慶應義塾志木高等学校対策 数学模擬試験 第061回

出題範囲と取り組み方

中学数学の発展範囲で解ける高校入試対策です。高校の数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Cは前提にしません。各回の問題と解答・解説は独自作成です。

相似・接線・立体の切断と、整数方程式・数え上げの記述演習。図形は問題文の条件から自分で図を描き、途中式・場合分け・証明の理由を記述しなさい。長さはcm、面積はcm²、体積はcm³で答えます。円周率はπのまま残します。

学校公式の入試案内(確認日:2026年10月4日)。学校別に学習の重点を設定した対策用オリジナル模試です。時間・大問数・配点・重点分野は本教材の演習設計です。年度別の出題傾向を分析して本番の形式を再現したものではありません。

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問題

第1問 整数条件・積の最大値の証明(20点)

正の整数x,yがx+y=262を満たします。

(1)xyをxの式で表しなさい。(4点)

(2)xyの最大値と、それを与える組(x,y)をすべて求めなさい。(6点)

(3)最大値が17161以下であることを、(x−y)²を使って証明しなさい。(10点)

第2問 放物線上の点・面積比と二次方程式(20点)

放物線y=x²上にA(−130,16900)、B(130,16900)があり、Oは原点です。P(t,t²)は−130<t<130を動きます。

(1)三角形OABの面積を求めなさい。(4点)

(2)三角形PABの面積がOABの\(\frac{2}{3}\)倍となるtをすべて求めなさい。(6点)

(3)そのような2点Pを結ぶ直線の式を求めなさい。(10点)

第3問 折り返し・垂直二等分線と面積(20点)

長方形ABCDをA(0,0)、B(260,0)、C(260,4)、D(0,4)と置きます。AがCに重なるように折ると、折り目はABとP、CDとQで交わります。

(1)Pのx座標を求めなさい。(4点)

(2)Qのx座標を求めなさい。(6点)

(3)四角形APQDの面積を求めなさい。(10点)

第4問 四角すい・切断と相似による体積比(20点)

底面が1辺4cmの正方形で、高さが130cmの正四角すいを、頂点からの距離が高さの半分の位置で底面に平行な平面により切ります。

(1)切断面の1辺の長さを求めなさい。(4点)

(2)下側の台形状の立体の体積を求めなさい。(6点)

(3)下側の立体の側面積(底面と切断面を除く)を求めなさい。(10点)

第5問 規則性・部分和から各項を復元(20点)

第1段から第k段までの玉の合計が\(130k^2+2k\)個になるように並べます。kは正の整数です。

(1)第1段と第2段の玉の個数をそれぞれ求めなさい。(4点)

(2)第k段の玉の個数をkの式で表し、理由を説明しなさい。(6点)

(3)第4段から第8段までの合計個数を求めなさい。(10点)


解答・解説

第1問

(1)

y=262−xよりxy=x(262−x)です。

答え:\\(\boxed{-x^2+262x}\\)

採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(2)

\(xy=\frac{262^2-(2x-262)^2}{4}\)。整数xでは2x−262の絶対値が最小になる中央の整数を選びます。

答え:\(\boxed{17161,\ (x,y)=(131,131)}\)

採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(3)

\(4xy=262^2-(x-y)^2\)。2乗は0以上です。よってxy≦17161。差が0で等号です。

答え:\\(\boxed{xy\leq 17161}\\)

採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

第2問

(1)

底辺AB=260、高さ=16900なので面積は130³です。

答え:\(\boxed{2197000}\)

採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(2)

共通底辺から(16900−t²)/16900=2/3。よってt²=\frac{16900}{3}。正負の2解とも区間内です。

答え:\(\boxed{t=\pm\frac{130}{\sqrt{3}}}\)

採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(3)

2点のy座標はt²で一致するので、水平な直線です。

答え:\(\boxed{y=\frac{16900}{3}}\)

採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

第3問

(1)

PA=PCよりx²=(260−x)²+16。整理して2×260x=67616です。横の長さが縦より大きいので0<x<260を満たします。

答え:\(\boxed{\frac{8452}{65}}\)

採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(2)

QA=QCよりx²+16=(260−x)²。よってx=(67600−16)/(2×260)です。これも辺CD上です。

答え:\(\boxed{\frac{8448}{65}}\)

採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(3)

APとDQが平行な台形です。両底辺の和は260、高さは4なので面積は260×4/2です。

答え:\(\boxed{520}\)

採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

第4問

(1)

頂点を含む三角形の相似から、切断面の辺は底辺の1/2です。

答え:\(\boxed{2}\)

採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(2)

全体は16×130/3。上側は相似比1/2なので体積比1/8。残りは全体の7/8です。

答え:\(\boxed{\frac{1820}{3}}\)

採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(3)

元の側面三角形の高さは√(16900+4)。4枚の面積の合計は8√16904。上側の面積は1/4なので残りは3/4です。

答え:\(\boxed{6\sqrt{16904}}\)

採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

第5問

(1)

第1段は130+2。第2段は第2段までの合計(524)から第1段を引きます。

答え:\(\boxed{132,\ 392}\)

採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(2)

k≧2では130k²+2k−{130(k−1)²+2(k−1)}=260k−128。k=1でも第1段の値と一致します。

答え:\(\boxed{260k-128}\)

採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(3)

第8段までの合計から第3段までの合計を引きます。下限は第4段なので引くのは第3段までです。

答え:\(\boxed{7160}\)

採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

復習記録

大問得点 / 20間違えた条件・次に確かめること
第1問
第2問
第3問
第4問
第5問

合計:__ / 100点。解き直しでは答えを隠して、式や図を作るところから取り組みます。