法政大学 文系・数学IIまで 数学記述模試 第070回
この回のテストポイント
- 第1問:放物線の接線と囲まれた面積
- 第2問:固定点を引く漸化式と重み付きの和
- 第3問:二次方程式の解の符号
- 第4問:集合の包含と人数の計算
試験の条件と取り組み方
この模試の演習範囲は数学I(全範囲)/数学A(図形の性質・場合の数と確率)/数学II(全範囲)/数学B(数列)/数学C(ベクトル)です。問題・解答は独自に作成したものです。途中式、場合分け、証明の根拠も書きなさい。
大学公式の入試情報・公開問題を参照した対策用のオリジナル模試です。標準計算と、条件整理・図形の立式・記述の応用を組み合わせます。演習範囲・時間・大問数・満点・小問配点は本模試の設計です。実際の入試の時間・配点・出題形式を再現したものではありません。資料確認日:2026-10-04。出願時の試験条件は大学の最新募集要項で確認してください。
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問題
第1問 放物線の接線と囲まれた面積(25点)
放物線 \\(y=x^2\\) と、点 \(P(0,-36)\) を考える。
(1)この点を通る放物線の接線をすべて求めなさい。(7点)
(2)2つの接点と点Pでできる三角形の面積を求めなさい。(7点)
(3)放物線と2本の接線で囲まれた部分の面積を求めなさい。(11点)
第2問 固定点を引く漸化式と重み付きの和(25点)
\(a_1=6,\ a_{n+1}=2a_n+6\) で定まる数列を考える。
(1)適当な定数を加えて等比数列を作り、一般項を求めなさい。(7点)
(2)初項から第n項までの和を求めなさい。(7点)
(3)\(\sum_{j=1}^n a_j/2^j\) を求めなさい。(11点)
第3問 二次方程式の解の符号(25点)
実数tに対し \\(x^2-2tx+36=0\\) を考える。
(1)実数解をもつtの範囲を求めなさい。(7点)
(2)異なる2つの正の実数解をもつtの範囲を求めなさい。(7点)
(3)2つの実数解をα,βとするとき、逆数の和をtで表しなさい。(11点)
第4問 集合の包含と人数の計算(25点)
30人のクラスで、集合Aの人数は18人、集合Bは12人、両方に属する人数は6人とする。
(1)少なくとも一方に属する人数を求めなさい。(7点)
(2)どちらにも属さない人数を求めなさい。(7点)
(3)一方だけに属する人数を求めなさい。(11点)
解答・解説
第1問 放物線の接線と囲まれた面積
(1)
接点の横座標を \(t\) とすると接線は \(y=2tx-t^2\)。Pを通る条件から \(t^2=36\)。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
接点は \((\pm6,36)\)。底辺の長さは \(12\)、Pから底辺までの高さは \(72\)。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
左右の対称性を使う。右半分では放物線が接線の上にあり、差は \((x-6)^2\)。したがって \(S=2\int_0^{6}(x-6)^2\,dx\)。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第2問 固定点を引く漸化式と重み付きの和
(1)
\(a_{n+1}+6=2(a_n+6)\) なので \(a_n+6=12\cdot2^{n-1}\)。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
一般項を代入し、\(\sum_{j=1}^n2^j=2^{n+1}-2\) を使う。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
\(a_j/2^j=6(1-2^{-j})\)。\(\sum_{j=1}^n2^{-j}=1-2^{-n}\) を差し引く。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第3問 二次方程式の解の符号
(1)
判別式は \(4(t^2-36)\)。0以上となる範囲を求める。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
解の積は正で、和が正なら両方正になる。重解を除くため判別式は正とする。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
解の積は \(36\)、和は2t。積が0ではないので逆数が定義できる。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第4問 集合の包含と人数の計算
(1)
AとBの人数の和では共通部分を2回数えるため1回分引く。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
全体から和集合の人数を引く。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
和集合から共通部分を引く。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。