兵庫県立大学 文系・数学IIまで 数学記述模試 第074回
この回のテストポイント
- 第1問:非復元抽出の組合せと期待値
- 第2問:等比数列と奇数番目の項の和
- 第3問:絶対値の和と場合分け
- 第4問:指数方程式・不等式と置換
試験の条件と取り組み方
この模試の演習範囲は数学I(全範囲)/数学A(図形の性質・場合の数と確率)/数学II(全範囲)/数学B(数列)/数学C(ベクトル)です。問題・解答は独自に作成したものです。途中式、場合分け、証明の根拠も書きなさい。
大学公式の入試情報・公開問題を参照した対策用のオリジナル模試です。基本事項から標準問題まで、各大問の3小問で段階的に確認します。演習範囲・時間・大問数・満点・小問配点は本模試の設計です。実際の入試の時間・配点・出題形式を再現したものではありません。資料確認日:2026-10-04。出願時の試験条件は大学の最新募集要項で確認してください。
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問題
第1問 非復元抽出の組合せと期待値(25点)
袋に赤玉16個、青玉8個がある。玉を戻さず順に3個取り出す。赤玉の数をXとする。
(1)赤2個、青1個となる確率を求めなさい。(7点)
(2)赤玉の個数Xの期待値を求めなさい。(7点)
(3)赤2個、青1個だったという条件で、最初の玉が赤だった確率を求めなさい。(11点)
第2問 等比数列と奇数番目の項の和(25点)
初項8、公比2の等比数列をaₙとする。
(1)一般項を求めなさい。(7点)
(2)初項から第n項までの和を求めなさい。(7点)
(3)最初のn個の奇数番目の項の和を求めなさい。(11点)
第3問 絶対値の和と場合分け(25点)
\(f(x)=|x-8|+|x+8|\) とする。
(1)絶対値を外し、区間で場合分けして表しなさい。(7点)
(2)最小値と、その値をとるすべてのxを求めなさい。(7点)
(3)不等式 \(f(x)\le 24\) を解きなさい。(11点)
第4問 指数方程式・不等式と置換(25点)
\(F(x)=4^x-9\cdot2^x+8\) とする。
(1)F(x)=0を解きなさい。(7点)
(2)F(x)≤0を解きなさい。(7点)
(3)F(x)の最小値と、その値をとるxを求めなさい。(11点)
解答・解説
第1問 非復元抽出の組合せと期待値
(1)
色ごとに玉を選ぶ組合せの積を、全体から3個選ぶ組合せで割る。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
各回が赤である指示変数の和で表す。各回の周辺確率は2/3で、期待値の加法性を使う。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
条件の下で青玉の位置は3通りが等確率。最初が赤なのは残りの2通り。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第2問 等比数列と奇数番目の項の和
(1)
初項に公比のn−1乗を掛ける。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
和に公比を掛けて元の和を引くと、中間の項が消える。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
奇数番目の項の列は初項が同じで公比4の等比数列となる。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第3問 絶対値の和と場合分け
(1)
符号が変わる点は \(-8,8\)。各区間でそれぞれの絶対値の中身の符号を調べる。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
中央の区間では一定で、その外側では端点から離れるほど増加する。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
左右の外側で \(-2x\le 24\)、\(2x\le 24\)。中央の区間はすべて条件を満たす。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第4問 指数方程式・不等式と置換
(1)
\(u=2^x>0\) とすると \(u^2-9u+8=(u-1)(u-8)\)。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
置換後の二次式が非正なのは2つの根の間。指数関数の単調性でxの範囲へ戻す。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
平方完成する。頂点のuは正なので元の指数関数でその値を実現できる。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。