福岡大学 文系・数学I・II・A 数学記述模試 第042回
この回のテストポイント
- 第1問:反復試行と条件付き確率
- 第2問:指数方程式・不等式と置換
- 第3問:絶対値の和と場合分け
- 第4問:2群のデータを合わせた平均と分散
試験の条件と取り組み方
この模試の演習範囲は数学I(全範囲)/数学A(図形の性質・場合の数と確率)/数学II(全範囲)です。問題・解答は独自に作成したものです。途中式、場合分け、証明の根拠も書きなさい。
大学公式の入試情報・公開問題を参照した対策用のオリジナル模試です。数学I・II・Aに絞り、数学B・Cを含めない演習として構成します。演習範囲・時間・大問数・満点・小問配点は本模試の設計です。実際の入試の時間・配点・出題形式を再現したものではありません。資料確認日:2026-10-04。出願時の試験条件は大学の最新募集要項で確認してください。
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問題
第1問 反復試行と条件付き確率(25点)
公平な硬貨を16回投げる。表の回数をXとする。
(1)表がちょうど2回出る確率を求めなさい。(7点)
(2)表が少なくとも1回出る確率を求めなさい。(7点)
(3)表が少なくとも1回出たという条件で、ちょうど2回出た確率を求めなさい。(11点)
第2問 指数方程式・不等式と置換(25点)
\(F(x)=4^x-17\cdot2^x+16\) とする。
(1)F(x)=0を解きなさい。(7点)
(2)F(x)≤0を解きなさい。(7点)
(3)F(x)の最小値と、その値をとるxを求めなさい。(11点)
第3問 絶対値の和と場合分け(25点)
\(f(x)=|x-16|+|x+16|\) とする。
(1)絶対値を外し、区間で場合分けして表しなさい。(7点)
(2)最小値と、その値をとるすべてのxを求めなさい。(7点)
(3)不等式 \(f(x)\le 48\) を解きなさい。(11点)
第4問 2群のデータを合わせた平均と分散(25点)
それぞれ16個のデータをもつ2群がある。第1群の平均は16、第2群の平均は18、両群の分散は1である。
(1)全データの平均を求めなさい。(7点)
(2)各群の平均を中心とする偏差の2乗和を求めなさい。(7点)
(3)全データの分散を求めなさい。(11点)
解答・解説
第1問 反復試行と条件付き確率
(1)
表が出る2回を選ぶ方法は \(16\) 個の位置から2個選ぶ組合せ。各列の確率は同じ。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
余事象はすべて裏である1列。全体からこの確率を引く。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
ちょうど2回表が出る事象は条件の事象に含まれるので、前2問の確率の比をとる。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第2問 指数方程式・不等式と置換
(1)
\(u=2^x>0\) とすると \(u^2-17u+16=(u-1)(u-16)\)。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
置換後の二次式が非正なのは2つの根の間。指数関数の単調性でxの範囲へ戻す。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
平方完成する。頂点のuは正なので元の指数関数でその値を実現できる。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第3問 絶対値の和と場合分け
(1)
符号が変わる点は \(-16,16\)。各区間でそれぞれの絶対値の中身の符号を調べる。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
中央の区間では一定で、その外側では端点から離れるほど増加する。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
左右の外側で \(-2x\le 48\)、\(2x\le 48\)。中央の区間はすべて条件を満たす。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第4問 2群のデータを合わせた平均と分散
(1)
個数が同じなので2つの平均の平均をとる。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
分散は偏差の2乗和を個数で割った値である。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
全体の平均から各群の平均は1ずつ離れている。偏差を展開すると一次の項の和は0。群内分散1に平均間の分散1が加わる。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。