早稲田大学高等学院対策 数学模擬試験 第079回

出題範囲と取り組み方

中学数学の発展範囲で解ける高校入試対策です。高校の数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Cは前提にしません。各回の問題と解答・解説は独自作成です。

整数部分の定義・境界の扱いと、関数・図形・確率の記述演習。図形は問題文の条件から自分で図を描き、途中式・場合分け・証明の理由を記述しなさい。長さはcm、面積はcm²、体積はcm³で答えます。円周率はπのまま残します。

学校公式の入試案内(確認日:2026年10月4日)。学校別に学習の重点を設定した対策用オリジナル模試です。時間・大問数・配点・重点分野は本教材の演習設計です。年度別の出題傾向を分析して本番の形式を再現したものではありません。

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問題

第1問 定義された整数部分・不等式の境界(20点)

実数tに対し、t以下の最大の整数を[t]と書きます。[x]=97とします。

(1)xの範囲を不等式で表しなさい。(4点)

(2)[5x]のとり得る値をすべて求めなさい。(6点)

(3)[5x]=489となるxの範囲を求めなさい。(10点)

第2問 動点・折れ曲がる面積関数(20点)

長方形ABCDはAB=194cm、BC=10cmです。PはAからBを経てCまで毎秒1cmで動きます。出発t秒後の三角形APDの面積をS cm²とします。

(1)Sをtの式で、範囲を添えて表しなさい。(4点)

(2)S=485となる時刻をすべて求めなさい。(6点)

(3)Sの最大値と、それをとるすべての時刻を求めなさい。(10点)

第3問 折り返し・垂直二等分線と面積(20点)

長方形ABCDをA(0,0)、B(194,0)、C(194,10)、D(0,10)と置きます。AがCに重なるように折ると、折り目はABとP、CDとQで交わります。

(1)Pのx座標を求めなさい。(4点)

(2)Qのx座標を求めなさい。(6点)

(3)四角形APQDの面積を求めなさい。(10点)

第4問 四角すい・切断と相似による体積比(20点)

底面が1辺10cmの正方形で、高さが97cmの正四角すいを、頂点からの距離が高さの半分の位置で底面に平行な平面により切ります。

(1)切断面の1辺の長さを求めなさい。(4点)

(2)下側の台形状の立体の体積を求めなさい。(6点)

(3)下側の立体の側面積(底面と切断面を除く)を求めなさい。(10点)

第5問 整数の確率・重なりと排他的な条件(20点)

1から102までの整数を1個ずつ書いた102枚のカードから、等確率で1枚を選びます。選んだ整数をXとします。

(1)Xが5の倍数でも6の倍数でもある確率を求めなさい。(4点)

(2)Xが5の倍数または6の倍数である確率を求めなさい。(6点)

(3)Xが5の倍数または6の倍数であると分かったとき、その一方だけの倍数である確率を求めなさい。(10点)


解答・解説

第1問

(1)

定義から97≦x<98です。

答え:\(\boxed{97\leq x<98}\)

採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(2)

5倍すると485≦5x<490。この区間の各整数部分が実現します。

答え:\(\boxed{485,486,487,488,489}\)

採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(3)

489≦5x<490を5で割ります。上端は含みません。

答え:\(\boxed{\frac{489}{5}\leq x<98}\)

採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

第2問

(1)

AB上では底辺AP=t、高さAD=10よりS=5t。BC上では底辺AD=10、高さがAB=194で一定なのでS=970です。

答え:\(\boxed{S=5t\ (0\leq t\leq194),\ S=970\ (194\leq t\leq204)}\)

採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(2)

AB上の5t=485よりt=97。BC上の値は485より大きく、解はありません。

答え:\(\boxed{97}\)

採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(3)

AB上で増加し、B以後は一定です。したがって194秒から204秒まで全時刻で最大です。

答え:\(\boxed{970,\ 194\leq t\leq204}\)

採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

第3問

(1)

PA=PCよりx²=(194−x)²+100。整理して2×194x=37736です。横の長さが縦より大きいので0<x<194を満たします。

答え:\(\boxed{\frac{9434}{97}}\)

採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(2)

QA=QCよりx²+100=(194−x)²。よってx=(37636−100)/(2×194)です。これも辺CD上です。

答え:\(\boxed{\frac{9384}{97}}\)

採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(3)

APとDQが平行な台形です。両底辺の和は194、高さは10なので面積は194×10/2です。

答え:\(\boxed{970}\)

採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

第4問

(1)

頂点を含む三角形の相似から、切断面の辺は底辺の1/2です。

答え:\(\boxed{5}\)

採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(2)

全体は100×97/3。上側は相似比1/2なので体積比1/8。残りは全体の7/8です。

答え:\(\boxed{\frac{16975}{6}}\)

採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(3)

元の側面三角形の高さは√(9409+25)。4枚の面積の合計は20√9434。上側の面積は1/4なので残りは3/4です。

答え:\(\boxed{15\sqrt{9434}}\)

採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

第5問

(1)

連続する整数は互いに素なので両方の倍数は30の倍数で、3個です。

答え:\(\boxed{\frac{1}{34}}\)

採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(2)

5の倍数20個と6の倍数17個を足し、二重に数えた公倍数3個を1回引くと34個です。

答え:\(\boxed{\frac{1}{3}}\)

採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(3)

条件の標本は34個。このうち重なりの3個を除いた31個が一方だけです。

答え:\(\boxed{\frac{31}{34}}\)

採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

復習記録

大問得点 / 20間違えた条件・次に確かめること
第1問
第2問
第3問
第4問
第5問

合計:__ / 100点。解き直しでは答えを隠して、式や図を作るところから取り組みます。