筑波大学附属駒場高等学校対策 数学模擬試験 第024回

出題範囲と取り組み方

中学数学の発展範囲で解ける高校入試対策です。高校の数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Cは前提にしません。各回の問題と解答・解説は独自作成です。

整数条件・規則性・初到達の確率と、図形の証明を組み合わせる演習。図形は問題文の条件から自分で図を描き、途中式・場合分け・証明の理由を記述しなさい。長さはcm、面積はcm²、体積はcm³で答えます。円周率はπのまま残します。

学校公式の入試案内(確認日:2026年10月4日)。学校別に学習の重点を設定した対策用オリジナル模試です。時間・大問数・配点・重点分野は本教材の演習設計です。年度別の出題傾向を分析して本番の形式を再現したものではありません。

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問題

第1問 規則性・部分和から各項を復元(20点)

第1段から第k段までの玉の合計が\(22k^2+5k\)個になるように並べます。kは正の整数です。

(1)第1段と第2段の玉の個数をそれぞれ求めなさい。(4点)

(2)第k段の玉の個数をkの式で表し、理由を説明しなさい。(6点)

(3)第7段から第14段までの合計個数を求めなさい。(10点)

第2問 座標・距離の2乗と最小値(20点)

A(0,22)、B(10,22)、P(t,0)とします。

(1)PA²+PB²をtの式で表しなさい。(4点)

(2)PA²+PB²の最小値と、そのときのPの座標を求めなさい。(6点)

(3)PA²+PB²がその最小値より50だけ大きくなるPの座標をすべて求めなさい。(10点)

第3問 折り返し・垂直二等分線と面積(20点)

長方形ABCDをA(0,0)、B(44,0)、C(44,10)、D(0,10)と置きます。AがCに重なるように折ると、折り目はABとP、CDとQで交わります。

(1)Pのx座標を求めなさい。(4点)

(2)Qのx座標を求めなさい。(6点)

(3)四角形APQDの面積を求めなさい。(10点)

第4問 立方体の平面切断・正六角形(20点)

1辺10cmの立方体を0≦x,y,z≦10と表します。平面x+y+z=15で切断します。さらにこの立方体と相似で、辺が22倍の立方体も同じ位置の比で切断します。

(1)元の切断面の頂点を6個すべて挙げなさい。(4点)

(2)元の切断面の周の長さを求めなさい。(6点)

(3)辺が22倍の立方体の切断面の面積を求めなさい。(10点)

第5問 整数の確率・重なりと排他的な条件(20点)

1から27までの整数を1個ずつ書いた27枚のカードから、等確率で1枚を選びます。選んだ整数をXとします。

(1)Xが5の倍数でも6の倍数でもある確率を求めなさい。(4点)

(2)Xが5の倍数または6の倍数である確率を求めなさい。(6点)

(3)Xが5の倍数または6の倍数であると分かったとき、その一方だけの倍数である確率を求めなさい。(10点)


解答・解説

第1問

(1)

第1段は22+5。第2段は第2段までの合計(98)から第1段を引きます。

答え:\(\boxed{27,\ 71}\)

採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(2)

k≧2では22k²+5k−{22(k−1)²+5(k−1)}=44k−17。k=1でも第1段の値と一致します。

答え:\(\boxed{44k-17}\)

採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(3)

第14段までの合計から第6段までの合計を引きます。下限は第7段なので引くのは第6段までです。

答え:\(\boxed{3560}\)

採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

第2問

(1)

三平方よりPA²=t²+484、PB²=(t−10)²+484です。

答え:\(\boxed{2t^2-20t+1068}\)

採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(2)

和は\(2(t-5)^2+1018\)。2乗は0以上なのでt=5で最小です。

答え:\(\boxed{1018,\ P=(5,0)}\)

採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(3)

2(t−5)²=50よりt−5=±5。正負の両方を採ります。

答え:\(\boxed{(0,0),\ (10,0)}\)

採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

第3問

(1)

PA=PCよりx²=(44−x)²+100。整理して2×44x=2036です。横の長さが縦より大きいので0<x<44を満たします。

答え:\(\boxed{\frac{509}{22}}\)

採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(2)

QA=QCよりx²+100=(44−x)²。よってx=(1936−100)/(2×44)です。これも辺CD上です。

答え:\(\boxed{\frac{459}{22}}\)

採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(3)

APとDQが平行な台形です。両底辺の和は44、高さは10なので面積は44×10/2です。

答え:\(\boxed{220}\)

採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

第4問

(1)

1座標を0、別の座標を10とすると残りは5。(10,5,0)の6通りの並べ替えです。

答え:\(\boxed{(10,5,0),(10,0,5),(5,10,0),(0,10,5),(5,0,10),(0,5,10)}\)

採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(2)

隣り合う点の距離は√(25+25)=5√2。切断面は中心からの距離も等しい正六角形なので周は6倍です。

答え:\(\boxed{30\sqrt{2}}\)

採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(3)

辺長5√2の正六角形を6枚の正三角形に分けます。高さは三平方で辺の√3/2倍なので面積は325√3。相似比22の面積比は484です。

答え:\(\boxed{36300\sqrt{3}}\)

採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

第5問

(1)

連続する整数は互いに素なので両方の倍数は30の倍数で、0個です。

答え:\(\boxed{0}\)

採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(2)

5の倍数5個と6の倍数4個を足し、二重に数えた公倍数0個を1回引くと9個です。

答え:\(\boxed{\frac{1}{3}}\)

採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(3)

条件の標本は9個。このうち重なりの0個を除いた9個が一方だけです。

答え:\(\boxed{1}\)

採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

復習記録

大問得点 / 20間違えた条件・次に確かめること
第1問
第2問
第3問
第4問
第5問

合計:__ / 100点。解き直しでは答えを隠して、式や図を作るところから取り組みます。