千葉大学 文系・数学IIまで 数学記述模試 第096回
この回のテストポイント
- 第1問:剰余定理と三次式の因数分解
- 第2問:余弦定理・面積・正弦定理
- 第3問:三項間漸化式と互いに素の証明
- 第4問:整数を選ぶ確率と条件付き確率
試験の条件と取り組み方
この模試の演習範囲は数学I(全範囲)/数学A(図形の性質・場合の数と確率)/数学II(全範囲)/数学B(数列)/数学C(ベクトル)です。問題・解答は独自に作成したものです。途中式、場合分け、証明の根拠も書きなさい。
大学公式の入試情報・公開問題を参照した対策用のオリジナル模試です。標準計算と、条件整理・図形の立式・記述の応用を組み合わせます。演習範囲・時間・大問数・満点・小問配点は本模試の設計です。実際の入試の時間・配点・出題形式を再現したものではありません。資料確認日:2026-10-04。出願時の試験条件は大学の最新募集要項で確認してください。
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問題
第1問 剰余定理と三次式の因数分解(25点)
\(P(x)=x^3+ax+b\) とし、\(P(20)=0\)、\(P(-20)=16000\) とする。
(1)a,bを求めなさい。(7点)
(2)P(x)=0の解をすべて求めなさい。(7点)
(3)P(x)を \(x-40\) で割った余りを求めなさい。(11点)
第2問 余弦定理・面積・正弦定理(25点)
三角形ABCでAB=20、AC=40、角A=60°とする。
(1)BCを求めなさい。(7点)
(2)三角形の面積を求めなさい。(7点)
(3)外接円の半径を求めなさい。(11点)
第3問 三項間漸化式と互いに素の証明(25点)
とする。
(1)隣り合う項の差に着目して一般項を求めなさい。(7点)
(2)初項から第n項までの和を求めなさい。(7点)
(3)隣り合う2項が常に互いに素であることを証明しなさい。(11点)
第4問 整数を選ぶ確率と条件付き確率(25点)
1から40までの整数が1枚ずつ書かれたカードから、1枚を等確率で選ぶ。Aを偶数が出る事象、Bを20より大きい数が出る事象とする。
(1)P(A),P(B)を求めなさい。(7点)
(2)P(A∩B)を求めなさい。(7点)
(3)P(A|B)を求め、AとBが独立かどうか判定しなさい。(11点)
解答・解説
第1問 剰余定理と三次式の因数分解
(1)
2つの条件を代入してa,bの連立一次方程式を解く。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
\(P(x)=(x-20)\(x^2+20x-400\)\)。残った二次方程式に解の公式を使う。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
一次式で割った余りは、その一次式の零点での多項式の値に等しい。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第2問 余弦定理・面積・正弦定理
(1)
余弦定理で
。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
2辺とその間の角から、辺の積と正弦の半分で面積を計算する。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
正弦定理で、BCを角Aの正弦の2倍で割る。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第3問 三項間漸化式と互いに素の証明
(1)
。初めの差は \(20\) なので \(a_{n+1}-a_n=20^n\)。初項に差の和を加える。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
一般項を代入して \(1/(20-1)\) をくくり、等比数列の和と定数の和に分ける。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
一般項から \(a_{n+1}=20a_n+1\)。2項の公約数はその差 \(a_{n+1}-20a_n=1\) を割る。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。
第4問 整数を選ぶ確率と条件付き確率
(1)
偶数はk個、上半分の数もk個。全体は2k枚。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(2)
共通部分の偶数の個数は \(20-\lfloor20/2\rfloor\)。全体の枚数で割る。
採点の目安:考え方と立式に3点、結論と条件の確認に4点。
(3)
条件付き確率は共通部分の確率をP(B)で割る。これがP(A)=1/2と等しい条件を調べる。
採点の目安:考え方と立式に5点、結論と条件の確認に6点。