有限和の評価(25点)
\(a_n=\frac1{(n+32)(n+33)}\) とする。
(1)aₙを2つの分数の差に分解しなさい。(7点)
(2)初項から第n項までの和Sₙを求めなさい。(7点)
(3)\(S_n\ge\frac1{66}\) となる最小の正の整数nを求めなさい。(11点)
第3問 反復試行と条件付き確率(25点)
公平な硬貨を32回投げる。表の回数をXとする。
(1)表がちょうど2回出る確率を求めなさい。(7点)
(2)表が少なくとも1回出る確率を求めなさい。(7点)
(3)表が少なくとも1回出たという条件で、ちょうど2回出た確率を求めなさい。(11点)
第4問 剰余定理と三次式の因数分解(25点)
\(P(x)=x^3+ax+b\) とし、\(P(32)=0\)、\(P(-32)=65536\) とする。
(1)a,bを求めなさい。(7点)
(2)P(x)=0の解をすべて求めなさい。(7点)
(3)P(x)を \(x-64\) で割った余りを求めなさい。(11点)
解答・解説
第1問 二次関数の頂点・解・不等式
(1)
\(f(x)=(x-32)^2-32\)。平方は非負なので頂点で最小になる。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
\((x-32)^2=32\) より、平方根の正負を両方とる。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
上に開く放物線の値が非正になるのは、2つの零点の間(端点を含む)である。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第2問 部分分数分解と有限和の評価
(1)
分子が隣接する分母の差であることを利用する。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
隣接する項が打ち消し合い、最初と最後の分数だけが残る。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
前問の和を代入する。分母は正なので両辺に掛けてnの不等式へ直す。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第3問 反復試行と条件付き確率
(1)
表が出る2回を選ぶ方法は \(32\) 個の位置から2個選ぶ組合せ。各列の確率は同じ。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
余事象はすべて裏である1列。全体からこの確率を引く。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
ちょうど2回表が出る事象は条件の事象に含まれるので、前2問の確率の比をとる。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第4問 剰余定理と三次式の因数分解
(1)
2つの条件を代入してa,bの連立一次方程式を解く。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
\(P(x)=(x-32)\(x^2+32x-1024\)\)。残った二次方程式に解の公式を使う。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
一次式で割った余りは、その一次式の零点での多項式の値に等しい。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。