慶應義塾志木高等学校対策 数学模擬試験 第042回

出題範囲と取り組み方

中学数学の発展範囲で解ける高校入試対策です。高校の数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Cは前提にしません。各回の問題と解答・解説は独自作成です。

相似・接線・立体の切断と、整数方程式・数え上げの記述演習。図形は問題文の条件から自分で図を描き、途中式・場合分け・証明の理由を記述しなさい。長さはcm、面積はcm²、体積はcm³で答えます。円周率はπのまま残します。

学校公式の入試案内(確認日:2026年10月4日)。学校別に学習の重点を設定した対策用オリジナル模試です。時間・大問数・配点・重点分野は本教材の演習設計です。年度別の出題傾向を分析して本番の形式を再現したものではありません。

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問題

第1問 整数条件・積の最大値の証明(20点)

正の整数x,yがx+y=135を満たします。

(1)xyをxの式で表しなさい。(4点)

(2)xyの最大値と、それを与える組(x,y)をすべて求めなさい。(6点)

(3)最大値が4556以下であることを、(x−y)²を使って証明しなさい。(10点)

第2問 放物線上の点・面積比と二次方程式(20点)

放物線y=x²上にA(−66,4356)、B(66,4356)があり、Oは原点です。P(t,t²)は−66<t<66を動きます。

(1)三角形OABの面積を求めなさい。(4点)

(2)三角形PABの面積がOABの\(\frac{3}{4}\)倍となるtをすべて求めなさい。(6点)

(3)そのような2点Pを結ぶ直線の式を求めなさい。(10点)

第3問 円の弦・接線と相似(20点)

中心O、半径69cmの円に弦ABがあります。弦の中点をHとしOH=66cmです。A,Bでの接線の交点をTとします。O,H,Tはこの順に一直線上にあります。

(1)ABの長さを求めなさい。(4点)

(2)OTの長さを、相似の根拠を示して求めなさい。(6点)

(3)TAの長さを求めなさい。(10点)

第4問 直方体表面の最短経路・展開図比較(20点)

3辺がa=66cm、b=69cm、c=72cmの直方体で、向かい合う頂点をA,Gとします。AからGまで表面上だけを進みます。

(1)2面を展開した3種類の経路の長さの2乗を、a,b,cで表しなさい。(4点)

(2)そのうち最短となる経路の長さを求めなさい。(6点)

(3)なぜその展開図が最短か、a<b<cを使って説明しなさい。(10点)

第5問 整数方程式・積への変形(20点)

整数x,yはx>66、y>66を満たし、\(xy=66(x+y)+(-4347)\)が成立します。

(1)(x−66)(y−66)の値を求めなさい。(4点)

(2)組(x,y)をすべて求めなさい。順序の異なる組は別とします。(6点)

(3)x+yの最小値と、そのときの組を求め、最小であることを示しなさい。(10点)


解答・解説

第1問

(1)

y=135−xよりxy=x(135−x)です。

答え:\\(\boxed{-x^2+135x}\\)

採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(2)

\(xy=\frac{135^2-(2x-135)^2}{4}\)。整数xでは2x−135の絶対値が最小になる中央の整数を選びます。

答え:\(\boxed{4556,\ (x,y)=(67,68),(68,67)}\)

採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(3)

\(4xy=135^2-(x-y)^2\)。x−yは奇数なのでその2乗は1以上です。よってxy≦4556。差が±1で等号です。

答え:\\(\boxed{xy\leq 4556}\\)

採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

第2問

(1)

底辺AB=132、高さ=4356なので面積は66³です。

答え:\(\boxed{287496}\)

採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(2)

共通底辺から(4356−t²)/4356=3/4。よってt²=1089。正負の2解とも区間内です。

答え:\(\boxed{t=\pm\frac{66}{\sqrt{4}}}\)

採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(3)

2点のy座標はt²で一致するので、水平な直線です。

答え:\(\boxed{y=1089}\)

採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

第3問

(1)

OH⊥ABなのでAH²=4761−4356=405。弦はAHの2倍です。

答え:\(\boxed{2\sqrt{405}}\)

採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(2)

OA⊥AT、OH⊥AH、∠AOT=∠HOAなので△OAT∽△OHA。OT/OA=OA/OHからOT=OA²/OHです。

答え:\(\boxed{\frac{1587}{22}}\)

採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(3)

TA²=OT²−OA²=4761(4761−4356)/4356。正の平方根を採ります。

答え:\(\boxed{\frac{69}{66}\sqrt{405}}\)

採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

第4問

(1)

展開図では長方形の対角線なので、(a+b)²+c²、(a+c)²+b²、(b+c)²+a²です。

答え:\(\boxed{(a+b)^2+c^2,\ (a+c)^2+b^2,\ (b+c)^2+a^2}\)

採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(2)

最小は(a+b)²+c²=23409。三平方で正の平方根を採ります。

答え:\(\boxed{153}\)

採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(3)

3式の共通部分はa²+b²+c²。残る部分は2ab,2ac,2bcで、a<b<cならab<ac<bcです。

答え:\\(\boxed{ab&lt;ac&lt;bc}\\)

採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

第5問

(1)

両辺に4356を加えて積にすると(x−66)(y−66)=9です。

答え:\(\boxed{9}\)

採点目安(4点):正しい立式・根拠に2点、結論と条件の確認に2点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(2)

x−66は9の正の約数[1, 3, 9]です。各約数dについてy−66=9/dとすれば、すべての解になります。

答え:\(\boxed{(67,75),\ (69,69),\ (75,67)}\)

採点目安(6点):正しい立式・根拠に3点、結論と条件の確認に3点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

(3)

a=x−66、b=y−66とするとab=9。\((a+b)^2=(a-b)^2+36\geq36\)よりa+b≧6。等号はa=b=3で実現します。

答え:\(\boxed{138,\ (x,y)=(69,69)}\)

採点目安(10点):正しい立式・根拠に5点、結論と条件の確認に5点。証明問題は論理が結論までつながれば満点。

復習記録

大問得点 / 20間違えた条件・次に確かめること
第1問
第2問
第3問
第4問
第5問

合計:__ / 100点。解き直しでは答えを隠して、式や図を作るところから取り組みます。