駒澤大学 文系・数学IIまで 数学記述模試 第019回

この回のテストポイント

試験の条件と取り組み方

この模試の演習範囲は数学I(全範囲)/数学A(図形の性質・場合の数と確率)/数学II(全範囲)/数学B(数列)/数学C(ベクトル)です。問題・解答は独自に作成したものです。途中式、場合分け、証明の根拠も書きなさい。

大学公式の入試情報・公開問題を参照した対策用のオリジナル模試です。基本事項から標準問題まで、各大問の3小問で段階的に確認します。演習範囲・時間・大問数・満点・小問配点は本模試の設計です。実際の入試の時間・配点・出題形式を再現したものではありません。資料確認日:2026-10-04。出願時の試験条件は大学の最新募集要項で確認してください。

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問題

第1問 二次関数の頂点・解・不等式(25点)

実数全体で \(f(x)=x^2-40x+380\) を考える。

(1)平方完成して最小値とそれをとる値を求めなさい。(7点)

(2)方程式f(x)=0の解を求めなさい。(7点)

(3)不等式f(x)≤0を解きなさい。(11点)


第2問 部分分数分解と有限和の評価(25点)

\(a_n=\frac1{(n+20)(n+21)}\) とする。

(1)aₙを2つの分数の差に分解しなさい。(7点)

(2)初項から第n項までの和Sₙを求めなさい。(7点)

(3)\(S_n\ge\frac1{42}\) となる最小の正の整数nを求めなさい。(11点)


第3問 反復試行と条件付き確率(25点)

公平な硬貨を20回投げる。表の回数をXとする。

(1)表がちょうど2回出る確率を求めなさい。(7点)

(2)表が少なくとも1回出る確率を求めなさい。(7点)

(3)表が少なくとも1回出たという条件で、ちょうど2回出た確率を求めなさい。(11点)


第4問 三次関数の増減・接線・定積分(25点)

\(f(x)=x^3-60x^2\) とする。

(1)極大値と極小値を求めなさい。(7点)

(2)\(x=20\) における接線を求めなさい。(7点)

(3)\(\int_0^{60} f(x)\,dx\) を求めなさい。(11点)


解答・解説

第1問 二次関数の頂点・解・不等式

(1)

\(f(x)=(x-20)^2-20\)。平方は非負なので頂点で最小になる。

\[ \boxed{\min f=-20,\quad x=20} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

\((x-20)^2=20\) より、平方根の正負を両方とる。

\[ \boxed{x=20\pm\sqrt{20}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

上に開く放物線の値が非正になるのは、2つの零点の間(端点を含む)である。

\[ \boxed{20-\sqrt{20}\le x\le 20+\sqrt{20}} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。

第2問 部分分数分解と有限和の評価

(1)

分子が隣接する分母の差であることを利用する。

\[ \boxed{a_n=\frac1{n+20}-\frac1{n+21}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

隣接する項が打ち消し合い、最初と最後の分数だけが残る。

\[ \boxed{S_n=\frac{n}{21(n+21)}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

前問の和を代入する。分母は正なので両辺に掛けてnの不等式へ直す。

\[ \boxed{21} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。

第3問 反復試行と条件付き確率

(1)

表が出る2回を選ぶ方法は \(20\) 個の位置から2個選ぶ組合せ。各列の確率は同じ。

\[ \boxed{\frac{95}{524288}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

余事象はすべて裏である1列。全体からこの確率を引く。

\[ \boxed{\frac{1048575}{1048576}} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

ちょうど2回表が出る事象は条件の事象に含まれるので、前2問の確率の比をとる。

\[ \boxed{\frac{38}{209715}} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。

第4問 三次関数の増減・接線・定積分

(1)

\(f\prime(x)=3x(x-40)\)。符号を調べるとx=0で極大、x=40で極小。

\[ \boxed{\text{極大値 }0,\quad\text{極小値 }-32000} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(2)

傾きは \(-1200\)、接点のy座標は \(-16000\)。点傾きの式で接線を求める。

\[ \boxed{y=-1200x+8000} \]

採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。

(3)

多項式を項別に積分し、上端と下端の値の差をとる。定積分は符号付きの値である。

\[ \boxed{-1080000} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。