慶應義塾志木高等学校対策 数学模擬試験 第081回
出題範囲と取り組み方
中学数学の発展範囲で解ける高校入試対策です。高校の数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Cは前提にしません。各回の問題と解答・解説は独自作成です。
相似・接線・立体の切断と、整数方程式・数え上げの記述演習。図形は問題文の条件から自分で図を描き、途中式・場合分け・証明の理由を記述しなさい。長さはcm、面積はcm²、体積はcm³で答えます。円周率はπのまま残します。
学校公式の入試案内(確認日:2026年10月4日)。学校別に学習の重点を設定した対策用オリジナル模試です。時間・大問数・配点・重点分野は本教材の演習設計です。年度別の出題傾向を分析して本番の形式を再現したものではありません。
問題
第1問 定義された整数部分・不等式の境界(20点)
実数tに対し、t以下の最大の整数を[t]と書きます。[x]=134とします。
(1)xの範囲を不等式で表しなさい。(4点)
(2)[2x]のとり得る値をすべて求めなさい。(6点)
(3)[2x]=269となるxの範囲を求めなさい。(10点)
第2問 直線と放物線・座標と面積比(20点)
直線Lは\(y=(-132)x+268\)です。放物線y=x²との交点をx座標の小さい順にA,B、Lとy軸の交点をC、原点をOとします。
(1)A,Bの座標を求めなさい。(4点)
(2)三角形OACとOBCの面積比を求めなさい。(6点)
(3)Pは線分AB上でAP:PB=2:134を満たします。Pの座標を求めなさい。(10点)
第3問 円の弦・接線と相似(20点)
中心O、半径136cmの円に弦ABがあります。弦の中点をHとしOH=134cmです。A,Bでの接線の交点をTとします。O,H,Tはこの順に一直線上にあります。
(1)ABの長さを求めなさい。(4点)
(2)OTの長さを、相似の根拠を示して求めなさい。(6点)
(3)TAの長さを求めなさい。(10点)
第4問 立方体の平面切断・正六角形(20点)
1辺4cmの立方体を0≦x,y,z≦4と表します。平面x+y+z=6で切断します。さらにこの立方体と相似で、辺が134倍の立方体も同じ位置の比で切断します。
(1)元の切断面の頂点を6個すべて挙げなさい。(4点)
(2)元の切断面の周の長さを求めなさい。(6点)
(3)辺が134倍の立方体の切断面の面積を求めなさい。(10点)
第5問 整数方程式・積への変形(20点)
整数x,yはx>134、y>134を満たし、\(xy=134(x+y)+(-17952)\)が成立します。
(1)(x−134)(y−134)の値を求めなさい。(4点)
(2)組(x,y)をすべて求めなさい。順序の異なる組は別とします。(6点)
(3)x+yの最小値と、そのときの組を求め、最小であることを示しなさい。(10点)
解答・解説
第1問
(1)
定義から134≦x<135です。
答え:\(\boxed{134\leq x<135}\)
採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。
(2)
2倍すると268≦2x<270。この区間の各整数部分が実現します。
答え:\(\boxed{268,269}\)
採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。
(3)
269≦2x<270を2で割ります。上端は含みません。
答え:\(\boxed{\frac{269}{2}\leq x<135}\)
採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。
第2問
(1)
x²−(-132)x−268=(x+134)(x−2)なのでx=−134,2です。
答え:\(\boxed{A=(-134,17956),\ B=(2,4)}\)
採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。
(2)
共通底辺OCに対する高さは134と2です。
答え:\(\boxed{134:2}\)
採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。
(3)
PはAから全体の2/136だけ進むので、x=−134+2。直線の式へ代入し、y=(-132)²+268です。
答え:\(\boxed{(-132,17692)}\)
採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。
第3問
(1)
OH⊥ABなのでAH²=18496−17956=540。弦はAHの2倍です。
答え:\(\boxed{2\sqrt{540}}\)
採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。
(2)
OA⊥AT、OH⊥AH、∠AOT=∠HOAなので△OAT∽△OHA。OT/OA=OA/OHからOT=OA²/OHです。
答え:\(\boxed{\frac{9248}{67}}\)
採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。
(3)
TA²=OT²−OA²=18496(18496−17956)/17956。正の平方根を採ります。
答え:\(\boxed{\frac{136}{134}\sqrt{540}}\)
採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。
第4問
(1)
1座標を0、別の座標を4とすると残りは2。(4,2,0)の6通りの並べ替えです。
答え:\(\boxed{(4,2,0),(4,0,2),(2,4,0),(0,4,2),(2,0,4),(0,2,4)}\)
採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。
(2)
隣り合う点の距離は√(4+4)=2√2。切断面は中心からの距離も等しい正六角形なので周は6倍です。
答え:\(\boxed{12\sqrt{2}}\)
採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。
(3)
辺長2√2の正六角形を6枚の正三角形に分けます。高さは三平方で辺の√3/2倍なので面積は34√3。相似比134の面積比は17956です。
答え:\(\boxed{215472\sqrt{3}}\)
採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。
第5問
(1)
両辺に17956を加えて積にすると(x−134)(y−134)=4です。
答え:\(\boxed{4}\)
採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。
(2)
x−134は4の正の約数[1, 2, 4]です。各約数dについてy−134=4/dとすれば、すべての解になります。
答え:\(\boxed{(135,138),\ (136,136),\ (138,135)}\)
採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。
(3)
a=x−134、b=y−134とするとab=4。\((a+b)^2=(a-b)^2+16\geq16\)よりa+b≧4。等号はa=b=2で実現します。
答え:\(\boxed{272,\ (x,y)=(136,136)}\)
採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。
復習記録
| 大問 | 得点 / 20 | 間違えた条件・次に確かめること |
|---|---|---|
| 第1問 | ||
| 第2問 | ||
| 第3問 | ||
| 第4問 | ||
| 第5問 |
合計:__ / 100点。解き直しでは答えを隠して、式や図を作るところから取り組みます。