千葉工業大学 理系・数学IIIを含む 数学記述模試 第017回
この回のテストポイント
- 第1問:指数方程式・不等式と置換
- 第2問:二次関数の頂点・解・不等式
- 第3問:複素数の回転と正三角形
- 第4問:内積・角度とベクトルの射影
- 第5問:区分求積と和の極限
- 第6問:合同な2円の交点と共通弦
試験の条件と取り組み方
この模試の演習範囲は数学I(全範囲)/数学A(図形の性質・場合の数と確率)/数学II(全範囲)/数学B(数列)/数学C(ベクトル・平面上の曲線と複素数平面)/数学III(全範囲)です。問題・解答は独自に作成したものです。途中式、場合分け、証明の根拠も書きなさい。
大学公式の入試情報・公開問題を参照した対策用のオリジナル模試です。基本事項から標準問題まで、各大問の3小問で段階的に確認します。演習範囲・時間・大問数・満点・小問配点は本模試の設計です。実際の入試の時間・配点・出題形式を再現したものではありません。資料確認日:2026-10-04。出願時の試験条件は大学の最新募集要項で確認してください。
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問題
第1問 指数方程式・不等式と置換(17点)
\(F(x)=4^x-8\cdot2^x+7\) とする。
(1)F(x)=0を解きなさい。(5点)
(2)F(x)≤0を解きなさい。(5点)
(3)F(x)の最小値と、その値をとるxを求めなさい。(7点)
第2問 二次関数の頂点・解・不等式(17点)
実数全体で \(f(x)=x^2-14x+42\) を考える。
(1)平方完成して最小値とそれをとる値を求めなさい。(5点)
(2)方程式f(x)=0の解を求めなさい。(5点)
(3)不等式f(x)≤0を解きなさい。(7点)
第3問 複素数の回転と正三角形(17点)
複素数平面で \(A=7,B=7i\) とする。ABを1辺とする正三角形の第3頂点をCとする。
(1)2つの可能な第3頂点を複素数で求めなさい。(5点)
(2)正三角形の面積を求めなさい。(5点)
(3)それぞれの外心の複素数と、共通の外接円の半径を求めなさい。(7点)
第4問 内積・角度とベクトルの射影(17点)
とする。
(1)内積と、それぞれの大きさを求めなさい。(5点)
(2)2つのベクトルのなす角の余弦を求めなさい。(5点)
(3)実数tに対し、|a−tb|²の最小値とそのときのtを求めなさい。(7点)
第5問 区分求積と和の極限(16点)
正の整数nについて、
、\(B_n=\sum_{j=1}^n\frac1{7n+j}\) とする。
(1)両方の和を、幅1/nの分割に対応する区分求積の形で説明しなさい。(4点)
(2)Aの数列の極限を求めなさい。(4点)
(3)Bの数列の極限を求めなさい。(8点)
第6問 合同な2円の交点と共通弦(16点)
中心O(0,0)、A(7,0)、半径がともに7の2円を考える。上側の交点をP、下側をQとする。
(1)P,Qの座標を求めなさい。(4点)
(2)共通弦PQの長さを求めなさい。(4点)
(3)三角形OAPの面積を求めなさい。(8点)
解答・解説
第1問 指数方程式・不等式と置換
(1)
\(u=2^x>0\) とすると \(u^2-8u+7=(u-1)(u-7)\)。
採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。
(2)
置換後の二次式が非正なのは2つの根の間。指数関数の単調性でxの範囲へ戻す。
採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。
(3)
平方完成する。頂点のuは正なので元の指数関数でその値を実現できる。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
第2問 二次関数の頂点・解・不等式
(1)
\(f(x)=(x-7)^2-7\)。平方は非負なので頂点で最小になる。
採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。
(2)
\((x-7)^2=7\) より、平方根の正負を両方とる。
採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。
(3)
上に開く放物線の値が非正になるのは、2つの零点の間(端点を含む)である。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
第3問 複素数の回転と正三角形
(1)
。整理すると \(C=(A+B)/2\pm i\sqrt3(B-A)/2\)。両符号が2つの側を表す。
採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。
(2)
\(|B-A|=7\sqrt2\)。正三角形の面積は辺の2乗の \(\sqrt3/4\) 倍。
採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。
(3)
正三角形の外心は重心とも一致するので \((A+B+C)/3\)。半径は辺の長さを \(\sqrt3\) で割る。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
第4問 内積・角度とベクトルの射影
(1)
対応する成分の積の和が内積。大きさは成分の2乗和の平方根。
採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。
(2)
内積を2つのベクトルの大きさの積で割る。
採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に3点。
(3)
。平方完成して頂点を求める。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
第5問 区分求積と和の極限
(1)
\(A_n\) は \(f(x)=\sqrt{7+x}\)、
は \(g(x)=1/(7+x)\) の右端の値を用いた和。両方とも区間[0,1]で連続なので定積分に収束する。
採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に2点。
(2)
。
採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に2点。
(3)
。
採点の目安:考え方と立式に4点、結論と条件の確認に4点。
第6問 合同な2円の交点と共通弦
(1)
PもQもOとAから等距離なので、OAの垂直二等分線上にある。横座標は \(\frac{7}{2}\)。直角三角形で三平方の定理を使って高さを求める。
採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に2点。
(2)
PQは縦の線分なのでy座標の差をとる。
採点の目安:考え方と立式に2点、結論と条件の確認に2点。
(3)
底辺OAと高さPのy座標を掛けて2で割る。
採点の目安:考え方と立式に4点、結論と条件の確認に4点。