北里大学 薬・医療系・数学IIまで 数学記述模試 第091回
この回のテストポイント
- 第1問:内積・角度とベクトルの射影
- 第2問:二次方程式の解の符号
- 第3問:非復元抽出の組合せと期待値
- 第4問:剰余定理と三次式の因数分解
試験の条件と取り組み方
この模試の演習範囲は数学I(全範囲)/数学A(図形の性質・場合の数と確率)/数学II(全範囲)/数学B(数列)/数学C(ベクトル)です。問題・解答は独自に作成したものです。途中式、場合分け、証明の根拠も書きなさい。
大学公式の入試情報・公開問題を参照した対策用のオリジナル模試です。基本事項から標準問題まで、各大問の3小問で段階的に確認します。演習範囲・時間・大問数・満点・小問配点は本模試の設計です。実際の入試の時間・配点・出題形式を再現したものではありません。資料確認日:2026-10-04。出願時の試験条件は大学の最新募集要項で確認してください。
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問題
第1問 内積・角度とベクトルの射影(25点)
とする。
(1)内積と、それぞれの大きさを求めなさい。(7点)
(2)2つのベクトルのなす角の余弦を求めなさい。(7点)
(3)実数tに対し、|a−tb|²の最小値とそのときのtを求めなさい。(11点)
第2問 二次方程式の解の符号(25点)
実数tに対し \\(x^2-2tx+289=0\\) を考える。
(1)実数解をもつtの範囲を求めなさい。(7点)
(2)異なる2つの正の実数解をもつtの範囲を求めなさい。(7点)
(3)2つの実数解をα,βとするとき、逆数の和をtで表しなさい。(11点)
第3問 非復元抽出の組合せと期待値(25点)
袋に赤玉34個、青玉17個がある。玉を戻さず順に3個取り出す。赤玉の数をXとする。
(1)赤2個、青1個となる確率を求めなさい。(7点)
(2)赤玉の個数Xの期待値を求めなさい。(7点)
(3)赤2個、青1個だったという条件で、最初の玉が赤だった確率を求めなさい。(11点)
第4問 剰余定理と三次式の因数分解(25点)
\(P(x)=x^3+ax+b\) とし、\(P(17)=0\)、\(P(-17)=9826\) とする。
(1)a,bを求めなさい。(7点)
(2)P(x)=0の解をすべて求めなさい。(7点)
(3)P(x)を \(x-34\) で割った余りを求めなさい。(11点)
解答・解説
第1問 内積・角度とベクトルの射影
(1)
対応する成分の積の和が内積。大きさは成分の2乗和の平方根。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
内積を2つのベクトルの大きさの積で割る。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
。平方完成して頂点を求める。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第2問 二次方程式の解の符号
(1)
判別式は \(4(t^2-289)\)。0以上となる範囲を求める。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
解の積は正で、和が正なら両方正になる。重解を除くため判別式は正とする。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
解の積は \(289\)、和は2t。積が0ではないので逆数が定義できる。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第3問 非復元抽出の組合せと期待値
(1)
色ごとに玉を選ぶ組合せの積を、全体から3個選ぶ組合せで割る。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
各回が赤である指示変数の和で表す。各回の周辺確率は2/3で、期待値の加法性を使う。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
条件の下で青玉の位置は3通りが等確率。最初が赤なのは残りの2通り。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第4問 剰余定理と三次式の因数分解
(1)
2つの条件を代入してa,bの連立一次方程式を解く。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
\(P(x)=(x-17)\(x^2+17x-289\)\)。残った二次方程式に解の公式を使う。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
一次式で割った余りは、その一次式の零点での多項式の値に等しい。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。