慶應義塾志木高等学校対策 数学模擬試験 第055回

出題範囲と取り組み方

中学数学の発展範囲で解ける高校入試対策です。高校の数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Cは前提にしません。各回の問題と解答・解説は独自作成です。

相似・接線・立体の切断と、整数方程式・数え上げの記述演習。図形は問題文の条件から自分で図を描き、途中式・場合分け・証明の理由を記述しなさい。長さはcm、面積はcm²、体積はcm³で答えます。円周率はπのまま残します。

学校公式の入試案内(確認日:2026年10月4日)。学校別に学習の重点を設定した対策用オリジナル模試です。時間・大問数・配点・重点分野は本教材の演習設計です。年度別の出題傾向を分析して本番の形式を再現したものではありません。

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問題

第1問 逆数を含む条件式・式の値(20点)

xは正の数で、\(x+\frac{6}{x}=134\)を満たします。

(1)\\(x^2+\frac{36}{x^2}\\)を求めなさい。(4点)

(2)\(x^3+\frac{216}{x^3}\)を求めなさい。(6点)

(3)\(x^4+\frac{1296}{x^4}\)を求めなさい。(10点)

第2問 動点・折れ曲がる面積関数(20点)

長方形ABCDはAB=256cm、BC=12cmです。PはAからBを経てCまで毎秒1cmで動きます。出発t秒後の三角形APDの面積をS cm²とします。

(1)Sをtの式で、範囲を添えて表しなさい。(4点)

(2)S=768となる時刻をすべて求めなさい。(6点)

(3)Sの最大値と、それをとるすべての時刻を求めなさい。(10点)

第3問 折り返し・垂直二等分線と面積(20点)

長方形ABCDをA(0,0)、B(256,0)、C(256,12)、D(0,12)と置きます。AがCに重なるように折ると、折り目はABとP、CDとQで交わります。

(1)Pのx座標を求めなさい。(4点)

(2)Qのx座標を求めなさい。(6点)

(3)四角形APQDの面積を求めなさい。(10点)

第4問 回転体・円すいの差と相似(20点)

直角台形ABCDをA(0,0)、B(12,0)、C(6,128)、D(0,128)とします。直線ADの周りに1回転します。

(1)BCを延長した直線とADの交点のy座標を求めなさい。(4点)

(2)回転体の体積を求めなさい。(6点)

(3)上下の底面を含む表面積を求めなさい。(10点)

第5問 確率・戻さない抽出と情報による絞り込み(20点)

袋に赤玉128個、白玉6個があります。よく混ぜて同時に2個取り出します。どの2個の組も同様に確からしいとします。

(1)赤白1個ずつである確率を求めなさい。(4点)

(2)2個が同じ色である確率を求めなさい。(6点)

(3)「少なくとも1個は赤であった」と分かったとき、2個とも赤である確率を求めなさい。(10点)


解答・解説

第1問

(1)

条件式を2乗するとx²+12+36/x²=17956です。

答え:\(\boxed{17944}\)

採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(2)

(x+6/x)(x²+36/x²)=x³+216/x³+6(x+6/x)なので、134×17944−6×134です。

答え:\(\boxed{2403692}\)

採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(3)

(x²+36/x²)²=x⁴+1296/x⁴+72より、17944²−72です。

答え:\(\boxed{321987064}\)

採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

第2問

(1)

AB上では底辺AP=t、高さAD=12よりS=6t。BC上では底辺AD=12、高さがAB=256で一定なのでS=1536です。

答え:\(\boxed{S=6t\ (0\leq t\leq256),\ S=1536\ (256\leq t\leq268)}\)

採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(2)

AB上の6t=768よりt=128。BC上の値は768より大きく、解はありません。

答え:\(\boxed{128}\)

採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(3)

AB上で増加し、B以後は一定です。したがって256秒から268秒まで全時刻で最大です。

答え:\(\boxed{1536,\ 256\leq t\leq268}\)

採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

第3問

(1)

PA=PCよりx²=(256−x)²+144。整理して2×256x=65680です。横の長さが縦より大きいので0<x<256を満たします。

答え:\(\boxed{\frac{4105}{32}}\)

採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(2)

QA=QCよりx²+144=(256−x)²。よってx=(65536−144)/(2×256)です。これも辺CD上です。

答え:\(\boxed{\frac{4087}{32}}\)

採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(3)

APとDQが平行な台形です。両底辺の和は256、高さは12なので面積は256×12/2です。

答え:\(\boxed{1536}\)

採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

第4問

(1)

半径が12から6へ、高さ128で半減するので、さらに128進むと0になります。交点は(0,256)です。

答え:\(\boxed{256}\)

採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(2)

半径12・高さ256の円すいから、半径6・高さ128の円すいを除きます。π((12)²×256−36×128)/3です。

答え:\(\boxed{10752\pi}\)

採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(3)

母線BC=√(16384+36)。円すいの側面積の差はπ(12×2BC−6×BC)=18πBC。上下の円の面積を足します。

答え:\(\boxed{18\pi\sqrt{16420}+180\pi}\)

採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

第5問

(1)

全体は134×133/2=8911組。異色の組は128×6=768組です。

答え:\(\boxed{\frac{768}{8911}}\)

採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(2)

赤2個は128×127/2組、白2個は6×5/2組なので合計8143組です。

答え:\(\boxed{\frac{8143}{8911}}\)

採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(3)

条件に合う組は全体から白2個を除いた8896組。どれも元々等確率なので、そのうち赤2個の8128組の割合を求めます。

答え:\(\boxed{\frac{127}{139}}\)

採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

復習記録

大問得点 / 20間違えた条件・次に確かめること
第1問
第2問
第3問
第4問
第5問

合計:__ / 100点。解き直しでは答えを隠して、式や図を作るところから取り組みます。