関西医科大学 看護学部・数学I・A 数学記述模試 第087回
この回のテストポイント
- 第1問:非復元抽出の組合せと期待値
- 第2問:データの変換と分散
- 第3問:整数を選ぶ確率と条件付き確率
試験の条件と取り組み方
この模試の演習範囲は数学I(全範囲)/数学A(図形の性質・場合の数と確率)です。問題・解答は独自に作成したものです。途中式、場合分け、証明の根拠も書きなさい。
大学公式の入試情報・公開問題を参照した対策用のオリジナル模試です。数学I・Aに絞り、二次関数・データの分析・三角比・場合の数と確率を組み合わせます。演習範囲・時間・大問数・満点・小問配点は本模試の設計です。実際の入試の時間・配点・出題形式を再現したものではありません。資料確認日:2026-10-04。出願時の試験条件は大学の最新募集要項で確認してください。
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問題
第1問 非復元抽出の組合せと期待値(34点)
袋に赤玉14個、青玉7個がある。玉を戻さず順に3個取り出す。赤玉の数をXとする。
(1)赤2個、青1個となる確率を求めなさい。(10点)
(2)赤玉の個数Xの期待値を求めなさい。(10点)
(3)赤2個、青1個だったという条件で、最初の玉が赤だった確率を求めなさい。(14点)
第2問 データの変換と分散(33点)
5個のデータは \(5,6,7,8,9\) である。分散は偏差の2乗の平均で定義する。各データxをy=2x+3に変換する。
(1)元のデータの平均・分散を求めなさい。(9点)
(2)変換後の平均・分散を求めなさい。(9点)
(3)元のデータと変換後のデータの相関係数を求め、符号の理由を説明しなさい。(15点)
第3問 整数を選ぶ確率と条件付き確率(33点)
1から14までの整数が1枚ずつ書かれたカードから、1枚を等確率で選ぶ。Aを偶数が出る事象、Bを7より大きい数が出る事象とする。
(1)P(A),P(B)を求めなさい。(9点)
(2)P(A∩B)を求めなさい。(9点)
(3)P(A|B)を求め、AとBが独立かどうか判定しなさい。(15点)
解答・解説
第1問 非復元抽出の組合せと期待値
(1)
色ごとに玉を選ぶ組合せの積を、全体から3個選ぶ組合せで割る。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に5点。
(2)
各回が赤である指示変数の和で表す。各回の周辺確率は2/3で、期待値の加法性を使う。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に5点。
(3)
条件の下で青玉の位置は3通りが等確率。最初が赤なのは残りの2通り。
採点の目安:考え方と立式に7点、結論と条件の確認に7点。
第2問 データの変換と分散
(1)
平均は中央の \(7\)。偏差は −2,−1,0,1,2 なので2乗和を5で割る。
採点の目安:考え方と立式に4点、結論と条件の確認に5点。
(2)
平均は同じ一次式で変換され、各偏差は2倍になる。偏差の2乗の平均は4倍になる。
採点の目安:考え方と立式に4点、結論と条件の確認に5点。
(3)
共分散は元の分散の2倍。標準偏差の積も元の分散の2倍であり、正の傾きの完全な直線関係となる。
採点の目安:考え方と立式に7点、結論と条件の確認に8点。
第3問 整数を選ぶ確率と条件付き確率
(1)
偶数はk個、上半分の数もk個。全体は2k枚。
採点の目安:考え方と立式に4点、結論と条件の確認に5点。
(2)
共通部分の偶数の個数は \(7-\lfloor7/2\rfloor\)。全体の枚数で割る。
採点の目安:考え方と立式に4点、結論と条件の確認に5点。
(3)
条件付き確率は共通部分の確率をP(B)で割る。これがP(A)=1/2と等しい条件を調べる。
採点の目安:考え方と立式に7点、結論と条件の確認に8点。