順天堂大学 国際教養・数学I・A 数学記述模試 第057回

この回のテストポイント

試験の条件と取り組み方

この模試の演習範囲は数学I(全範囲)/数学A(図形の性質・場合の数と確率)です。問題・解答は独自に作成したものです。途中式、場合分け、証明の根拠も書きなさい。

大学公式の入試情報・公開問題を参照した対策用のオリジナル模試です。数学I・Aに絞り、二次関数・データの分析・三角比・場合の数と確率を組み合わせます。演習範囲・時間・大問数・満点・小問配点は本模試の設計です。実際の入試の時間・配点・出題形式を再現したものではありません。資料確認日:2026-10-04。出願時の試験条件は大学の最新募集要項で確認してください。

前の回 · 全100回の出題内容 · 次の回 · 大学別の一覧


問題

第1問 整数を選ぶ確率と条件付き確率(34点)

1から10までの整数が1枚ずつ書かれたカードから、1枚を等確率で選ぶ。Aを偶数が出る事象、Bを5より大きい数が出る事象とする。

(1)P(A),P(B)を求めなさい。(10点)

(2)P(A∩B)を求めなさい。(10点)

(3)P(A|B)を求め、AとBが独立かどうか判定しなさい。(14点)


第2問 合同な2円の交点と共通弦(33点)

中心O(0,0)、A(5,0)、半径がともに5の2円を考える。上側の交点をP、下側をQとする。

(1)P,Qの座標を求めなさい。(9点)

(2)共通弦PQの長さを求めなさい。(9点)

(3)三角形OAPの面積を求めなさい。(15点)


第3問 二次方程式の解の符号(33点)

実数tに対し \\(x^2-2tx+25=0\\) を考える。

(1)実数解をもつtの範囲を求めなさい。(9点)

(2)異なる2つの正の実数解をもつtの範囲を求めなさい。(9点)

(3)2つの実数解をα,βとするとき、逆数の和をtで表しなさい。(15点)


解答・解説

第1問 整数を選ぶ確率と条件付き確率

(1)

偶数はk個、上半分の数もk個。全体は2k枚。

\[ \boxed{P(A)=P(B)=\frac12} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に5点。

(2)

共通部分の偶数の個数は \(5-\lfloor5/2\rfloor\)。全体の枚数で割る。

\[ \boxed{\frac{3}{10}} \]

採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に5点。

(3)

条件付き確率は共通部分の確率をP(B)で割る。これがP(A)=1/2と等しい条件を調べる。

\[ \boxed{P(A\mid B)=\frac{3}{5},\quad\text{独立ではない}} \]

採点の目安:考え方と立式に7点、結論と条件の確認に7点。

第2問 合同な2円の交点と共通弦

(1)

PもQもOとAから等距離なので、OAの垂直二等分線上にある。横座標は \(\frac{5}{2}\)。直角三角形で三平方の定理を使って高さを求める。

\[ \boxed{P=(\frac{5}{2},\frac{5}{2}\sqrt{3}),\quad Q=(\frac{5}{2},-\frac{5}{2}\sqrt{3})} \]

採点の目安:考え方と立式に4点、結論と条件の確認に5点。

(2)

PQは縦の線分なのでy座標の差をとる。

\[ \boxed{5\sqrt3} \]

採点の目安:考え方と立式に4点、結論と条件の確認に5点。

(3)

底辺OAと高さPのy座標を掛けて2で割る。

\[ \boxed{\frac{25}{4}\sqrt{3}} \]

採点の目安:考え方と立式に7点、結論と条件の確認に8点。

第3問 二次方程式の解の符号

(1)

判別式は \(4(t^2-25)\)。0以上となる範囲を求める。

\[ \boxed{t\le-5\ \text{または}\ t\ge5} \]

採点の目安:考え方と立式に4点、結論と条件の確認に5点。

(2)

解の積は正で、和が正なら両方正になる。重解を除くため判別式は正とする。

\[ \boxed{t>5} \]

採点の目安:考え方と立式に4点、結論と条件の確認に5点。

(3)

解の積は \(25\)、和は2t。積が0ではないので逆数が定義できる。

\[ \boxed{\frac1\alpha+\frac1\beta=\frac{2t}{25}} \]

採点の目安:考え方と立式に7点、結論と条件の確認に8点。